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2016年09月08日
子供が歌と踊りが好きなのはなんで?~脳に与える意外な効用
もうすぐ3歳になる息子、よく歌いよく踊ります。
アンパンマンを見ては歌い、ちび丸子ちゃんを見ては踊り、なにもなくても歌って踊って転げまわります。
なにやら人類の根源から湧き出てくる衝動のような・・・というと大げさですがそのぐらい一心不乱に繰り返します。
そういえば幼児向け番組でも、幼稚園や保育園でも歌と踊りは定番。これは何かあるのではないか?
ということで今回は子供はなんで踊りが好きなのか?
を考えてみました。
以下
(http://tamaty-kingdom.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-00c2.html)より引用します。
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●子供は歌と踊りが好き
子供は放置しておくと、歌ったり踊ったりする。これは母親から教育されたからそれらをやるのではなく、生まれる前からプログラムされているからこそ、そうするのである、人間は喋る前に歌う、正しく二足歩行する前に踊るのである。
乳児は喃語の段階から歌なのである。その後、少し喋れるようになるとこれまた歌なのである。意外なことかもしれないが、単語をはっきり言えるようになるのは結構遅いのである。しかも単語をちゃんと言えるようになっても、その文章はリズム感を持って喋ってくるのである。
赤ちゃんは寝返りを打つのが既に踊りなのだ。その後、ハイハイをするようになるが、それも踊りなのだ。立っちが出来て、歩けるようになると、これまた踊るようにして歩くのである。ヨチヨチ歩きの乳児が母親に手を連れられて歩くことほど歩きにくいものはないのだ。これでは歩けても、踊りがないからだ。
幼稚園に行かせれば、お遊戯と称して、この歌と踊りを延々とやりまくるのである。そんだけ本格的に歌と踊りをやれば、当然に汗をかくし、血行は良く成る。当然に歌と踊りで体が活性化し、病気に罹りにくくなり、健康でいられるようになるのだ。
ところが小学校に行くと、歌と踊りを教える回数が激減する。このため不良の生徒たちが現れ始め、イジメや自殺が発生するようになるのだ。歌い踊ってネクラになる奴はいないのだ。歌と踊りを軽視するからこそ、性格が捻じ曲がった連中が出て来ることになるのだ。
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人類が言葉を手に入れるよりはるか昔、二足歩行の訓練としての足踏みからそのリズムに乗った踊りの発生、そして互いの意識を共有するための言葉以前の歌。そういう光景を想像すると、幼児が歌と踊りに集中するのもわかる気がします。
そしてこの踊り、脳の発達にも大きく関与しているらしいのです。
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●歌と踊りが脳細胞を増やす
実を言うと、この歌と踊りは脳のシナプスを増やす効果を持つのだ。このため幼稚園児の時に歌や踊りをするのは非常に良いことなのである。しかも脳の臨界期を過ぎれば、歌や踊りは脳のシナプス数の減少を抑える働きをするのである。
脳のシナプス数の減少は7歳から16歳までの間なので、この時期にカラオケをさせるとか、盆踊りに参加させたりすると、非常に頭が良くなるのだ。事実、歌の巧い子は学校の成績も良いし、盆踊りが盛んな地域では不良の発生数が少ないものだ。
歌や踊りはそれだけでなく、脳の細胞自体を増やしてしまうのである。特に海馬を増やすことが解っており、歌や踊りをすると海馬が強化され、記憶力が増すことになるのだ。「うちの子はちょっと頭が悪いので~」とか言うなら、学校の勉強よりも、歌や踊りをさせることだ。海馬を増やせば記憶力が強化されることになるのだ。
勉強するにも、歌や踊りを取り入れると、効率の良い勉強をすることができる。例えば音読しながら教科書を読むといった方法だ。これだと文字や文章を簡単に覚えることができてしまうのである。子供を自宅ばかりで勉強させるのではなく、時には博物館に行かせると、館内を歩き回るために体を動かさざるを得なくなるので、それで脳が刺激されて、すぐに覚えてしまうのである。
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意外ともいえる踊りの効用ですが、二足歩行から言葉の獲得に至る人類進化のカギをこの歌と踊りが握っているのかも知れません。
そして踊りと脳の関係は最近の脳科学でも立証されているようで、ウツや認知症の治療法として「踊り療法」も取り入れられてもいるそうです。
(http://www.news-postseven.com/archives/20120428_105150.html)
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中学校のダンス必修化に対して世間の声は賛否両論あるようですし、指導者や生徒、親の中には困惑している人もいるようですが、「ダンス」は、脳科学的に肯定できるものです。
「ワーキングメモリ(作業記憶=状況に応じて意味のある情報をキープしつつ決断する能力)」や、自分をコントロールするのに大切な自己制御力、他人との関係を円滑に行うための社会コミュニケーション力など、通常の授業科目ではうまく伸ばせない脳機能があります。学校の授業で習うことができないけれど、生きていくための基本となる、いわば「地頭」とも呼べる脳の機能です。その「地頭」の能力向上に「ダンス」は効果があるのです。
また、これらの脳機能は、中学ごろから始まる思春期においてとても重要なもので、例えば、21世紀にはいってから増えている思春期のキレやすさ(衝動的攻撃性)や抑うつ症・うつ病などの改善にも効果が見込めます。
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こうしてみてくると、子供が歌や踊りが好きなのは当たり前のこと。むしろ小学校にあがり大きくなるにつれてだんだんと歌うこと、踊ることから遠ざかってしまうほうが不自然なのかもしれません。
たしかに昔、といってもおじいちゃんやおばあちゃんの時代では、お祭りや酒の席で大人もよく踊っていた印象があります。最近ではよさこいとかダンスブームとか、踊りの楽しさに触れる機会も徐々に増えてきているようですが、今一度、歌と踊りの効用を見直してみるのもいいかもしれません。
私も今度は子供と一緒に踊ってみようと思います。
投稿者 hoiku : 2016年09月08日 TweetList
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