| メイン |

2008年03月07日

ママカースト

子供達がカースト制度を導入しつつある一方で、ママカーストなる現象も話題?らしい。
ママの友の当ブログとしてはホッとけないんで、ちょっと考えて見ましょう。

これは、暴れん坊ママ
%E6%9A%B4%E3%82%8C%E3%82%93%E5%9D%8A%E3%83%9E%E3%83%9E.jpg
発信元はどうやら週間朝日。

「お宅は何階の部屋?」 ママカースト制の終わらぬ地獄

相変わらず、なんともショッキングなお見出しですね。

会った瞬間、ママバッグやベビーカーにさっと目を光らせる。私より上? 下? まずは立ち位置を見極めることが大切。身の丈でない階層に紛れ込むと、強烈な劣等感に見舞われるから。

どうやら、何時ぞやの公園デビューなるものの延長+激化現象との事ですが・・・・・。

続きの前にポチ応援お願いします。

いつもありがとうございます

 にほんブログ村 子育てブログへ

更に極め付けがこの部分

●脱出のはずが難民に

 それでも、少しでも「上」の階層に行きたいと願う人は当然いる。マイさん(37)はお嬢様校の出身。中学生のころから家柄や容姿による「女子カースト」に悩まされてきた。就職活動のときはコネで楽々と内定をとる同級生を見ながら、サラリーマン家庭に生まれた境遇を恨んだ。転職や資格取得で幸せ探しに迷走した末、結婚と出産で大逆転を狙った。

 大手メーカー勤務の夫と結婚し、都内に一戸建てを建てた。2歳の娘に絵本や教材を惜しみなく与えられる生活は、裕福なほうだと思う。

 「上」への階層脱出ができたはずだった。だが、一戸建てを建てた場所は下町。300円の偽キャラクター服を着せている母親に海外ブランド服で張り合っても、褒められるどころか見分けてもらえない。離乳食に何がいいか相談すると、

 「たこ焼きのトロッとしたところ。うちの子あれで育ったし」

 ここ下町で最上位に君臨するのは、子だくさんの母ちゃん。20代前半のシングルマザーが子ども3人をどやしながらスーパーで買い物する姿が頼もしいと尊敬のまなざしで見られている。

 たまに会う同級生には髪のツヤで敗北を感じ、たくましい母ちゃんに劣等感を感じ、ヤンママが怖くて児童館に行けない。「脱出」のはずが、完全にカースト難民。ヤンママの子と同じ小学校に入りでもしたら、永遠に下層から抜け出せない。幼稚園受験に逆転のチャンスをかけている。

なんか、意識しているあなたが問題なんじゃにゃいの?
  と詰め寄りたくなってくる。

と思いきや、この記事に対して、こんなご意見も

反・「ママカースト制」! 東京の田舎的交流

もちろんこれは、ある一部では真実だろうが、これがどこでも「常識」ではないということ、別の一部の「真実」もあることをご紹介したい。

とした上で、下町のママたちの事例を紹介してくれている。

「公園で会う子とか、よその子でも悪いことしたら、ちゃんと叱る! そしてちゃんと謝れたら、ちゃんと褒める」(30代)なんてママもいるし、「毎週、上の子のお稽古事に付き添うとき、友達に下の子を見てもらってる」(20代)、「お互いに仕事が忙しいとき、残業になるときなどは、子どもを預けあって、晩ごはん+風呂+宿題をセットでみてもらう」(30代)、「ママ友が作りすぎたおかずをよくもらう」(20代)、「子どもが水疱瘡になったとき、仕事をどうしても休めなくて困っていたら、同じく水疱瘡になった子のお母さんが『どっちも水疱瘡だともううつる心配がないから』と預かってくれた」(30代)、「子どもが自転車に乗れなかったとき、よそのママが自分の子と一緒に公園に連れて行って、特訓してくれて、乗れるようになった」(30代)なんて声も。
田舎よりよっぽど「田舎」的である。

「子を育てる」と言う共通課題を持つママ達の健全な事例。
ここには、カーストの「カ」の字も出てこない。

ママカーストなどと打ち出すと、先の自意識過剰なママが増え出してしまいそうではないですか?週間朝日さん?

