【感謝の心を育むストーリー】2~知っててよかった♪認識は充足のモト☆+゜ |
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2013年04月06日
こんなにすごい!自然治癒力☆+゜~波動の受信システムと経絡の関係①~
前回までの議論では、波動と生命の進化を歴史的に遡りながら、人類が獲得した共認機能と独自の波動送信システムの確立に関して大胆な仮説の提示を行いました。
こんなにすごい!自然治癒力☆+゜~生命は地球の波動との共鳴により進化してきた!中間まとめ-1~
こんなにすごい!自然治癒力☆+゜~人間は共認機能を自然に向けたことによって独自の波動送信システムを獲得した!中間まとめ-2~
今回は、前回までの議論を踏まえながら、波動の受信がどのようなシステムで行われているかその可能性を探ってみたいと思います。今回注目したのは、中国や日本に伝わる伝統医療の中でも鍼灸治療、特に気の流れ道とされている「経絡」についてです。
日本では、明治維新以前、西洋医学に類しない漢方医学や鍼灸治療などを基にした東洋医学による伝統医療が行われていました。維新以後は急速に西洋医学が導入され、日本の伝統医療は衰退していきました。しかし、昭和以降、一部の伝統医療の復旧を望む動きが起こり現在まで漢方治療、鍼灸治療などは存続しています。
鍼灸の世界においても科学的な検証は進みつつありますが、根本的に未検証となっている部分が存在します。気の流れ道であるとされる経絡や経穴(ツボ)の存在もそのひとつです。経絡と呼ばれる部位は神経の走行に沿った部分が多く、いわゆる経穴(ツボ)の部位には神経や血管が集中しているという事は解明されているようです。しかしわかっているのはそこまでのようです。
ところが今から47年前の1961年(昭和36年)、経絡や経穴を解剖学的に発見したという驚くべき学会発表がありました。発表者したのは医学者・キムボンハン(金鳳漢)氏。『経絡の実態に関する研究』という論文で、キム氏は経絡や経穴にあたる器官が存在すると論じ、染色した経絡や経穴を示して経絡を「ボンハン管」、経穴を「ボンハン小体」と名づけるという発表を行いました。
世紀の大発見とされたこのボンハン学説は、瞬く間に世界中の医学者の間で話題となりました。実験により不思議な微小管系が確認されていますが、その連結のしかたは、組織の毛細血管床における動脈/静脈の連結とおなじようなものなのだそうです。
古くからある鍼灸やツボなどは、こうした微小管系に働きかけを行っているのではないかと考えられます。実は波動の受信システムもこの経絡となんらか関係がありそうなのです。
ドイツ波動医学~気の流れ道「経絡」の解明!~細胞の核内まで達する終末微小管からの引用です。
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朝鮮民主主義人民共和国のキム・ボンハン教授を筆頭とする研究グループによって1960年代におこなわれた、経絡の解剖学的性質にかんする一連の動物実験がある。キムはウサギやその他の動物の経絡に関する実験をおこなっていた。
かれはウサギの経穴に、放射性のP32(リンの放射性同位元素)を注入して、周囲の組織にとりこまれるようすを観察した。マイクロオートラジオグラフィーという技術をもちいた結果、P32が細い管状の構造(直径はおよそ0.5ないし1.5ミクロン)にそって積極的にとりこまれていくことを発見した。注入された放射物質は、経絡のみちすじとして旧来から説かれているコースにそって流れていた。
それにくらべて、経絡や経穴がし存在するとされる部位からすこしはなれた周囲の組織では、P32濃度は無視できるほどに低かった。
P32を付近の静脈にゆっくりと注入したばあいには、P32が経絡内で検出されることはなかった。このことから、経絡系は血管網から独立した系であるという可能性が示唆された。
フランスの研究者、ピエール・ド・ヴェルヌユールらによるその後の研究の結果、キム教授の発見が正しかったことが証明された。かれらの実験では放射性テクネシウム99mが患者の経穴に注入され、ガンマカメラをもちいて放射性同位元素のとりこみ状態が観察された。ド・ヴェルヌユール博士は、注入した放射性テクネシウム99mがわずか4分から6分のあいだに経路にそって30センチもはなれた場所まで分布することを発見した。
