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2017年05月02日
おうち保育園~空き家を活用する試み1~おうちだから安心
子育ての駅を調べる中で、保育の場として既存建屋を積極的に使う流れが出てきました。その中でも空き家を積極的に使う保育園があります。
おうち保育園は、子どもが自分の「おうち」にいるような環境で安心してすごせるように、という想いを込めて2010年に江東区しののめでオープンしました。都内の待機児童が多いエリアと仙台市に10数カ所展開しています。
おうち保育園が目指すこと
ビジョン -目指すべき社会像-
子育てと仕事の両立が当たり前の社会。
そしてあらゆる子ども達が素晴らしい保育を受けられる社会。ミッション -果たすべき使命-
・日本の待機児童問題を解決する
・最高の小規模保育を実現し、それを全国に広げる。
[保育理念]
1.少人数のあったか保育
2.感動溢れる保育
3.「第二の家庭」を実現する保育
[保育目標]保育目標 -目指すべき子どもの姿-
意欲のある子ども
思いやりのある子ども
よく食べ よく眠り よく笑う子ども
[保育(行動)指針]私たちは、
子どもたちの自己肯定感を育むことに全力を尽くします
・子どものいいところを見つけ伸ばします。私たちは、
保護者を顧客でなくクルーと考えます
・子どもの最善のために、喜んで対話します
・ともに悩み、ともに喜びますおうち保育園は待機児童問題を解決するためにつくられました。待機児童問題が顕著な都心部において、従来の保育園を増やす方法は用地取得等の問題から現実的ではありません。
そこで、おうち保育園は都心部にも多く存在するマンションの空き部屋や空き一軒家、医院や事務所用途の物件など、様々な“空き物件”を有効活用し、保育園につくりかえてきました。
そのため、待機児童問題の深刻な地域にピンポイントで開園することができ、また、人口動態が変化し待機児童問題が解消された場合などはすぐに撤退し、その物件を本来の用途で使用することが可能です。
空き家だからおうち感が出るんじゃないでしょうか。「施設」と「家」は根本的に作りが違います。保育所の施設基準に合致させるためには「施設」の方が作りやすいのですが、「おうち」の緩さは中々出ません。積極的に活用するのは経済的な理由だけでなく、その雰囲気を使っているんじゃないでしょうか。
投稿者 hoiku : 2017年05月02日 TweetList
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