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2014年05月08日

【コラム☆感謝の杜】その土地のものを食べる大事さ☆

地産地消は地域生産地域消費の略。つまり、「その土地でとれたものを、その土地で消費すること」を言います。近年、栄養バランスの偏った食生活や生活習慣病の増加、食料自給率の低下、虚偽表示等の問題など食をめぐる多くの問題がおこっており、消費者の食の安全・安心に対するへのニーズや健康志向が高まっていますm065.gif
そのような中で、最近、全国各地で地産地消の重要性が見直され、町おこしや、身土不二(しんどふじ)」「スローフード運動」「ロハス」などの取り組みとも連動し、消費者と生産者の相互理解を深める取り組みとして期待されています。

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m005.gifその土地の物を食べるm005.gif 人生の処方箋

動物の世界に目を移してみると、どの動物もある一定の食物を食べる性質があります。それを食性といいます。それぞれの動物によって食性が異なるように、人間もまた様々です。氷の上に住むイヌイットの人たちは植物性の食物はほとんど食べず、アザラシやカリブーなどの生肉を食べています。パプアニューギニアの高地人は、動物性の食物をほとんど食べず、1日に1キロ以上のサツマイモを食べています(食事の90%以上)、肉や牛乳はほとんど口にしません。それでいて、筋骨たくましくよく働くといいます。タイのアカ族は1日に1キロ以上の米を食べ、アンデスの高地に住む人たちは朝から晩までジャガイモを食べるといいます。日本の長寿村といわれた山梨県の棡原村の長寿者も、肉や牛乳などはほとんど食べなくても、なんら困ることなく重労働をこなしています。
宗教的理由で肉を食べないベジタリアンは世界には沢山います。しかし、それらの人たちに特別に貧血が多いとか、がりがりにやせて力仕事もできない、などという話も聞いたことがありません。このように考えてみると、それぞれの民族はまさしく偏食なのです。それぞれの民族は、自らの住む風土に適した食物を偏食しています。私たち日本人も、日本の風土に適した食物を偏食すべきではないでしょうか。日本の土を踏んだフランシスコ・ザビエル神父は本部あてに次のような手紙を出していました。

「日本人は自分たちが飼う家畜を屠殺することもせず、またこれを食べもしない。彼らは時々魚を食膳に供し、ほとんど米麦飯のみを食べるが、これも意外に少量 である。ただし彼らが食べる野菜は豊富にあり、またわずかではあるが果物もある。それでいて日本人は不思議なほど達者で高齢に達する者も多い。 従って、たとえ口腹が満足しなくても人間の体質は僅少な食物によって十分な健康を保てるものであることは、日本の場合によっても明らかである。」

しかし、戦後日本の食生活は激変してしまったのです。1960年と98年で比較すると、肉の消費量は約8倍、油の消費量は約10倍にも達します。かつて日本人は質素で低蛋白、低カロリー、低脂肪の食生活を送っていましたが、この30年間でまったく逆のカロリーやたんぱく質摂取至上主義のアメリカナイズされた食生活になってしまったのです。いかなる世界の民族も、これほど急激な食の変化を経験した事はありませんでした。草食性動物が肉食性動物に変わった程のものであると言っても過言では無いでしょう。

一汁三菜

もう一つ、日本人の食生活で変化してきたことがあります。長い間、夕食は家族のみんなが集まって、楽しく食事をしたりその日の出来事を話したりする大切な場でした。ところが、今では父親は残業や接待で家に帰るのが遅い。また、通勤時間に何時間もかかって、家につくのは8時過ぎというのが一般的になってます。一方、子供は塾での勉強に忙しく、9時、10時に帰宅というのもまれではない。食事の好みも一人一人バラバラで、一家そろって同じものを食べるという習慣が失われつつあります。家族の会話が失われ、用事以外は父親と話しもしないのも珍しくなくなってしまった。経済発展にともなって、人々の生活も豊かになったのはいいですが、それといっしょに失ったものも多いような気がします。日本人は、今こそもう一度自分たちの生活を見直すべきなのではないでしょうか?m037.gif

投稿者 cocoro : 2014年05月08日 List   

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