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2017年12月04日

自主保育とは12~信州型自然保育3~地域へ繋ぐ

信州やまほいく~雄大な自然に囲まれて~の続きです。

空・天気に関わる活動

見上げれば、山に囲まれた信州独特の空の広さと自然の雄大さを感じることができます。全国的にも平均日照時間が長い信州の太陽をたっぷりと浴びながら、のびのびと遊ぶ子どもの姿は周りの人も幸せにしてくれます。いろいろなカタチの雲や山々にかかるモヤから気象の変化を予測するなど、さまざまな空模様があることを体験するのも貴重です。屋外であそびながら「風のニオイがかわったから、もうすぐ雨が降るね」と気付くことのできる能力は、子どもの頃だからこそ身につくものです。 ギラギラとした夏の太陽も、森の中に入れば優しい木漏れ日となり、やわらかな日差しに変化します。そんな場所がたくさんあるのも、森林面積が広い信州ならでは。日本アルプスに代表される山々が広がる贅沢な風景を一緒に楽しみながら、自由活発な子どもの成長を見守ることができます。信州・カエル

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生き物に関わる活動

自然保育では生き物との関わりが多くあります。土を掘っていけば多くの虫に出会い、水田では何種類もの生き物が子どもたちを迎えてくれます。また森の中では、小動物との出会いも多くあります。生きることと死ぬことの両方に出会うことで、命の大切さを学んでいきます。森の中で見つけた動物の死骸が、日を追うごとに自然に帰っていく様子をリアルに見ることは子どもにとって衝撃的であり、多くのことを考えさせてくれます。昔と変わらない自然がそのまま残っていること。それが子どもの成長にプラスの影響を与えることは間違いありません。命の尊さを知ることができるのも、信州の森ならではのよさです。信州・火

火に係る活動

自然保育は火と身近です。たき火は暖をとるだけでなく、調理にも欠かせないものです。自宅では簡単に火を使うことができますが、火をおこすことは簡単ではありません。山から木を伐りだして運びだし、割って薪にして、乾燥させてやっと使えるのです。その一連の流れを体験できるのも森が身近な存在である信州のメリットです。 お父さんが伐りだしを手伝ったり、卒園した小中学生が運ぶのを手伝ったりと、家族ぐるみで自然保育の活動に関わっている園もあり、子どもはもちろん、大人にも貴重な体験になります。苦労して作った薪から上がる炎を見れば、心身ともに癒されて日頃のストレスも解消されるでしょう。

人・地域に関わる活動

村の数が日本一ということに象徴されるように、長野県には多様な地域性があり、それぞれの地域に伝統的な祭や行事があります。これはその地域に住む人々が、自然との関わりの長い歴史の中から生み出したもので、荒ぶる自然を沈めたり、恵みを共に喜んだり、生かされていることに感謝してきたのがルーツです。そうした地域の伝統行事などの体験を通じて、子どもたちも一生忘れることのない「心のふるさと」を持つことができるのです。 また、さまざまな地域の人と関わる機会が増えれば、子どもたちの成長を見守ってくれる大人も増えることになります。それがお年寄りの生きがいになったり、地域の活性化に直結したりと、希薄になりつつある「人と人とのつながり」の大切さを気付かせてくれます。信州・地域

信州にくらすを考える

豊かで懐深い自然がある信州は、自然保育に適した環境です。自然環境は子どもだけでなく、共に生きる大人の成長も支えてくれます。親の笑顔は子どもにとって最高のしあわせであり、子どものしあわせは親のしあわせです。あたたかい地域の絆を感じながら、健康長寿日本一の信州で、しあわせいっぱいの子育てをしませんか。

なるほど、そっちか!

保育を屋外に開放する新しい流れと、既存の保育に飽き足らない若い夫婦を呼び寄せ、尚且つ地域を活性化させる一挙両得。田舎だからこそ出来る戦略。誰が立ち上げたんだろう?はっきり言って「絶賛」させて頂きます。

投稿者 hoiku : 2017年12月04日 List   

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コメント

はじめまして。私は長野県県民文化部次世代サポート課の●●と申します。突然のメッセージ失礼いたします。
この度は本県が取り組んでおります「信州型自然保育(愛称:信州やまほいく)」をお取り上げくださいまして誠にありがとうございました。貴ブログを大変うれしくまたありがたく拝見いたしました。
私はこの事業が構想された平成24年度からこの事業の担当者として6年間関わっております。
いま自然保育は長野県から全国の自治体にじわじわ広がりつつあります。今後とも何かご不明な点などございましたらぜひお気軽にご連絡いただければ幸いです。
また、自然保育に取り組む保育園や幼稚園、森のようちえん等のご視察も全国からお受けしておりますので、よろしければぜひ実際のこどもたちの様子もご覧いただければ幸いです。
それでは今後ともどうぞ自然保育をよろしくお願いいたします。
末筆ながら管理人様の益々のご健勝と貴ブログのご繁栄をご祈念申し上げます。

長野県県民文化部次世代サポート課
次世代育成推進幹

投稿者 竹内延彦 : 2017年12月7日 04:50

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