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2015年10月22日

高齢化が悲惨とは限らない①~自活できる工夫と連帯感が地域を支える

日本の高齢者問題を考えるとき、問題では無く、可能性を見つけて行こうと思います。

高齢化が悲惨とは限らない①~自活できる工夫と連帯感が地域を支える

日本では2050年には3人に1人が65歳以上の高齢者になることが推測されています。まさに老人だらけの国になるのです。高齢化社会は常に問題として取り上げられ、高齢化と聞くだけでお先真っ暗ってイメージになります。しかし高齢者≒弱者というのは本当でしょうか?

それを考えるネタとして、ダイヤモンドオンライン『全国一の高齢化率だって悲惨とは限らない』(リンク
の記事を紹介します。

・・・・・引用始め・・・・・
(前略)
関東地方を襲った今年2月の大雪でも、孤立状態となった集落が相次いだ。なかには自治体全体が一時、孤立してしまったところさえあった。日本一の高齢化率を記録する群馬県南牧村だ。「日本創成会議」に2040年時点での消滅可能性が最も高い自治体と名指しされた村である。

南牧村の人口は2233人(2014年10月末)で、このうち65歳以上は1302人。高齢化率は58.31%にのぼる。一人暮らしの高齢者は村内に300人ほどいて、高齢者夫婦だけの世帯も約400を数える。なんと村の全世帯の約6割が高齢者のみで暮らしているのである。

そんな南牧村が2014年2月、記録的な大雪に見舞われた。積雪は110センチにも達し、村と近隣自治体を結ぶ唯一の幹線道路(県道)が通行不能になってしまった。そこに停電も加わり、南牧村全体が孤立してしまったのである。

復旧作業が懸命に行われたが、地区によっては除雪がままならず、孤立状態が数日間に及んだところもあった。一人暮らしのお年寄りも多く、その安否が心配された。残念なことに車の中で眠ってしまった方がお1人、亡くなられたが、孤立化による大きな被害は免れた。

お年寄りの多くが自分の畑で野菜などをつくっており、保存していた食料などを食べていたのである。まきや灯油なども備蓄しており、しかも古い家はどこも頑丈だった。

南牧村1 南牧村2

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また、隣近所の助け合いも大きな支えとなったという。普段からの共助と自給自足的な生活が、非常時に強みを発揮したのである。80歳代のある女性は「1週間や2週間、閉じ込められても死にはしない」と、笑いながら応えたという。大雪に困り果てたのは、村の若い勤め人たちだった。

「うちの地区では80歳代でも働き盛りです。皆さん、年齢などすっかり忘れています。これほど元気な高齢者ばかりの村なんてないと思いますよ」
こう語るのは、南牧村に住む伊藤新一さん、73歳だ。伊藤さんは1992年に夫婦で埼玉県から南牧村に転居してきた。いわば、移住者の先駆け的な存在だ。現在は村内で5000坪ほどの農園を営み、ブルーベリーやズッキ―ニ、花卉などを栽培している。

地元の人の話によると、伊藤さんは面倒見の良い人で、地域のお年寄りの買い出しや通院などに手を差し伸べているという。地域にしっかり溶け込んでおり、移住して10年ほどで地区の区長を務めた。現在は村の農業委員に就任しており、農業を志して南牧村に移住してきた若者らの相談役でもある。

伊藤さんは、マスコミの南牧村の取り上げ方に納得いかないという。高齢化率などの数値だけを見て、一方的に悲惨な村だと決めつけているというのである。そうしたおざなりの報道ではなく、南牧村の住民の日常生活をしっかり見た上で報じてほしいと訴える。村人たちは困窮しているわけではなく、むしろ生き生きと明るく生活していると力説するのだった。

伊藤さんは自分が栽培したブルーベリーやズッキーニ、野菜や花卉などを市場に出荷せず、スーパーや直売所などで販売している。そんな伊藤さんは「南牧村の農業には可能性があります。大規模、高収入の農業はムリですが、大規模農家以上に生活は安定し、豊かに暮らせます」と力説する。実績に裏打ちされた話なので、説得力がある。

南牧村は昼と夜の寒暖の差が大きいため、害虫の被害が少ないそうだ。また、斜面の狭い畑なので、逆に効率よくできるという。大規模農業は機材などにコストがかかり、労働時間も長くなってしまうが、南牧村のような斜面の狭い畑での小規模農業は、かえって効率よくできるという。
・・・・・・・・
大雪で困ったのが高齢者ではなく“若い勤め人”の方というのが、皮肉な事実でした。

日本の地方の農村コミュニティー最強!農村のお年寄り無敵!そっちへイメージをシフトした方が良い様にも思えますね。

 

 

投稿者 hoiku : 2015年10月22日 List   

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