「暴れん坊ママ」
なんて連ドラもあったそうで、どうもマスコミの方々はこの様な現象を煽っている嫌いがある。

地域性、共同性が破壊された地域や社会、そして極めつけの密室家庭では、ミーイズムな親達が、自子中に走る。仕舞いには、我が子はアイテムの一つでしかなくなり、最終的には、自己中な自意識過剰ママが出来上がる。これがママカースト。

ママカースト的な現象も起こってはいるでしょうが、最悪な事象の一つでしょう。
むしろ「子育て」を共通課題にしたママたちの成功事例や、この様な原因構造をマスコミとしては発信して欲しいところですね。

ママカーストってヤツは、このブログでも先日紹介した、スクールカーストなどとはちょっと違った話題だったようです。

投稿者 gokuu : 2008年03月07日 List   

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2008/03/485.html/trackback

コメント

ママカーストと呼べるほどまでの人はまだ周りにはいないですが、少しそうなのかな?と感じてしまう方とかはいらっしゃったりしますね。自分も気をつけないと(>_

投稿者 みのりん : 2008年3月8日 11:00

AERAでその記事を読みましたが、都心の私立中学高校では以前からあった現象です。
親の側の意識でしかないと思います。全くこどもは気にしていません。

たしかに私の妻が授業参観で結婚式で着るような正装をしていっても周りから「きょうは普段着ですね」といわれ違和感を覚えたことがたびたび合ったようですが。でもうちの場合は毎回背伸びはできませんので・・・
それに父親たちの場合はその様なことはまったくありません。
傾向として少しだけ裕福な家庭ほどそうなる傾向があるようです。本当に裕福な人はそんなことは気にしていませんでした。

マスコミがことさらに取り上げることには問題があるのかなとおもいます。格差が問題であるというような報道姿勢です・・・。

投稿者 seiginome : 2008年3月12日 16:54

子どもを育てるという共通課題・・・とは言っても、みんなの意識は”自分の”子どもなので規範を教えようにも抵抗がある(他の子どもも自分の子と同じように叱ったあと「これでよかったのか・・・」と悩んだり。。)とママ友が言ってました。その家庭はとても健全なお子さんに育っているんですが、せっかくの規範も共通規範と認識されなければ人それぞれな子育てとの間に挟まれ苦しくなってしまうようです。

逆に、一生懸命仕事をしつつ子育てもがんばっているママさんたちが自ら保育所を作ったりしている例も聞きます。
そこには共通課題があるから成立しているのかなーと思います。

投稿者 なっつん : 2008年3月13日 21:19

コメントありがとうございます

みのりんさん
>ママカーストと呼べるほどまでの人はまだ周りにはいない

でしょうね。あるでしょうが、少ないのが実態でしょう。マスコミで騒ぐのは一面的。良くあることです。

seiginomeさん
>マスコミがことさらに取り上げることには問題があるのかなとおもいます。格差が問題であるというような報道姿勢です・・・。

格差も同じ。マスコミが刺激的に報道するから不安になったり、殊更格差を否定したりしてしまう。マスコミの影響大きいですね。

ブログ等による発信が、対抗手段の一つだと思います。今後も宜しくです。

投稿者 gokuu : 2008年3月13日 21:22

>一生懸命仕事をしつつ子育てもがんばっているママさんたちが自ら保育所を作ったりしている例

こんな保育所なら子供たちも元気に育つように思いますね。
「子育て」と「仕事」が共通課題って事ですよね。
確かに、子育てだけを共通課題としたところで、ちょっと偏った課題のような気がしてきました。
「仕事(=生産)」と「子育て」がセットではじめて共通課題になり得るのでしょうか?
こうなってくると、男性も、企業も・・・・って広がっていく。これが可能性なのではなかろうか?
こんな風にも考えられますよね。

投稿者 gokuu : 2008年3月13日 21:36

コメントしてください