子供の仕事は遊部である!27 ~幼児期に体を動かす大切さ |
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2019年06月21日
大人になるのは何歳から?
日本では二十歳で成人。大人になる節目と考える人が多いでしょう。
数年前に選挙権が18歳になり、最近では成人も18歳に引き下げては、という議論も起こっています。
「何歳からが大人だと思いますか?」というアンケート(https://woman.mynavi.jp/article/180812-3/)では、
18~19歳 10.4%
20~24歳 39.8%
25~29歳 24.8%
30~34歳 13.5%
35~39歳 1.0%
40歳以上 0.3%
年齢では一概にいえない 10.3%
と、20代という答えが65%を占めています。
大学を出てある程度仕事ができるようになることが大人の条件と考える人が
多いようです。
今回はこの「何歳から大人なのか」について考えてみます。
「自分の意思で他人の養子になることができる」15歳
「自分の意思で改名できる」15歳
「犯罪を犯した際、刑事処罰を受ける」14歳
「結婚することができる。」男性18歳、女性16歳
学歴とか就職を別にすると、社会的は判断力や責任能力が意外なほど低い年齢で定められていることがわかります。
これを見ると15歳で自主的な判断ができる大人であるということもできそうです。
確かに少し前までは中卒で当たらくことは当たり前の時代でした。もう少し前の江戸時代でも15歳くらいが大人として認められる目安だったようです。
以下(https://wanotashinami.org/blog/edo-manner-2/)より引用します。
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江戸の教育は、15歳で大人扱い
「三つ心 六つ躾(しつけ)九つ言葉 十二文(ふみ)十五理(ことわり)で末(すえ)決まる」
今日のフレーズは長いように見えますが、この数字は子供の年齢と、その歳にふさわしい教育方法を示しています。江戸の人は、子どものしつけにも厳しく、また社会的な教育をしていたのですね。
3歳までは、愛情深く子供を育て、心の存在と大事さを感じさせる。昔から「三つ子の魂百まで」とも言いますから。
6歳までには、大人の立ち居振る舞いを見習わせ、寺子屋などできちんと師匠の目を見て話を聞くように作法の基本を身につけさせる。
9歳までには、どんな人にも失礼でないあいさつができるようにする。
12歳ころには、一家のあるじの代わりに手紙を書けるようにしておく。注文書や請求書、苦情処理の弁解書もまがりなりにも書けるよう鍛育しておく。
15歳になると、経済、物理、科学などの森羅万象を暗記でなく実感として理解できるように、その真実を見抜く力を養っておく。
もう15歳になると、もう大人扱いなのですね。驚きです。
「知ること」より「分わかること」を重視していた江戸寺子屋教育。それは即日常生活に活かせます。
現代は、スマホで調べれば何でも知識が入る時代になっていますが、「知っていること」と「内容を理解し、咀嚼して、それを役立てていく」ということとは別ですね。
「分わかること」が人への共感、思いやりの心につながります。その感性を磨いた江戸庶民の教育。現代、こういう育て方が求められているように思います。こんな学校があったら、我が子を入学させたいと思いませんか。
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15歳までに大人として社会に参画できる能力を身につけることが重視されていました。今でいう義務教育期間ですね。
ところが学歴信仰が浸透し、就業がどんどん先延ばしになるにつれて、大人になる(大人とみなされる)年齢もどんどん高くなっていったのだと思います。
もう十分大人として考え判断できる年齢なのに、子供として扱われる、子供という立場を享受しているのが現代の若者。10代後半から20代前半という大切な時期を無為に過ごしているように思います。
「15歳になると、経済、物理、科学などの森羅万象を暗記でなく実感として理解できるように、その真実を見抜く力を養っておく。」
こんな教育を実現するとともに、早々に大人として社会に出て行くことができる、そんな社会を実現したいと思います。
投稿者 hoiku : 2019年06月21日 TweetList
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