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2018年06月21日
「負けると泣く子」のマインドを強くする、チャレンジ精神の育て方
負けて泣くっていうことは、勝ちに行きたい気持ちが強いってこと!
チャレンジへとうまくつなげていってあげたいですね。
http://ure.pia.co.jp/articles/-/259596
より引用します。
家族や友達とのゲームで、勝っている時は機嫌がいいのに、負けると泣きだす子がいますね。 時には、負けそうになっただけで、泣き出す子も。
せっかくみんなでゲームをしていたのに、楽しい雰囲気がぶち壊しになったなんてことありませんか?
筆者のスクールでは、英語を教えるのにゲームをよくしますが、負けると泣き出したり脹れたり拗ねたりして雰囲気を壊してしまう子がやはりいます。
そんな子達に、ゲームを楽しんだり、負けにこだわらず果敢にトライできるようにさせるためには、どうしたらいいでしょうか?
今日は『モンテッソーリ教育で伸びる子を育てる』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴が、お話しします。
子どもの性格はいろいろ
子ども達を見ていると、ゲームに限らず何にでも勝ちにこだわる子がいます。幼児期では、特に男の子の方がその傾向が強いです。
並ぶ順番や進む順番、本やワークブックの進むスピード、そして勝ち負けのあるゲームやスポーツなど、時にはどうでもいいようなことにも1番になりたがったりします。
一方で、おっとりしていて、最初であろうと最後であろうと、勝とうが負けようがこだわらないという子もいます。別に我慢したり無理しているわけではなく、性格的に気にしないタイプです。
何でも勝ちたがる競争心の強い子は親も競争意識が強く、おっとりしている子は親もおっとりしているのかと言うと、実はまったく正反対というケースもあります。
親の接し方や環境に左右されることもあるでしょうが、幼児期に表れる負けん気の強さは、やはり生まれ持った本人の特性のような気がします。
もちろん、「これだけは負けたくない!」と思うようなものに出会って、後天的に強い競争意識や負けん気を持つようになることもあります。
◆負けて泣くのは悪いこと?
さて、ゲームで負けると泣くのは、当然ながら勝ちにこだわる負けん気の強い子です。
勝ちたい気持ちが強くて、負けた時に自分の感情をコントロールできないのです。
それが、悔しさなのか悲しさなのか、面白くないという感情なのか、おそらく子ども自身にもなぜ泣くのか、明確に説明することはできないでしょう。
確かに楽しいゲームで、負けたからと言って泣き出す子がいると、ゲームを中断せざるをえなかったり、楽しい雰囲気が一変してしまうということがあるでしょう。
でも、勝ちたいという気持ちを持つことは悪いことでしょうか?
競争心が強く勝ちたいという気持ちの強い子は、学業でもスポーツでも頑張って良い成績を取れる可能性を秘めています。
ですから、そういう気持ちを否定するのではなく、うまくコントロールして活かすように声掛けをしていってあげましょう。
◆「負けて泣く子」今からでもできる対応
・ゲームに頻繁に参加させる
負けたら泣くからと言ってゲームをしないのではなく、むしろゲームの機会を増やしてどんどん参加させましょう。泣いたらゲームを中断しても構いません。
・負ける経験をできるだけさせる
ゲームでは当然いつも勝てるわけではありません。競争心の強い子にはむしろ負ける経験をたくさんさせ、泣くという感情の高ぶりをコントロールできるようにし、それをバネにさせるように持っていきましょう。
◆そのためにどんな言葉がけをしたらいい?
幼児期の子どもはまだ自分の感情を十分理解できていませんから、まず共感してあげます。
「負けて悔しいんだね」 「負けちゃって悲しくなっちゃった?」 「残念だったね。勝ちたかったよね。」
こうして声をかけてあげると、悔しいとか悲しいという感情を知ることができますし、勝ちたいという感情を持つことは悪いことではないと思えます。
実はここで、「ゲームくらいで泣いて」とか「負けたからと言って泣くなんて情けない」などと否定的な言葉を投げかけると、悔しいとか悲しいという感情を持つことが悪いことだと思ってしまいます。 また、そういう感情を持つ自分を情けないなどと否定的に捉えるようになってしまいます。自分を否定的に捉えると、さらに勝てない自分や状況に腹を立てて泣いてしまうことにもなります。
ですから、共感した上で、「どうして負けちゃったんだろうね?」「負けた原因は何かな?」「今度はどうしたら勝てるかな?」というような言葉がけをしてあげます。
そうして、負けるという経験が決して悪いことでも無駄でもなく、次につながるステップだと考えさせるようにするのです。
◆乳幼児期からやっておくと良いこと
負けん気が強いかどうかは、ある程度の年齢になり、家族や他の子達とコミュニケーションが取れるようにならないとなかなかわからないですね。
でも、3歳になるまでの間に、負けても負けそうでも果敢にトライできる精神力の強い子になるようにしておければいいですね。
そのためには、乳児期からできるだけ他の子と関わらせます。一緒に遊んだりすることはなくても、他の子の存在を知るだけでいいのです。兄弟がいれば自然と鍛えられる部分がありますね。
また、おもちゃで遊んでいても、自分でうまくできないことも多いですね。例えば、おもちゃを取ろうとして転んでしまったり、積み木を積もうとしてもうまくできなかったり。
そんな時には助けてしまうのではなく、「転んじゃったね。自分で起き上がれるかな?」とか「うまく積めないね。どうしたらいいかなあ?」とできるだけ、子どもにトライさせることです。
子どもが小さいと親はつい手を出し助けてしまいますが、できるだけ自分で頑張らせましょう。それが、何度でも果敢にトライできるチャレンジ精神を育てます。
幼児期はすべての行動が、より良く生きるための訓練です。
いきなり何でもうまくできるはずはありませんから、うまくいかないことを否定的に捉えるのではなく、訓練の教材なのだと考えましょう。ぜひ、大らかに接してあげてくださいね。
投稿者 hoiku : 2018年06月21日 TweetList
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