恋愛第一世代の下り坂。。。 |
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2007年12月20日
冷め切った夫婦を見ながら育った子ども達の心境って?
お互いが不満をぶつけ合い、要求や否定の繰り返しばかり 👿 😥 となってしまう両親。密室家庭の中はどんどん冷め切っていきます。
外で働く父親には仕事の課題があり仕事仲間もいることから、家庭の中で充たされない思いを外で発散するようになり、次第に家庭から離れていきます。
では残った母親は?
「亭主元気で留主がいい」と悠々自適なイメージとは裏腹に、充たされない思いと自分の期待(わがまま)に応えてくれない父親への否定視を強めていくのではないでしょうか。
こうなると母親の充たされない思いは、密室ゆえに子供に向かうしかありません(唯一の収束先)。それは一見子供に対して強い愛情表現となって現れますが、実態は「(自分のわがままを)子供への依存」であり、要求の対象が子供に変わっただけでしかないのです。子供にとっては、それが母親からの過期待 🙁 となっていきます。
そんな冷め切った両親を見て育った子供達の心境はどうなると思いますか?
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父親も母親も充たされず不全・不安な状態である以上、子供に充足を与えられるはずがありません。当然子供達はいつも不安なはずです。特に幼い頃の同化対象となるべき母親からの評価が得られないがゆえに、本来なら母親を超えて友達や周りへと同化対象を広げていくはずが、充足を求めて母親への依存度をさらに高めて、応えることができない母親の過期待へとひたすら同化しようとするのです。
母親の子供への依存と子供の母親への同化収束が「共依存」となって、密室化はさらに進んでしまいます。そこでは父親への否定視共認ができあがり、父親を悪者にしてしまいます。こうなると父親にとって、もはや家庭は自分の居場所ではありません。
しかし、母親との共依存関係では子供達は充足できません。なぜなら母親の過期待には応えることができないからです。残り続ける不安により、仲間や周りに対しても心を開くことができず、いつまでも充たされない、うまくいかない。そんな自分に対して、強烈な「ダメ観念」や「自己正当化観念」を作り上げて、頭の中だけで必死に納得しようとします。
そして、蓄積したダメ観念(自己正当化観念)は、あるきっかけを元に、自己攻撃や他者攻撃に走らせてしまう・・・。
いったい誰が悪いのでしょうか?父親?母親?
いや、誰が悪いという問題ではないのです。 重要!これは家庭が密室化したがゆえに孕んだ問題であり、程度の差こそあれ、どんな家庭でも当てはまる共通の構造なのです。だからこそ、個人や個別の家庭の問題として捉えるのではなく、みんなの課題として、みんなで考えて突破口を見出していく必要があるのだと思います。
投稿者 hiroaki : 2007年12月20日 TweetList
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コメント
投稿者 りうママ
>悠々自適に親子でどんどん外へ向かっていく
素直にこれができるママは、家庭の外に充足可能性を見出せるんですよね。
周りの目が気になったり、プライドが高かったりすると、それだけで視界が狭くなっちゃうんでしょうね。
この違いは大きい!
投稿者 hiroaki
>「亭主元気で留主がいい」と悠々自適なイメージとは裏腹に、充たされない思いと自分の期待(わがまま)に応えてくれない父親への否定視を強めていくのではないでしょうか。
ひょぇぇ~。
他人事とは思えず...ドキッとしますね。
が、否定視を強めるのではなく、悠々自適に親子でどんどん外へ向かっていくと、それだけで全然違いますよ。