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2011年06月09日
【男の居場所は何処にある?】~可能性は男女の役割分化に~
前回は中間整理として、雌雄分化の歴史から男女が互いに力を合わせて生き抜いた時代、対立を生み、いがみ合いの道を歩んできた私権時代までを大きく振り返り、どこで男女のすれ違い が起こったのかを押さえてきました。
しかし、やはり雌雄に分化した生物であるからには、対立ではなく、共に役割を果たすことが必要なのは間違い有りませんよね。
そこで今回は、新たな期待の萌芽としての男女の社会的役割分化をみてみたいと思います。
男女の社会的役割分化とは?
なんだか難しい話になりそうですが・・・その可能性はなんと、「たけのこ掘り」にありました!
画像はこちらからお借りしました。
「ここによさそうなのがあるよ!掘って掘って!」
というおばちゃん。えーなんで俺が?と思いながらも一生懸命掘り出すと、
「わー!大きくていいのが掘れたね~! すご~い 」
おばちゃんは大喜びです。
それは良かった、と腰をさすりながら思っていると再び、
「あ :love: こっちにもあるよ~!掘って掘って!」
またかよ 🙁 、と思いながら苦労して掘り出すと、
「おにいちゃん、上手だね!こんなにいいのがとれた!」
おばちゃん大満足 😀 。
その姿をみて、こんなに喜ばれるなら、腰が痛くても掘ったかいがあるなと思った。
女の人に期待されて、男の人が応える。ついつい、頑張ってしまう。
こんなに自然な形で男女の役割分化が成され、大きな成果が生み出されているのですね。
今、東日本大震災の避難所でも、極当り前の様に、男女の役割分担がなされていると聞きます。
瓦礫の撤去作業など、力仕事を一手に担う男性陣。 :tikara:
少ない材料でも、男性に精がつくような食事を作る女性陣。
避難所での共同生活。限られた食材では、全員同じだけの食事を作ることが出来ない。そんな中でも、この壊滅的な状況を乗り越える為に、男の人にだけでも栄養を付けて欲しいとカレーライスを作り、自分達はおにぎりだけで十分、と笑顔で応えるおばちゃん達の姿は、被災地であるにも関わらずとても充足に満ちた表情として印象に残りました。
外圧が高まっている状況下では、男女の役割分化は自然と成され、共認されているのですね。
では、男女の役割分化は、特殊な状況下でしか成立しないのでしょうか?
そんなことはない!現実の仕事の場でも可能性はあるのです♪
仕事をし始める前は、仕事する上では男も女も一緒と思っていた。
だけど、「最前線で闘う男の人」や「場の空気を明るくする女の人」を見ていて、やっぱり得意なものがそれぞれあって、男女で役割分担しているんだなぁと思った。
また、自分自身も女への期待(「笑顔でおかえりなさい♪」って迎えてほしいなど)を素直にしてもらえて、「女っていいなぁ~♪」って思うようになった。また、それと同時に、「男の人ってすごい、有り難い」という気持ちがとても強くなった。
また、仕事をし始める前は、会社にはどんどん頭が凝り固まっていくお局様がいるらしいと聞いていた。
だけど、私の働いている会社にはいなかった。
十何年も働いていても自分のしている仕事のことを本当に楽しそうに話しているし、後輩の成長を自分のことのように喜んでくれるし、むしろ後輩達から学ぼうとしているし…。
年を重ねるほどに楽しそうで、ますます明るくなって、どんどんやわらかく、可愛らしくなっていいく。男の人たちにもとても可愛がられている。
「女」という役割を感じているから、女の先輩たちはあんなに明るくて、やわらかくて、可愛らしいいい女になっていくのだろう。
「男」という役割を感じているから、男の人たちはとことん追求して、ぎりぎりまで考え抜いて、話し合って、どんなことがあっても前線に立って闘い、そして、女の人を可愛がってくれるいい男になっていくのだろう。
仕事をする上で、「男であること」「女であること」がこんなに重要だと思わなかった。
次の春に、新しく増える仲間たちもこんな気付きに共感してくれたらいいなぁと思います。
男女の役割を感じ、行動していくことで、集団としての成果もどんどんあがっていくんですね!
そんな風にうまく役割分化を進めていくために必要なこと、気になりますよね??
そのポイント、実は女にあるのです!
