新たな時代の教育制度の提案に向けて~フランスの教育制度1(自由・平等・友愛と学歴社会)~ |
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2010年05月19日
習い事やめたい・・・と言われたら?
初めて記事を投稿する3歳児の母です。
毎週木曜11:00~14:00に、2歳・3歳・8歳・14歳の子供をもつ20~40代の母親と、未婚の20代女性、30代男性とで子育てについて議論しています。
核家族化・個人主義の中でどうしても“人それぞれの課題”になりがちな、子育てに関する不安・悩み・喜び・成功事例などをみんなでぶちまけて共有し合うことで、『自分だけじゃないんだ 😉 』と安心したり、『こうすればもっとうまくいくかも! 』と可能性が開けたり、『こういう時が来たらこうやってみよう :tikara: 』と心構えができたりと今まで以上に子育てが楽しみになってきました。
ひとりで悩むママさんたちが安心して子育てできるように、役にたつ記事・サロンにも参加できるような環境をみんなで作りあげていきたいです。
親になってからまわりを見渡してみると、塾、水泳、そろばん、ピアノ、バレエ、野球、サッカーetc...子供に何らかの習い事をさせている親がとても多いです。自分の子供の頃とは比べ物にならないくらい習い事のバリエーションも増えていてびっくりです 😯
子供が自分から何かに興味をもってやりたい!と言い出したら、親としてはできるだけやらせてあげたい、やり遂げてほしいと思いますよね。
でも子供が途中で嫌になってやめたくなったら・・・
やりたくないことをやらせるのはかわいそうだからやめさせる?
無理にでも続けさせる?
習い事の場合、教室or先生を変えてみる?
私も今はまだ実感がわきませんが、数年後には直面しそうな問題です
サロンで小学生・中学生のお嬢さんがいるお母さん、子供の頃を振り返って話してくれた20代の女の子から“ピアノ”に関するエピソードを聞いてヒントをもらいました。
続きの前に応援よろしくお願いします
どうもありがとうございます。精進します
最初は新鮮で楽しかった習い事も、続けているうちに伸びない時期が来たり、飽きてきたり、お友達や先生との関係に悩んだり、子供にとってさまざまな試練がやってくるでしょう。
そんな時期を子供も親もどうやって乗り越えて続けてきたのか、3人の話を紹介します。
Iちゃんの場合
練習中に失敗するたび大泣きして中断していたIちゃん。お母さんが「最初からうまく弾けなくて当たり前だよ 」と慰めても聞く耳を持たず練習嫌いになってしまっていたそうです。
でもある日のレッスンでとってもうまく弾けて、先生に「今までで一番いいよ~ 」といっぱい褒められた帰り、お母さんに最高の笑顔で「今日はめっちゃ気持ちいいわ!」とうれしい報告してくれて、それ以来すすんで練習するようになり、失敗しても以前のようにかんしゃくを起こすことなく頑張っているそうです。
Cちゃんの場合
難しい曲にチャレンジするもののなかなかうまく弾けず、練習するのがつまらなくなっていたCちゃん。
そこでお母さんは、以前にもなかなか弾けなかった曲があったけどいっぱい練習してだんだん上手になり、今では簡単に弾けるようになっていることを思い出させて、今回だって弾けるようになるよと諭してやる気にさせたそうです。
Aちゃんの場合
最初の先生はとても厳しい人で、手が下がってくるとたたかれたり3年間ずっと同じ曲を弾かされたり(先生のOKサインが出なかったため)続けるのがつらかったそうです。
でも先生が変わり、最初の先生とはうって変わってやさしくて、いつもどんなに小さなことでもいいところを見つけ出して褒め続けてくれたおかげでピアノが楽しくなってどんどん弾けるようになり、あっという間にショパンなどの難しい曲もこなせるようになっていたそうです。
子供が壁にぶつかった時に、すぐあきらめてやめてしまうか、しんどい思いをしてもがんばって乗り越えようとするかは過去にどれだけ成功体験・充足体験を積んできたかということにかかっているのではないでしょうか
子供がうまくいかないな、もう嫌だなと自信をなくしている時の“やめたい”の裏には『本当はもっとうまくなりたい』『親や友達や先生にできたねって喜んでもらいたい』という気持ちと『でもできないのがつらい、おもしろくない』という気持ちの葛藤があると思います。
子供は出来ることは面白い。
面白いから練習する。
練習すると勝手に上手になる。
すると次の段階に行きたくなる。
そういう特性がある。(るいネット“横峯式 子供はみんな天才 ~やる気にさせる4つのスイッチ~”より引用しました)
子供がこんな葛藤をしている時に叱ったり、あっさりやめさせたり、親が尽力して問題解決したりすると子供が自ら壁を乗り越えて充足するチャンスを逃してしまいます。
3人の話を聞いて、親にできることって何か考えてみると
その悔しい気持ちや不安な気持ちを否定せず受け止める。
できないことに目が向いている子供の、できている部分(過去の成功体験)や昨日よりほんの少しでもよくなった部分をともに喜んで認める。
子供が壁を乗り越えたあとの充足をイメージできるような言葉かけをする。
(この曲が弾けるようになったら一緒にお祝いしようね 発表会でみんなに聴いてもらえるね 憧れの人に一歩近づけるね などなど)
余りに高すぎるハードルを子供が設定していたら、そこに近づくまでの小さな目標を一緒に考える。
ということかなと思いました。
小さな成功体験を一緒に喜んでたくさんたくさん定着していけば、大人になった時困難な壁にぶつかってもそれを乗り越えたときの充足をイメージして可能性に収束していく力がつくはずです。
子供たちが成長していく姿を見るのは、大人たちにとっても本当にまぶしくてうれしいことですよね
こうやって子供たちが壁を乗り越えていくことは、子供たち自身だけでなく大人たちの成功体験・充足体験になることでしょう
投稿者 imamura : 2010年05月19日 TweetList
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