婚姻史シリーズ(29)~村内婚と村外婚~ |
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2009年03月29日
共同体~充足体験の積み重ね&大事なことはみんなで決める~
日本では、村落共同体の構成員は、血縁や地縁によるつながりが強いように見えるが、それは結果としてそうなっているのであり、本当の鍵は共同作業にあると思う。結婚式の際に、「夫婦最初の共同作業です」という陳腐な言葉が使われることがあるが、これも無意識のうちに、共同作業をしてはじめて共同体の一員になるという発想があるためではないだろうか。なお、共同作業が基礎となっても、従来型の産業は、土地や地域に大きく依存するので、村落共同体に血縁や地縁が生じる結果となる。
なるほど!と思ったのが
“本当の鍵は共同作業にある・・・・”の下りです。
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共同作業を通じての“充足体験の積み重ね”が共同体を形成する。
かつての貧困=生存圧力、そして自然外圧が高かった頃は、直接生死に関わる死活問題であったが、それらを克服すること、分かち合うことが充足体験に繋がっていた。
また、
生産の中心は農業であり、農業は個人で従事しにくい生産活動であり、また、治水などをめぐって集団同士の話合い=『寄り合い』が必要になってくる。
江戸時代のように身分制度(序列規範)がはっきりしていた時代であっても、重要な事は、百姓自身による『寄り合い』によって決められていた。
農村)
農村では、村役人を通じて幕府や藩の命令が農民たちに伝えられた。村役人は村方三役(むらかたさんやく)とも言い、名主(庄屋)、組頭、百姓代の三役があった。通常の村の行政は、村役人らを中心に進められるが、重要な決めごとは本百姓(農地を持つ百姓)らが集まって話し合う「寄合(よりあい)」で決められた。
翻って、
生存圧力も自然外圧もほぼ克服してしまった現在、充足体験に繋がる共同作業が無くなったかのように思えるが、見えにくくなっただけである。そして、みんなで決める『寄り合い』という場が殆どなくなってしまったことも後押ししているようである。
提言している人はいる。それ程長くないので引用元をクリックして読んでみて欲しい。
洞爺村塾での講演要旨
■共通の学びの場を持つこと。自前で議論の場を確保し、車座になって話し合い、寄り合いのパワーを復権させる事が原点だと思います。誰か偉い人の言うことに従い一丸となって付いていくのではなく、お互いの違いを認め合って共通の課題をクリアしていく。寄り合い民主主義で足元を固めていく事の大切さをいまこそ噛みしめています。
そして、
ネットを通じて実現しようとしているのが、るいネットである。
従って、社会の心臓部となる『認識形成サイト』への参加は、そのまま旧体制に代わる全く新しい社会統合機構(の中核部)を、自分たちでゼロから構築してゆく活動となる。それは、まぎれもなく「この時代を作ってゆく当事者になる」ということであり、だからこそ「一番面白い」活動になる。
共同体を復活させる
生産基盤を持つ企業が、次代の共同体の実現の可能性が一番高いと思っていたが、終身雇用の崩壊、非正規雇用の増大、さらには“派遣切り”“失業者の増大”内定者の見送り“と言ったようにガタガタ状態になってきている。
共同作業=共通の課題を担うという意味では企業が望ましいが、絶対ではなさそうである。
現代の共通課題とは、社会(をどうする?という)課題である。だから、誰もが担える課題であり、誰もが担うべき課題である。
その為には、
るいネットの言葉を借りるなら、『寄り合い』→“共認形成の場”そして、そこには“答え”という新しい認識が必要である。
その一つの実現体が、ネットサロンであり、
このブログ記事も、ネットサロンを通じて寄稿しています。
一緒に、“自分たちでゼロから構築してゆく活動”に参加してみませんか?連絡お待ちしております。
参加を希望される方は(コチラ)にメールを
火・木・土 p.m.7:00~11:00 (祝祭日は除く) 予定表
関東 (株)類設計室・類グループ 東京本社3F、大阪本社7F
一般 : 500円/1回
中・高生 : 300円/1回
投稿者 sodan : 2009年03月29日 TweetList
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