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2014年07月23日

【コラム☆感謝の杜】現代人の疲れた体をよみがえらせる断食の効用

私たち現代人の消化器系は無酵素食品の増大で悲鳴を上げているそうです。

酵素の重要なはたらき

上記の画像はここからお借りしました。

 

そんな悲鳴を上げている私たちの消化器系に有効となるのが断食だそうです。

断食には、治癒をうながすだけでなく、若返らせるはたらきもあります。

ではなぜ、断食にはそんな効果があるのでしょうか?

 

○悲鳴を上げている現代人の消化器系

私たちの消化器系は、一日に約7リットルもの消化液を分泌し、ひっきりなしに蠕動運動を行い、消化と吸収を行っています。消化と吸収には、実は莫大なエネルギーを使っているのです。そして、食べ過ぎや、時間に追われながらの食事、ストレスを抱えながらの食事、難消化性の肉や脂っこいものの多食などで、疲弊してしまいます。
そして、消化や吸収がうまく行かなくなり、腸内環境が悪化し、悪玉菌が増えるということが起こります。腸粘膜はボロボロになり、消化されていないたんぱく質が血液に入り込んでくる(リーキーガット・シンドローム、LGS、腸管浸漏症候群)ということも起こります。これは、免疫系に異常反応を起こさせ、アレルギーのほか、リウマチ、うつや痴呆、統合失調症、もう少し身近には、吹き出物や肩こり、頭痛、肌荒れの原因にもなっていると考えられています。現代人に、アレルギー疾患が激増している背景には、消化器系が疲弊し、弱っているということがあげられます。
アレルギー疾患
○無酵素食品の問題

さらに事態を悪くしているのは、食べているもののほとんどが、生命力のない無酵素食品であることです。野菜でも魚でも生の食品と醗酵させた食品には酵素が含まれているので、自然に消化されてゆく性質があります。ところが、加工、加熱調理した食品では、酵素が壊れていますから、それらを消化するのに100%自分で作り出した酵素を使って消化しなければなりません。
人間が一日に作り出せる酵素には限りがありますから、加工、加熱調理した食品ばかりを食べていると、慢性的な酵素不足になります。例えば、脂肪を消化するリパーゼは、体内の余分や脂肪を分解して燃やすためにも必要ですし、たんぱく質を分解するプロテアーゼは、細菌やウイルスやアレルゲンを分解するためにも必要です。

私たちは、元気が出ないときほどしっかり食べなくては!!となりますが、いくら食べても無酵素食品ならば、かえって元気がなくなってしまうということなんですねicon_eek.gif

○眠っていたDNAがONに

実は、人間のDNAには、もともと断食をすると、スイッチが入るプログラムが組み込まれているのです。 まず、断食して8時間くらいたつと、90分くらいの周期で胃からモチリンというホルモンが分泌されて、腸の蠕動運動を促します。これを、空腹時伝播性収縮(IHC)といいます。それは食物が入らないうちに、腸の中を大掃除して、メンテナンスをしているのです。その結果、腸壁にこびりついたいわゆる宿便がこそぎ落とされるのです。宿便が実際に排泄されてくるのは、多くの場合、断食後3~4日後です。宿便の正体は、粘膜付着性の細菌の死骸と考えられます。
さらに断食1~2日くらいからは、ホルモン感受性リパーゼという酵素の働きで、 余分な体脂肪が分解され、一部はアセチルコリンに変換されて燃やされ、一部は、ブ ドウ糖に変換されて、脳、神経系のエネルギー源として使われます。脳、神経系は、ほとんどブドウ糖を唯一のエネルギー源にしているので、脂肪やたんぱく質をブドウ糖に変換して送り込む必要があるのです。このようなはたらきを「糖新生」といいます。

○潜在能力がフル稼働

さらに数日後には、リンパ球やマクロファージといった免疫細胞が激増し、活発に活動するということが起こります。また、断食をすると次第に、嗅覚をはじめとして感覚が鋭敏になってきます。直観力や霊感も鋭くなるということから、宗教の世界では、断食は、霊的覚醒や悟りと結び付けられています。昔から、断食祈願ということが行われていますが、実際に断食中に祈願したことは実現しやすいといわれています。
腸内細菌はいったんほとんど死滅し、宿便の排泄後は、圧倒的に善玉菌優勢になり、便がきれいになるということも多くの人が体験しています。
そのほか、通常の生活では食べ物を消化するために費やしていた酵素を、自由に使えるようになることで、様々なメンテナンスが行われていると考えられるのです。
その後適切な食習慣を保てば、体が軽く、思考も冴えた感じが維持でき、味覚も鋭敏になり、ごく素朴な食事が美味しく感じられ、幸福感が得られるjことでしょう。
3日間の断食で、平均的に体重は3Kg程度減量出来ますが、それをきっかけにした体質改善と、生活習慣の改善により、その後も持続的にスリムアップし、10Kg以上も減量に成功できたケースも多く見られます。

▽断食の聖者マタジ

断食の聖者マタジ

 

断食は現代人にとってかなり有効な健康法といえるかもしれませんね。

しかし、注意しなくてはいけないことがあります。といのも私たち現代人は、日ごろ、加工食品や過度の調理した食品の食べすぎや、エンプティ・カロリー(必要なビタミン、ミネラルを伴わないカロリー)のとりすぎで、酵素の働きが枯渇している場合が多いため、いきなり完全断食に入るのは危険な場合があるのです。特に、酵素がうまくはたらかずに糖新生が円滑に行かないと、脳や神経系が働くためのエネルギーが不足し、意識が朦朧としたり、虚脱感に襲われたり、断食が続けられなかったりしますicon_cry.gif
ですから、もし断食してみようという人がいたら・・・・

少量の炭水化物とビタミン、ミネラル、生きた酵素を補給しながら断食をすることで、安全かつ効果的な成果が得られるとのことです。

 

 

投稿者 hoiku : 2014年07月23日 List   

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