冷め切った夫婦を見ながら育った子ども達の心境って? |
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2007年12月21日
親との同居
親との同居が意味するもの。
親元に同居する理由として、一番に経済的な理由が挙げられている。
確かに家賃の高い都心を始めとして一人暮らしを始めれば、経済的に負担がかかる。
しかし、親と同居しないで生活している人が多くいるように思い切って飛び出し、一人暮らしすることは可能であろう。
親元との同居で問題なのは、
・(家庭への意識が主になり)社会との繋がりが薄い
・親と子が共依存の関係を続けている
要は、密室家庭の延長上になっている場合である。
子供は(大人も)成長するのに合わせて、同化対象・対象世界を広げていく。
同化対象・対象世界を広げていくからこそ成長できるのだ。
親と子の狭い空間=密室家庭が、それを阻害している。
社会の意識潮流をはじめ、社会状況は、刻一刻と変わっているのに対して、
家庭(親と子)だけの関係では、対象世界は狭まり、旧い価値観を引きずりやすい。
自分の世界=価値観から抜け出せなくなり、みんなの意識を対象化できなくなる。
それは、より多くの“期待=応合”の共認充足体験の可能性を閉ざすのと同じである。
密室家庭が蔓延化しだしたのは、戦後、高度成長期から都市化へ流入した団塊世代以降の核家族化の家庭。
時代の流れを、単に、嘆いても始まらない。誰かを、また、自分を責めても何も変わらない。
構造化することによってのみ時代背景・状況が見えてくる。
これからをどうするのか?
今のままの延長で、お互い依存したまま(周りとのズレを感じたまま)終えてしまうのか?
これからの可能性を探るのか?
密室家庭から抜け出した時、そこには多くの可能性が秘められており、また、改めて支えてくれていたみんな(周り)が見えてくるのではないでしょうか?
ポチ・ポチ応援、宜しくお願いします。
投稿者 sodan : 2007年12月21日 TweetList
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