新しい保育の流れ~公園内保育所1~行政も踏み出している |
メイン
2017年03月15日
新しい保育の流れ~公園内保育所2
公園内保育所ですが、既に始まっているようです。
ほいくらいふ
全国初!東京都荒川区が公園内に保育所を開設する理由とは? から
平成27年4月に子ども子育て支援新制度が導入され、待機児童問題についてもますます注目が集まる中、東京都荒川区では待機児童解消に向け、全国で初めて公園内に保育所を開設することとなりました。
公園内に保育所を設置する理由は何か、現在の待機児童の状況はどうなっているのか、荒川区子育て支援部・保育課長の上田望さまに伺いました。
―――待機児童解消のために保育所の開設や保育士さんの確保をされていますが、今回なぜ公園に保育所を開設することになったのですか?
荒川区の面積は東京都23区の中で2番目に小さいので、保育所を建設できる用地が限られてきます。ビル内の一角や、神社の駐車場を借り受けての整備、区有施設の有効活用などあらゆる手段を駆使して対策を行ってきましたが、それでも足りません。他に広い場所と言ったら、もう公園しか残されていなかったのです。
―――そもそも公園には法規制があり、保育所の建設は認められなかったと思うのですが…
何とかその規制を緩和できないかと職員のみんなで考え、国家戦略特別区域法という制度の規制緩和について内閣府に提案しました。
公園内に保育所を作ってはいけない理由のひとつに、どのような方でも利用できるようにするという公園の考え方があります。そこで考えたのが、「地域に開かれた保育所として運営していくこと」です。
現在の保育所は入所者以外の方にも活用していただけるよう、子育て支援として園を開放しています。今回の保育所でも「子育て交流サロンを作ったり、屋上を一般開放したりすることで、さまざまな方に利用していただく」と提案するなどの工夫をしております。
―――その中でも都立汐入公園が選ばれたのはなぜですか?
汐入地区は再開発が進んだことで保育所の需要が多くあったこと、待機児童解消の緊急策で保育所として活用していた、小学校の余裕教室もいつまでも使い続けるわけにはいかないことなどの理由から、都立汐入公園を候補とし、東京都と調整を行ってきました。
―――現在ゲートボール場として使用されている場所に開設する予定だそうですが、公園利用者や近隣の方から反対の声はありませんでしたか?
もともと再開発の段階から防災拠点として整備された公園ということもあり、抵抗があった方もいらっしゃったと思います。「いつまで建てておくのか」という質問もいただきました。
現時点でいつまでと決めてはいませんが、10年単位でその都度保育の状況を考え継続を検討していく予定です。住民説明会を開き住民の方の疑問や不安点に応え、ご理解いただけるよう努めていきます。
―――公園内に保育所ができることのメリットをお教えください。
保育所側のメリットになりますが、目の前に大きな公園があることで、いつでも遊びに行けることですね。他にも、住宅街での保育所建設は、子どもの騒音問題が懸念されます。
また、他の自治体では、実際に住民からの反対で建設がストップした事例もあると聞いているので、公園内だとその点の問題は少ないかと思っています。
―――逆にデメリットはいかがでしょうか?
保育所の運営者にとっては、通常の区有地などに建てるのとは違ったところでの不安はあるでしょう。一般開放や公園利用者との関係、防災拠点としての汐入公園の役割を考慮した災害時の対応など、デメリットではないですが、考える部分は多々あると思います。
何と、荒川区から具申したんですね。出来る行政マンの方です。
公園を利用している人からは反対も合ったようですが、子どもたちの声が響く公園ていうのは良いですよね。何で、今まで無かったんだろ。
投稿者 hoiku : 2017年03月15日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2017/03/5447.html/trackback