子育てどうする?~仕事をとる?子育てをとる?~ |
メイン
2010年04月22日
こんな子育てがしたい♪ 子育てにおける自然の摂理の重要性
写真はこちらよりお借りしました。
「こんな子育てがしたい♪」シリーズもいよいよ後半戦です。
子育て中のママさんの中では「うちの子、なかなか立たなくって・・・」「うちの子、他の子に比べて成長が遅いみたいで・・・」とか、不安になったりする人が多いようです。なぜ不安になるかというと、
1.子育てについて必要な知恵を知らない
2.母子手帳に子供の成長スピードの平均値が記載されているため、それと比較してしまう。
2の母子手帳の問題はまた後日取り上げるので、今回は子育てに必要な知恵について追求していきたいと思います。でも、いきなり気になるのは「子育てに必要な知恵」って何?ってことですよね。
続きが気になる方も、はやる気持ちを抑えて、まずは応援クリックをお願いします。
ありがとうございます。では、続きをどうぞ!
早速ですが、こんなるいネット記事を見つけました。
生まれて丁度半年になる子供が、1月ほど前から座れるようになった。
座ると視界が広がるので、好奇心の塊である子供は凄く喜ぶ。親としても子供が喜ぶ+寝ているよりも大人しく遊ぶので、何の疑問もなく、座らせていた。しかし、ある日子育ての相談に乗ってもらっている助産婦の方から、「ハイハイする前に座る時間が長くなると、ハイハイをしないまま、立つようになるので、止めたほうが良い」と言われて、凄く驚いた。
言われて直ぐ思ったのは、「早く立つなら良いのでは?」と言うこと。
ところが助産婦の方によると、「ハイハイせずに立つようになると、本来ハイハイを通して鍛えられる足・腰がしっかり成長しないままになる。そうすると、将来的に疲れやすくなったり、足腰が弱い子になってしまう」とのこと。なるほど、凄く納得。
考えてみれば、子供は「座っても安定する」ようになっただけで、自分で座れる訳ではない。”子供が喜ぶ”、”大人しく遊ぶ”ので、親が自分の都合で座らせているだけ。本来は、「動きたい⇒ハイハイ→足腰が鍛えられる→座れるようになる(→もっと動きたい)⇒つかまり立ち」と言うのが自然な成長の仕方。
それを親が自分の都合で捻じ曲げ、結果、成長に悪影響を与えようとしている。聞けば、同じような子供(ハイハイせずにいきなり立つ)はかなり多いらしく、それが若者の足腰の弱さにも繋がっている恐れがあるとのこと。
写真はこちらよりお借りしました。今回の経験で気がついたのは、”子育てにおいても『自然の摂理を読み解く』ことが極めて重要である”と言うこと。
現在は”聖域化した”核家族故に、大家族の中で伝えられてきた子育ての重要ポイント=『自然の摂理』が伝えられず、結果、親が「間抜けの独断」で勝手な判断を行い、子供の成長に悪影響を与えている。
これまでは、核家族化による子育ての悪影響は「精神的な影響」が最も大きいと思っていたのだが、「肉体的な悪影響」も生み出していることに始めて気がついた。他にも、母乳を飲む期間や離乳食についてなど、助産婦さんから教えてもらった子育てにおける『自然の摂理』は非常に多い。
一方で、ネットや子育てHOW TO本等には、『自然の摂理』に反した内容も多く、まさに有象無象の情報で溢れている。
このような状況の中、これからの子育てを考える上で、『自然の摂理』を真剣に考え、その認識をネットを通して広げていくことが、非常に重要になると感じている。
そうです。子育てに必要な知恵とは、「自然の摂理」なのですね。これまで人類500万年にわたって、我々の祖先達は子育てをしてきました。その中で様々な課題に直面したこともあったと思いますが、その都度解決してきました。そうやっていろいろな成功体験を積み上げてきています。そしてそれらは必ず「子供が成長するとはどういうことか」という自然の摂理に則っています。引用投稿中のハイハイの話もそうです。
しかし、現在はこのような子育ての知恵、自然の摂理が子育て経験者から次の世代に伝わっていかないという問題点があります。江戸時代などは、村全体で子育てを行っていました。そこでは様々な子育ての知恵が年長者から若者に伝授されていました。現代では、村落共同体は解体され、子育ても頼れるのは自分の母親一人とか育児書だけという、非常に心細い状況です。
しかし、現代だからこその子育ての知恵伝授の方法もあります。それは、インターネットです。現代の若者は、「誰かの役に立って喜んでもらいたい」という意識が強いという特徴があります。そんな彼らが、インターネット上でコミュニティを立ち上げ、子育て経験者が妊婦さんや新米ママにアドバイスをしているのです。たとえば、こちらのアメーバピグでもそのようなコミュニティが立ち上げられています。(日経新聞より)
写真はこちらよりお借りしました。
ネット上であれ、相談できるというのは不安一杯のママにとってはすごくいいですね。ただ、そこで子育ての自然の摂理を知ることができるかというと、必ずしもそうとは言えません。昔の村落共同体では何世代にもわたって子育ての知恵が蓄積されてきたように、やはり自然の摂理を知ろうとすると、蓄積が非常に重要です。
そこでおすすめなのが、るいネットの「子育て悩み相談」。ここでは、子育て奮闘中のママさんの実体験や、事実に基づいた構造論など、広い範囲にわたって「子育てどうする?」が追求されています。特に、佳作は優れた投稿が一杯です。こちらの掲示板を読むことで、様々な自然の摂理を知ることができると思います。また、不安に思っていることを書き込めば参加者が回答してくれたりします。また、成功体験などを掻き込んでいただければ、みんなの役に立つ情報蓄積にもなります。ぜひどうぞ。
最後に、こちらも訳に立つ投稿なのでぜひ読んでみて下さい。
自然の摂理から環境を考える~本気でお産を追求したいシリーズ~
江戸時代の子育てから学ぶ(1)~みんなで子育ての時代
サン(ブッシュマン)の社会・婚姻・子育て
「3歳児神話って本当なの?」
投稿者 mkkzms : 2010年04月22日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2010/04/1040.html/trackback
コメント
投稿者 The Ginyu Force
民族の歴史によっても、子育ての仕方は大きく変わるようですね。
only mother 代表ブログによると、
**********************
民俗学的に日本と欧米との子育ての違いは、あるのか?
基本的に日本人と欧米人(ここでは2地域での比較のみ)の違いは、稲作農耕民族と牧畜肉食民族の違いからきているのではないか。古来の両者の子育ての違いを述べると多岐にわたるが、ひとつ「しつけ」を取り上げると、
稲作農耕民族(日本)は、あたかも稲を育てるように子どもを育て、神から授かったという「子宝」という考えを持っている。何でも許すという「7歳までは神の子」という考え。7歳までは非常に寛大な子育て。その後は徐々に自由の範囲がせばまる。
牧畜肉食民族(欧米)は、「しつけ」に対して非常に厳しく、成長するにつれ自由度がましていく。これは家畜を厳しくしつける習慣を小さい子どもに適応しているものと考えられている。
子育ての方法というよりは、子どもの誕生をどう受け止めるのかの違いが大きいのではないか。
only motherとしては、日本古来の子育ての方法、考え方のmother(=全てを生み出す根源)からくる「なでる」を実践出来るようにしたいと考えている。
しかし、最近は「しつけ」という名のもとの虐待が増えている。なぜこうなったのか
*****************************