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2019年06月20日
子供の仕事は遊部である!27 ~幼児期に体を動かす大切さ
外で遊ぶ重要性をやってきましたが、そもそも小さなときに体を動かすこと自体が大事なんです。子供が体を動かすこと、すなわち遊びですね。
すくすくのっぽくん さんより
幼児期に遊ぶことの重要性
「遊ぶ」ことに関して、どのようなイメージを持っていますか?
自分自身が子どもの頃は、「遊ぶ」ことの意味をもちろん意識などしませんよね。
実は幼児にとって「遊ぶ」ということは、想像力と創造力を働かせ・身体を思い切り使い・他者とコミュニケーションを取ることによって、心と身体の発達を促すことができる大切なことなのです。
幼児期(2歳児、3歳児、4歳児、5歳児)の遊び(運動)の意義について、文部科学省が掲げる「幼児期運動指針」に沿い、すくすくのっぽくんトレーナーである「藤沢さん」にお聞きしました。
幼児期の遊び(運動)の意義
体力・運動能力の向上
幼児期(2歳児、3歳児、4歳児、5歳児)は、「タイミングよく動いたり、力の加減をコントロールしたりするなどの運動を調整する能力」が著しく向上する時期。この能力は、新しい動きを身に付けるときに重要な働きをし、事故や怪我などを自分の状況判断によって防止する力にもなります。幼児期にこの能力を高めておくことは、児童期以降の運動機能の基礎を形成する上でとても重要です。
社会適応力の発達
幼児は、徐々にたくさんの友達と遊ぶことができるようになります。その中で仲間とのルール・約束事を守り、自分の主張をうまく伝えたり、友達を受け入れたりといったコミュニケーションを取り合いながら、社会性を養うことができるのです。
幼児期の子どものアイデアに反応してあげると、「遊び仲間として優れているのだ」と子どもが自信を持ち意欲的になるのです。(米オーバーン大学のジャクリン・マイズ教授とエレン・アベル教授の研究より)
認知的能力の発達
幼児期に遊び・運動をするときは、状況を判断から、身体を動かすまで脳の多くの領域を用います。すばやい方向転換に加え、状況判断・予測など行う全身運動は脳の運動制御機能や知的機能の発達に良いとされています。また、遊びを自分たちで新たに創り出したり、ルールを状況に応じて変えることは、豊かな創造力を育みます。
また、幼児期運動指針では、幼児は様々な遊びを中心に、毎日合計60分以上は楽しく体を動かすべきだと書かれています。お手伝いやお散歩など生活の中での動きも含まれており、様々な動きを取り入れることが上記3つの能力の向上につながっていきます。
ではこれらを踏まえ、子どもの成長・年代に適したオススメの「遊び」を紹介していきます。
3~4才頃の運動や遊び
おすすめのあそび
- 滑り台、ブランコなどの固定遊具
- マット運動(前まわりなど)
どんなことができるようになるの?
- 運動能力 :図1の3種類の多様な動きが一通りできるようになる
- 社会適応力:大人の補助により、簡単なルールがある遊びができる
- 認知的能力:
4~5才頃の運動や遊び
おすすめのあそび
- なわとび
- ボール(蹴る、投げる、転がす)
- スコップ遊び
どんなことができるようになるの?
- 運動能力 :基本的な動作が定着し、さらに向上し、身近にある用具を使って操作するような動きが上手になっていく
- 社会適応力:友達と一緒に運動することに楽しさを見出す、ルールをや決まりを作ることにおもしろさを見出す
- 認知的能力:大人が行うような魅力ある動きや気に入った動きを真似することで、動きを獲得する。
5~6才頃の運動や遊び
おすすめの運動やあそび
- 友達とルール付きの鬼ごっこ(氷オニ、ケイドロなど)
- 友達とフルーツバスケット
- パパママと
どんなことができるようになるの?
- 運動能力 :バスケットボールのように、ボールをつきながら走るというような、動きを組み合わることができるようになる
- 社会適応力:目的に向かって集団で行動できる、それまでの知識や経験を活かすようになる
- 認知的能力:他者と関わりながら、工夫して遊びを発展させていくこともできるようになる
体を動かす。子供はただ走るだけで楽しそうに笑いながらやってますよね。体を動かし、体機能が向上していくことを実感しているのでしょうか?少しずつ大人になる準備ができてきているのを感じているのかもしれません。
投稿者 hoiku : 2019年06月20日 TweetList
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