子育てを第一課題にしていることが、子供の成長を止めている |
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2008年04月28日
第2回全国学力テスト実施・・・その中身は?!
昨年から始まった「全国学力・学習状況調査」いわゆる全国学力テストの第2回目が4月22日に実施されました。
読売新聞4月23日では以下のように伝えています。
>昨年と比較すると、思考力や表現力を試すため、子供に理由を考えて書かせる問題が数多く出題され、専門家からは「こうした試験に対応するには、少人数教育などの授業改革がより一層求められている」との声があがっている。
>「活用」は、身近な生活に知識を生かす力を試すテスト。解答を選ばせる選択式は小学校の国語Bが12問中2問、算数Bでは13問中5問で、中学校でも国語Bが10問中6問、数学Bは15問中5問にとどまるなど、何らかの解答を考えて書かせる設問が多かった。
>典型的だったのは、小学校の算数Bで出題された米の生産額を尋ねる問題。2種類のグラフを読ませたうえ、「米の割合が60%から40%に減っているから米の生産額も減っている」という考え方が正しいかどうかと、その理由を尋ねた。
私も問題を少し見てみたのですが、算数の問題もこれが算数の問題か?と思うぐらい、文章が長くまた数式だけでなく、文章と数式の両方でその理由を答えなさいというものが多いですね!
(リンク)←ここで見れます。
この流れは何を意味しているのでしょうか?続きはクリックの後
さて知り合いの塾の先生から聞いた話なのですが、最近の子供は文章題が解けない子が多いそうです。
その理由はというと“国語力が低下しているから!”とのこと。単純な計算問題は解けるけれども、それが文章化=観念化されるといったい何を表しているのかがまったく理解できないという子供も少なくないそう。
この原因の分析はさらに追及していかなければならないけれども、そのひとつに現在の教科教育の縦割り構造があるようにも思えます。
つまり国語は国語、算数は算数という感じでその両者の観念と論理がまったくつながっていないということではないでしょうか?
その結果、算数の中でも国語力の要する文章問題が解けない子供が増えた。そんな状況を文部科学省も気づき始めたから、上記のように理由を尋ねる問題の増加という流れになったのではないでしょうか?
全国学力テストに対しては賛否両論ありますが、ある程度時代の流れをつかみとり、それに沿った問題を出題しているという点においては評価してもいいように思います。
投稿者 daichi : 2008年04月28日 TweetList
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