画像はこちらからお借りしました。
女の本質(特性)を表現するのは、「自由」という言葉よりは、「柔軟」の方が良いと思います(^-^)
近代の「自由」というのは、「束縛からの解放」という意味が強いのですが、女の本質は、「束縛からの解放」ではなく「開放への順応」だと思うからです。
「応望存在ゆえに柔軟であり、柔軟ゆえに支配観念からの脱却も容易であり、(本源共認の)可能性が開かれて真っ先に順応する。」
だから「女が社会の流れを変える」のではないでしょうか。
「女が可能性の流れを生み、男が可能性の実現を形にする。」
それが私のイメージする、社会統合という課題でのオスメス役割分担です。
こう考えると、実は【男の居場所】って、すぐ目の前にあったのかもしれません。
ただ、それが今までと違う形に変わりつつあるから、気付き難かっただけ。
元々男達が本分としていた私権闘争は、私権圧力が衰弱する事で価値があいまいとなり、一旦男達は目標を見失います。同時に女をモノにする意味を失う事によってセックスレスが蔓延していきます。しかし同時にセックスレス化の進行は男が(独占のための)性闘争から解放された事も意味します。
その点で私権闘争から解放されたと同時に、そのもっと奥にあった性闘争からも解放されつつあるというのが現代の若者です。そしてそれは、言葉を変えれば究極の自分課題が衰弱した事も意味します。
他方で仲間充足⇒みんな収束に向かう潜在意識は年々強まっています。この新しい状況の中で、男達は自分課題から離脱し、新しい「みんな期待」に即した闘争存在としての役割を探している状態なのでしょう。現在はそれが未だはっきりと見えないが故に確かに不安は残存していますが、いわばそれは闘争課題に付き物の前向きの不安ともいえます。
男も女も不安の出所は突き詰めれば役割の欠損。しかし同じ独占の性の衰弱という原因が「闘争存在」と「充足存在」に不安の出所という点で逆の影響を及ぼしているのも事実。男女がともに活力を再生させるためには最後に「性の再生」という問題がテーマとなりそうです。密室から解放されたみんな課題の浮上と、その中での男の新たな役割模索は、その課題に大きなヒントを与えてくれるかもしれません。
男は闘争存在。
男が活力をもって働く場所は、女が可能性を感じた場所にあるのですね。
女たちが期待をかけ、男たちが応えていく。
その男女の役割分化がなされた社会のなかにこそ、男の居場所があるのではないでしょうか!
次回は、生まれながらに違いを持つ、男女の脳差等についてみていきたいと思います!
お楽しみに!
投稿者 2MFB2N : 2011年06月09日 TweetList
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コメント
投稿者 垂心
確かに!
現在は既存の枠組みに囚われて男女の役割が見えにくいですが、実は日常的に上手くいっている事例って男女の役割がお互いに共有できている時ですね^^
既存の枠組みも男女の役割から簡単に組み替えていければどんどんいい社会になっていきそうですね~
投稿者 mosimobox
女性が可能性を感じて期待する!これが鍵ですね。
もっともっと磨いていけば、男の人たちの活躍の場が広まっていきますね。うーん、楽しみです☆
投稿者 tomitomi
ようやく男の居場所が見えてきましたね。
今後、男女共に活力出るような場が構築されるといいですね!!
投稿者 KKK
女の期待。。。これをしっかりと把握している男は、活力持って応えようとしている=居場所があるということですね。
女の真の期待を感じることができるようになるには、どうすればよいのでしょうか?
投稿者 HHH
読んでみて ホントに そうだ! って何度もうなづきながら 読んでました。
一時期ジェンダーフリー
なんて 物をが騒がれたためか
最近 男らしさ 女らしさ を 持っている人 子どもが 少ないって 感じます。
その人らしさを 大切にする って事と それぞれの 良さや 特性を無視するって 話は別の話だと 思います。
ホントのジェンダー って 変えられないと特徴みたいなものを 大切にしたさきに あるって 改めて思いました。
家庭を聖域にするのは いかがなものかとも思います 。また遊びに来ますね。
投稿者 いいかげん保育士ウマ
なるほど・・・・なるほどです。
確かに、今や、やる気になる時って、色んな人達の期待を実現できそうなとき。
しかもその中心には女達が居る。
多かれ少なかれ、誰もが、経験しているはず。
ですね。