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2008年02月05日
増える教師の長期欠席どうする
今日は少し重いです。最近公立学校に勤務する教師の長期欠席が増加傾向にあるみたいです。しかも驚くべきことに、精神疾患が原因となっている教師がその６割を占めているそうです！
なぜそんなことになっているのでしょう？そのあたりの話をしたいと思います。
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＞文部科学省によると、全国の公立学校に勤務する教師のうち、昨年度、病気で学校を長期欠勤した教師の数は、なんと７６５５人にもなっているのだそうだ。
おととしより６３８人も増えており、このうち、精神疾患が原因の教師は前の年度より４９７人多い４６７５人で、この１０年間で３倍以上になっている。
長期欠勤者に占める割合も初めて６０％を上回り、調査が始まった昭和５４年以降最も高い結果となった。
この背景について、各地の教育委員会の話によれば、保護者や地域からの期待や要望が多様化していることや、生徒指導や教育内容への変化に対応できていないことなどをあげるところが多く、教師どうしのコミュニケーションが不足し適切な相談相手がいないという指摘もあった。
上記はるいネットからの引用です。
なかなか原因は掴みかねますが、やはり大きな根っこにあるものとして収束不全があるのだと思います。何が正しくて、子供たちに何を伝えたらいいのかわからないという問題がこの収束不全。
でも頭の中では「何か答えを出さなきゃ！」というのが半分強迫観念のようになってしまっていて、それがプレッシャーとなってのしかかってきているという状況ではないかと思います。
そんなときは頭を切り替えて、答えを子供に伝えるんじゃなくて、子供たちに何が答えか思考してもらうという風にしてみればどうでしょうか。
その辺の事例が、るいネットにありました。
＞大人たちがすべきことは「答えを与える」ことではなく、「子供たちに思考させること」だと思います。
今日、小学校の先生におもしろい話を聞きました。
その先生の学級で靴隠し事件が起こったらしいのですが、大人の発想としては「なんで靴を隠したらダメなのか？」を子供たちに言い聞かせるというものが一般的だと思う。しかし、子供たちがいたずらするときは「ダメなこと」だとわかっていてやっているので、ダメな理由など言い聞かせても意味がない。
で、その先生がとった行動は、みんなに「靴隠しってどう思う？」と問いかける。そうすると子供たちから「よくないー！」と出てくる。そうすることで先生が一方的に「ダメ」と決め付けるのではなく、子供たちから引き出すのです。そしてダメなことなんだという共認域を広げる。
そして「じゃあ、どうしたらなくなるかな？」と問いかける。
みんなからいろんな意見が出てきて、それら全てを受け入れる。先生は正しい正しくないの判断はしない。
そのうち子供たち自ら「これがいいんじゃない？」「これはいらないね。」と判断していくそうです。そこで決まったのが「パトロールする」というもの！
で、実際みんなで交代してパトロールしたことで靴隠しは無くなったそうです。子供たち自身で「規範」を作り、守れない子は必然的に「自己中」とレッテルを貼られ、仲間から強烈な圧力が加えられる。
仲間からの白い目圧力に勝る共認圧力はない！ということを、子供たちは身をもって知っているんです！そんな子供たちの潜在的に備わっている能力を活かしてあげるのが、大人のすべきことかなと思う。（実際、あまりすることはない。とも言える。）
子供たちが「育つ」のを、どれだけ期待して「待てる」か。ということかな？って思いました。
重要なのは「育てる」のではなくて、子供たちが「育つ」のを「待つ」こと。そういう風に頭を切り替えれば先生自身も“答えを出さなきゃ！”という強迫観念から解き放たれるのではないでしょうか。
投稿者 daichi : 2008年02月05日
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コメント
投稿者 みなみ☆
はじめまして。
いつも楽しく読ませてもらってます＾＾
今がんばっている人限定のＳＮＳを作りました。
ブログ。子育て。ダイエットなどがんばっている人が集まって、みんなで応援したりすることで、がんばっていけたらいいと思ってます＾＾
ブログを接続するだけでもＯＫです！
是非力を貸してください＞＜
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いきなりすいませんでした。。
投稿者 sv
＞そんな子供たちの潜在的に備わっている能力を活かしてあげるのが、大人のすべきことかなと思う。
確かに！
もともと機能として、私たち人類は今までたくさん外圧に晒され、たくさんのものを獲得してきた。
みんなが潜在的に持っている、その機能を活かすのが、大人や教師たちの役割。
何にもない中で、教師や親だけで「育てる」なんて無理で、今までがあるから、みんながいるから、育てられるんですよね♪