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2018年02月19日

野外保育の可能性7 ~森のようちえんはっぴー2~野外保育は食育に繋がる

森のようちえんはっぴーの続きです。食育にも繋がるのですね。

 

南房総へ移住

  東京の自然学校で働きながら「森のようちえん」全国ネットワークの運営委員となった沼倉さんは、2008年都会から田舎へ移住することにしました。選んだ先は南房総館山市。

館山市の沖ノ島の海岸で遊ぶ「はっぴー」の子ども達(7月)

館山市の沖ノ島の海岸で遊ぶ「はっぴー」の子ども達(7月)

“夫がインターネットさえ繋がればどこでもできる仕事をしていたこともあって、2008年自然豊かな南房総へ引っ越すことにしました。2~3年観光ばかりしていたのですが、館山市神余(かなまり)の山奥、千倉のおんだら山、また大房岬などを訪れると、あれ?この地域、野外保育にぴったりなのでは?と思うようになり、2011年に3歳児を11人預かることから「はっぴー」がスタートしました。”

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森のようちえんはっぴー

  海に囲まれ、森林生い茂る大房岬を中心に野外保育を行う「はっぴー」は、季節や保育内容によって地域内の様々なフィールドで野外保育を行っています。その1つの事例として「食育」についての活動をご紹介しましょう。

毎年南房総市の有機農家八木農園の田んぼで開催される田植え(5月)

毎年南房総市の有機農家八木農園の田んぼで開催される田植え(5月)

“毎年5月に南房総市三芳の有機農家八木農園さんの田んぼで、もち米の田植えをします。そして6月の末に田んぼの除草を手で行うのですが、この時八木さんが除草の方法そして、なぜ除草するのかについて丁寧に教えて下さるんです。その後9月に収穫した稲を干し、11月に収穫感謝祭と題してもち米をついてみんなで食べます。”

“現代、食べ物ができるプロセスを知らない子どもがますます増えていると言います。そのため、食に対して有り難みが薄くなることも無理もないことです。しかし、こうして田植えから口に入れるところまで一連の流れを体験すると、今まで風景の一部だった田んぼが、子ども達にとって「米だぁ~米だぁ」とお米のできる場所に変わっていくんですね。五感で受けた作業の感覚が米の質感となり、また作ってくれた人の顔を浮かべることで、自ずと感謝の心が芽生えるのではないでしょうか。”

収穫感謝祭

  野外保育とは、運動や感覚機能の発達を促すだけでなく、自然の理を五感で体験して情操を養うことでもあります。田植え体験、稲刈り体験と個々の体験学習が一般的ですが、田植えから収穫、加工して食べる一連の流れを体験するのは「はっぴー」ならではの保育。また様々な保育活動を通して地域や人と積極的に関わっていくことも、社会性やコミュニケーションを学ぶ良い機会となります。

年間の作業を経験した上で収穫を祝う感謝祭の様子(11月)

年間の作業を経験した上で収穫を祝う感謝祭の様子(11月)

全国に広がる森のようちえん

  さて、2011年に始まった「はっぴー」も今年4月で丸5年。沼倉さんは今後の「森のようちえん」についてどのように考えているのでしょうか。

“野外保育に対する社会の受け止め方は年々変化しており、自治体によっては助成金を出して「森のようちえん」を移住促進に繋げているところもあります。「はっぴー」も始めた当初から30名が限界かな?と思っていたところ今年は27名の園児数となり、これ以上大きくすることは今のところ考えていません。「森のようちえん」は、大きな施設を必要としないことからお母さん達の自主保育など多様なスタイルで運営が可能なので、これからも各地域で拠点が増えていくといいですね。”

  テレビやゲームといった屋内での遊びが主流となり、自然体験が減ってきているという子育て環境において、自然の楽しさを五感で感じ、創造的に学ぶ「森のようちえん」の保育は、自然との共生を念頭に置く保護者の考えと調和して各地に広がっているようです。近くに「森のようちえん」がない地域では、指導者養成講座や「森のようちえんカフェ」などの学習の場に参加してみてはいかがでしょうか?

(文:東 洋平)

潜在思念を強化することで、人の体を作る根底部分がしっかりするように思えますね。食の生産と切り離された生活は子どもにとって良くないことなのだと思います。

次は代表へのインタビューです。

投稿者 hoiku : 2018年02月19日 List   

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