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2018年05月18日
14歳は大人です!~教育制度が大人への扉を閉ざしている
14歳といえば中学生。まだまだ子供、という見方が普通です。しかしこの年代から世界的な活躍をみせる例も多くあり、大人が太刀打ちできないほどの人材がいるのも事実です。
昔は元服というものがあり、14歳はもう大人でした。また最近は高校に行きたくない、中学を出たら働きたい、という声もよく聞きます。
今回は、14歳は大人なのか子供なのか?
一緒に考えてみましょう。
以下(http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20130415)より引用します。
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梅原さん(プロゲーマー)は、14歳の時には「自分は、世界で一番(格棟闘ゲームが)強い」と思っていたそうです。
新宿や池袋のゲーセンで無敵だった彼は、そこにやってくる海外からのゲーム好きな大人の旅行客にも勝っていたようで、それにより世界の中での自分のレベルを理解したのでしょう。
さてみなさん。自分の14歳の時を思い出してください。
「何かで自分が世界で一番だと思う」という状態を想像できますか?
質問は「あなたは14歳のとき、何かで世界で一番でしたか?」ではありません。また「あなたは14歳の時、何かで世界一だと思っていましたか?」でもありません。
質問は、「14歳の時自分がそんなことを思う、という状態自体を、想像できますか?」です。
私も自分が14歳だった時のことを思い出しつつ考えてみたんですけど・・・想像もできないのですよね。
14歳で自分が世界トップだと感じる、っていう状況自体が。
どうやったらそんな状況になりえるのか、皆目見当もつきません。
ところが、いろんな分野のトッププレイヤーについて考えてみると、その大半が14歳では既に「世界一」を視野に入れています。
たとえばイチロー選手やダルビッシュ選手などは、14歳ならほぼ確実にプロ入りを意識してたでしょう。(今、それくらいのレベルの少年なら)間違いなく「大リーグで活躍する自分」を夢想していることでしょう。
ゴルフの石川遼君や宮里藍ちゃんも高校の時にプロ入りですから、14歳であれば、すでにプロ入りを決めたか、少なくともプロ入りのタイミングを真剣に検討していたはず。
浅田真央ちゃんだって15歳のときには世界のトップクラスの選手でした。
横綱になるような相撲の力士も中卒で入門が普通だし、オリンピックで入賞する選手も大半がそんな感じ。
北島康介さんは14歳の時に才能を認められ、高3でオリンピックに出ています。錦織圭さんも12歳の時に全国小学生の大会で優勝し、13歳ではアメリカのテニスアカデミーに留学しています。
将棋の森内名人や羽生王位もプロ入りは16歳と15歳ですから14再には当然、頂点(将来の名人)を意識してたはず。
最近は欧州のコンクールで優勝する日本人音楽家も多いけど、2010年にジュネーブ国際音楽コンクーのピアノ部門で優勝した萩原麻未さんも、13歳でイタリア・パルマ・ドーロ国際音楽コンクールで史上最年少優勝しています。
バイオリンやピアノ、バレエなどのアーティストもだいたい13歳から15歳には欧米の名門校に留学が決まったり、国際コンクールで優勝していたり・・・
もちろん美空ひばりも宇多田ヒカルも、15歳の時にはすでに天才少女、稀有の歌姫と呼ばれていました。
草間彌生さんなどアート系の人も、その頃から「周りの子とはぜんぜん違う」感性を発揮してますよね。
これが他の分野にどれくらい一般化できるのかはよくわかりません。
たとえば将来ノーベル賞をとるような研究者は14歳くらいの頃、どんなだったのか、偉大な企業家は14歳の頃、そんな子供だったのか。哲学者yた思想家、作家はどうなのか、など。
14歳で世界レベルになるのがスポーツ分野だけなら身体能力のピークが10代というだけの話ですが、将棋からアートまでとなると、数的能力、思考力や感性までかなり幅広い能力の話になります。
もし、ビジネスやエンジニアリングや研究分野でももっと早くから(10代向けの)エリート養成機関があったら、14歳で頭角を現すビジネスパーソンや技術者がでてきてもおかしくないと思いません?
数学オリンピックみたいな単発のイベントではなく、世界トップレベルの教育を10代そこそこの子に正式に与えられる機関が必要では?
欧米と異なり飛び級制度もない日本では、そういう子に「18歳で医学部や東大に入ればいい」といった“ものすごく低い(しかも遅い)目標”を与えることで、将来の可能性を殺してしまっている気もする。
最近はそれがちょっと心配な私です。
それにしてもオムツしてた時代も含めて、赤ちゃんからたった14年で世界トップレベルに達するなんてびっくりですよね。
経済成長とともに人生50年が80年になり、一般の人は社会にでる年齢が15歳→18歳→22歳→24歳とどんどん遅くなっています。
けれどスペシャルな人の才能開花のタイミングは、全く遅くなっていません。彼らは昔も今も、14歳には世界で勝負できる位置に達している。
というわけで、自分の子供を見た時に、14歳の段階でそういう状況でなければ基本は凡人確定であり、
反対に、なんであれ14歳の時に突き抜けたレベルだったら、「せめて高校くらいは卒業を」とか「勉強しなさい」とか、くだらないことを言うべきじゃない。
そかもそういう年齢で業界トップを見据えいる子供は、その時点で大勢の大人と“対等かつ真剣”に関わっています。
15歳の真央ちゃんただって、当時19歳の先輩スケーターからどんな目で見られていたか。決して子供扱いなんてされないでしょう。
14歳が子供だと思われているのは、大人と勝負できるモノを持たない大半の子供たちが「子ども扱いされているから」です。
ごく少ないけれど、その時点で大人と勝負できる何かを持ってる子は、すでに大人として世界を見ています。
そして実はなんの才能も持っていないように見える子の中でも、このあたりで“大人”が始まってる子はたくさんいるんじゃないのかな。
その分野のエリート養成コースが確立さてれれいないがために見えてないだけで・・・
だから学校とか先生とかの人は、あんまり子供をバカにしないほうがいい。
14歳の子供たちの中には、すでに普通の大人を大きくしのいでいる子が一定数いるんです。彼らは、あなたよりよほど才能に溢れ、既に成熟している。それを忘れないほうがいいでしょう。
というわけで今日の結論 → 14歳は大人です。
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最近は藤井6段、卓球の張本選手も14歳。調べてみると14、15歳で起業している子供たち?も沢山います。すでに、子供ながらに・・という言葉は当てはまらないように思います。
こうしてみると、彼らを子供としてみている原因の一つに、まだ中学生だからという枠、義務教育中はまだ子どもという固定観念が強く働いているのではないでしょうか。言い換えれば教育制度が子供たちの可能性を摘み取り、大人への扉を閉ざしているのです。
14歳で活躍している彼らは同世代で見ればほんの一握りにみえます。しかし教育制度の枠を取り外せば、そのほとんどは大人と互角、吸収力と柔軟性から見たら並の大人以上の力を発揮できるのではないかと思います。
投稿者 hoiku : 2018年05月18日 TweetList
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