静脈やリンパ管内にゆっくり注入する対照実験も含めて、テクネシウム99mを皮膚のさまざまな部位に無作為に注入してみたところ、おなじ結果をえることはできなかった。このことは、やはり経絡が他の系から独立した経路であることを示しているらしいとおもわれた。
キム博士の調査によれば、ウサギのこうした微小管系は組織学的に「表在微小管系」と「深在微小管系」にわかれているらしい。
第一の深在系経絡は、「内管系」とよばれる。それらの微小管系は血管やリンパ管の内部を自由に浮遊しており、その入口と出口では血管を貫通していることがわかった。内管内部の液体はふつう、血液やリンパ液の流れとおなじ方向に流れている。しかし、特別なばあいには逆の方向に流れていることもありえる。それらの内管系内の液体が「輸送血管」の流れと逆方向に流れるばあいも含めて、内管の走行が血管壁を貫通して出たりはいったりするということは、微小管系の起源が血管やリンパ管とは異なっていることを示唆している(もしかすると血管より古い起源かもしれない)。
いいかえれば、経絡は胎児の発生初期において、動脈、静脈やリンパ管よりも先に形成されているかもしれないということである。経絡は、その後あたらしく形成される血液/リンパ循環ネットワークの生長と発達において、臓器の空間的位置決定のガイドとして機能しているのかもしれない。
血管が経絡のまわりに発達していったからこそ、結果的に経絡が血管を出たりはいったりしているかのようにみえているともかんがえられる。
深在系経絡の第二の微小管系は、その特徴から「内側外管系」とよばれている。これらの微小管は内臓の表面にそってはしり、血管系、リンパ系、神経系とは完全に独立したネットワークを形成している。そして、三つ目は、「外管系」とよばれ、血管やリンパ管の表面を走行しているものである。
微小管は皮膚の内部にも発見され、それらは「表在微小管系」とよばれており、これが古来より鍼灸師にもっともよく知られてきた経絡系であるらしい。四番目のシステムは「神経管系」であり、これは中枢神経系と、末梢神経系に分布している。
最終的には(表在系から深在系にいたるまでの)すべての微小管がつながり、それぞれの系の連絡性も保たれていることがわかった。さまざまな管系がそれぞれの終末微小管をつうじてむすばれている。その連結のしかたは、組織の毛細血管床における動脈/静脈の連結とおなじようなものである。
興味深いことに、キムらによると、終末微小管は細胞の核内にまで到達しているという。また経路からややはなれて存在する特殊な「微小体」が経絡にそって散在するということもあきらかにされた。表在微小管系にそって散在する微小体は、古典的な経穴や経絡の位置に対応し、経穴の下方に存在するものとされている。
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「経絡」や「経穴」は、それ自体が独立したネットワークでありながら、血管や臓器、神経系とも何らかの相互作用を及ぼしているようです。
また、「経絡系」は、生物の発生のごく初期段階で形成され、臓器などの諸器官が細胞分裂によって形作られるのを、先導している可能性すらあるのだそうです。
「経絡系」には、体内器官との深い関わりがあった!からの引用です。
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それらの微小管から抽出される液体には、血液中に比べてはるかに高濃度のDNA、RNA、アミノ酸、ヒアルロン酸、十六種類の核酸、アドレナリン、コルチコステロイド、エストロゲンなどのホルモンが含まれている。
経絡中の液体から検出されるアドレナリンの濃度は血中の二倍であった。経穴においては、血中の十倍以上に当る濃度のアドレナリンが検出された。微小管内にホルモンやアドレナリンが存在することは、明らかに経絡系と内分泌系が何らかのつながりをもっていることを示唆している。
