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2011年12月24日

『生きる力を育てる教育』~現代の新しい教育~やる気のスイッチを入れる

こどもは勉強嫌い 」と思っている方は多いと思います。でも、勉強 が嫌いなわけではなく、強制的にやらされるのが嫌いなだけなんだそうです。そういえば、こどもの通う学習塾では、宿題の暗唱とは別に、自由参加制の検定式にしたところ、がぜんやる気あがって 参加する生徒が増えているそうです。もちろん、学力も上がって いるそうです。

では、どんなところでこどもたちはやる気のスイッチが入るのでしょうか
ここでは、保育所・幼稚園で100校以上が取り入れているヨコミネ式 について紹介します。

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ヨコミネ式教育法の紹介

「やる気のスイッチ」は4つ
1、競争したい
2、真似をしたい
3、難しいことをしたい
4、認めてもらいたい

先日、フジテレビの昨晩の「エチカの鏡」という情報番組の中で、通山保育園のとても興味深い教育法が放送されていたので、紹介します。
といっても、私も直接見たわけではなく、知人から聞いた内容なので、不十分な点があるかもしれませんが、ご了承ください。

~中略~

番組で紹介されていた実例を紹介します。
朝登園してくると、まず、20分間は“かけっこ”を行うそうです。そして、1番、2番、3番・・と順位を付けていくことを繰り返すだけで、年長さんでの50mの平均タイムが、小学校2年生の平均よりも速くなったとのことです。
子ども達は早く走るために、裸足で走るなど、いろいろ真似たり工夫したりするそうです。
朝20分体を目一杯動かすことで、その後の授業でも集中力が格段に高まるとのこと。

また、子ども達はちょっと危険なことも大好きで、塀の上を歩くとか、逆立ちするとか、現代の親から見ると目を背けたくなるような遊びも満載。跳び箱などもほとんどの子が10段を軽々飛び越えたりしている。
午後は基本的には自由で、子ども達同士で、次々と遊びを生み出していく。
番組では、逆立ちで鬼ごっこをしていたそうで、ほとんど全ての子供が逆立ちで自由に歩き(走り)まわれるとのこと。

勉強でも、、子供は簡単なことはすぐに飽きてしまう。難しすぎると集中できない。ゲームが大好きという特徴を捉えちょっと難しい課題をゲーム感覚で行っている

例えば、タイムを計って計算問題を解くことで、競争しながらどんどん問題を解いていく。そして、どんどん難しい問題ができるようになる。
或いは、音楽の授業で、先生のマネをして鍵盤を叩けるようになると今度は、目隠しをして先生が出した音を真似ていくということを繰り返えす。そうして、半年もしないうちに絶対音感が身につき、CDで流される曲を聞いただけで、見事に演奏できてしまうという信じられない光景が映し出される。
クラシックから演歌や自動車のクラクションまでなんでも、鍵盤で再現できる。

最後に、読んだ本を記録する。これだけで、子ども達は競って本を読み、三年間で1500冊もの本を読破するそうです。

始めはできなくて、悔しくて泣いてしまう子もいるようですが、先生は一言「やれば(続ければ)できる」というだけ(慰めたりはしない)、手本は廻りにたくさんいるので、その子はすぐにみんなとの課題に取り組んでいくそうです。
「やる気のスイッチ~「ヨコミネ式」教育法~」より

本当にすごい 😯 ですね。「競争したい」「真似をしたい」「難しいことをしたい」「認めてもらいたい」の4つが上手くかみ合わさって、こども達のやる気を引き出しています
普通だと尻込みして投げ出したくなる課題もあるはずですが、投げ出すこともなく、どんどん難しいことにチャレンジしてくその秘密は、ひとつの課題を仲間のひとりができるようになると、周りのこども達もドンドンできるようになるんだそうです。

そんな様子がよくわかるヨコミネ式を取り入れている広島の保育園を紹介します。

よつばA・Bクラスでは、ブリッヂの状態で足を上げるのではなく、手から起き上がる練習をしていたのですが、最初は中々うまくいっていませんでした。
ですが、一人が出来るようになると、周りの子供たちの中からも出来る子が続出!「見てみて!」「やったー!」という喜びの声が、あちこちから聞こえるようになったのです。(=^・^=)

子どもの先生は子供が一番!一人が出来るようになると、他の子もドンドン出来るようになると、横峯先生が言われていた事を目の当たりにした瞬間でした♪
よつばCクラスでも、ブリッヂ歩きが中々出来なかった子が出来るようになる事で楽しくなったようで、足から進むブリッヂ歩きや立ちブリッヂが次々出来るようになり「体操好き♪」と、言ってくれるまでになりました。
「出来ることは楽しい!」という、横峯先生の教えの通りです。
子供たちの「やった!」や「楽しい!」の声をたくさん聞く事が嬉しく、これから自分も頑張ろうという力をたくさんもらえる幸せを感じています(^○^)
http://www.yotsuba-kids.net/staffblog/2011/12/post-162.htmlより

ひとりでは出来ないことも、集団の中で課題を共認したら、やり遂げることができる
ヨコミネ式教育法も、マスコミによって受験勉強法のひとつとして紹介されることも少なくないです。ですが、私達が晒されている外圧は、寺子屋のころのまだまだ自然圧力が高い時代から、私権を獲得するのに一生懸命な時代を経て、現代では貧困が消滅し、同類圧力へと変化しているのです
この外圧の変化を感じとることもなく「やる気のスイッチ」を未だ私権獲得のための受験勉強に使うのではなく、 みんなの期待に応えていける力をつけるために「やる気のスイッチ」を入れてあげることが大切です。

そのためには、大人たちが外圧の変化を正しく捉え、真っ当な期待をかけることがとても重要になってくるようです。

次回は、こどものやる気をあげることを考えているもうひとつの事例、品川女子学院の取り組みを紹介します。どうぞ、お楽しみに

 

投稿者 tomitomi : 2011年12月24日 List   

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