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2017年12月12日
自主保育とは13 ~信州型自然保育4~認定制度、やまほいくと認められるということ
何だか素晴らしい制度ですが、その認定について紹介します。
信州型自然保育認定制度とは?
長野県では、豊かな自然環境や地域資源を積極的に取り入れた保育・幼児教育の普及を図ることで、信州で育つすべての子どもが心身ともに健やかに成長できる環境を整備し、もって全国をリードする「子育て先進県」を実現するために、「信州型自然保育認定制度」を創設しました。
信州型自然保育の基本理念
保育等に自然環境や地域資源を積極的に取り入れることにより、子どもの自然の恵みに対する感謝の気持ちを醸成するととも に、子どもが本来持っている自ら学び、成長しようとする力を育むことを目的とします。
制度設立の背景
自然保育の良さを多くの方に知ってほしい。子どもたちと一緒に様々な体験活動に取り組んでほしい。
そんな願いを実現するため、自然保育の価値を県が率先して評価しようとこの制度を創設しました。
制度を通じて、自然保育の社会的認知や信頼性が向上し、県内の保育や幼児教育に携わる方々が積極的に自然保育に取り組むことができたり、保護者が安心して子どもを託すことができるよう、自然保育環境の充実を目指します。
自然保育についての学びあいや交流の場が県内各地に広がることを期待し、子ども、保護者、保育者、地域、市町村、県がみんなで参加し、みんなで創っていくのが信州の自然保育(信州やまほいく)です。認定基準の観点
自然保育への理解と信頼を得るために、次の7つの観点から認定基準を設定し、活動の透明性や質の高さを示します。
1. 団体運営の安定性と透明性
2. 自然体験活動の計画性及び環境と時間の確保
3. 保育及び自然体験活動の質の担保
4. 屋外での体験活動における安全管理
5. 地域との連携
6. 小学校との連携
7. 個人情報保護
認定には「特化型」と「普及型」があり、
特化型が、
- 1週間で合計15時間以上、屋外を中心とした体験活動が行われている。
- 通算2年以上の自然体験活動の指導経験がある常勤保育者が半数以上いる。
- 安全管理の専門講習を受講した常勤保育者がいる。
普及型が、
・1週間で合計5時間以上、屋外を中心とした体験活動が行われている。
となっています。
申請できる団体は
●認可保育所 ●認可幼稚園 ●認定こども園 ●野外保育団体含む認可外保育施設等
となっており、認可施設以外でも登録できるのが特徴です。つまり、自主保育屋外活動団体も可能ということでしょう。
申請をして認められれば登録可能で、名乗ることが出来ます。しかし、補助金などは見たところありません。あくまで、「やまほいくと認められた」というだけのようです。「屋外保育がいい!」という価値観が共有されているということだと思います。コンセプトが明解で、心の底から正しい!と思える方針なので、運営に迷いがなく、充実している印象を受けます。
ますます、すごいぞ。
投稿者 hoiku : 2017年12月12日 TweetList
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