キム博士はまた、深在系の終末微小管が細胞の遺伝情報の中枢である核の内部にまで到達していることを見いだした。経絡中の液体成分に拡散やコルチコステロイド、エストロゲンのようなホルモンも存在していることから見て、経絡と内分泌系による人体機能調節の間には相互関係があると考えられる。
キム博士は数多くの実験をおこない、深在系を通る経絡の流れが停滞することなく臓器に流れ込んでいるという事実の重要性を確認した。彼はカエルの肝臓につながる経絡を切断して肝臓の組織学的な変化を調べた。
すると、経絡を切断した直後、肝細胞は腫大して内部の細胞質ににごりが生じてきた。続く三日間のうちに、肝臓全体の血管の変性が進行してきた。何度繰り返して実験を行っても、得られる結果は同じだった。
キム博士は、神経の周囲を通る経絡を切断した時の反射の変化についても調べた。結果は、経絡切断後三十秒以内に反射反応時間がもとの五倍にのび、その変化はほぼ一定して四十八時間以上続いた。それらの研究は、古代中国における「経絡は五臓六腑のそれぞれにあった滋養を供給する」と言う鍼灸の理論を裏付ける立場に位置している。
その様な膨大な実験データに基づいて、キム博士は経絡が相互につながっているだけでなく、組織内に存在する全ての細胞の核をむすびつけていると結論している。発生過程においてその核/細胞間の結合が形作られる時点を突き止めるために、キムは様々な種類の生物をもちいて経絡がどの時点で形成されるのかを研究しはじめた。
バー博士の研究(※引用者注:リンク参照)を連想させるかのようなその発生学的実験によって、キムはニワトリの胎児においては、受精後十五時間以内に経絡系が形成されることを明らかにした。発生学では、その時点では最も基本的な器官(器官原基)すらもまだ形成されていないとされているので、キムの発見は大変に興味深いものである。
経絡系の三次元的形態形成の完了が器官の形成よりも早い時期に訪れるということからすると、鍼灸における経絡系の作用が、体内臓器を形成する際の細胞の遊走や臓器の三次元的位置の決定に影響を与えている可能性も考えられる。
経絡系が個々の細胞における遺伝情報の中枢をむすびつけているとすれば、細胞の複製や分化(特殊化)にも重要な役割を果たしているかもしれない。
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驚くべきことにニワトリの胎児においては、器官原基すらもまだ形成されていないとされている段階の受精後十五時間以内に経絡系が形成されています。
最後に韓国の研究者が、ネズミのリンパ管をfluorescent magnetic nanoparticlesというシステムで撮影した写真があったので紹介したいと思います。彼のネズミのリンパ管の内部の糸のような構造を視覚化する磁気ナノ粒子の使用という論文の内容を翻訳してみてみましたが、キムボンハン氏がいっていた微小管と似たような側面を垣間見ることができます。これは経絡の一種ではないかと議論されているようです。
オリジナル論文は、Evid Based Complement Alternat Med.2007 March; 4(1): 77?82で、フリーでダウンロードができるようです。
ネズミの尾部の大静脈のまわりのリンパ管の実体顕微鏡の写真。写真(A)およびその実例(B)は、通過する新しい糸のような構造(固体の矢)を示す。
NBFによって固定した1個のリンパ管(点のある矢)の蛍光写真。糸のような構造(固体の矢)は、ナノ粒子の蛍光により鮮明に明るく写っている。糸のようなものを示すために故意に容器の片側を引きはがした状態
はたして「経絡」と波動の受信システムは、どのように関係があるのでしょうか?次回お送りしたいと思います。
投稿者 d0020627 : 2013年04月06日 TweetList
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コメント
投稿者 山下 由佳
20年以上前に、5千円ほどで、「経絡」の本を購入しました。これだったかしら
http://www.tjmed.com/