指導の手段を失う教育現場 |
メイン
2007年06月15日
学校ってどうなってるの?6~先の見えない教師という仕事~
少し古いですが、2002年に、神戸新聞に掲載された『嘘だと言って【教師のわいせつ事件考】』を読んでみました。わいせつ事件は、教師の下半身の実態を明らかにするとともに、さらに、学校の教師の取り巻く圧力状況を理解することができる事例だと思います。
学校ってどうなってるの?6【シリーズ第六段】は、【学校ってどうなってるの?4~教師のわいせつ行為~】から、先の見えない【教師という仕事】を捉えてみたいと思います。
『嘘だと言って【教師のわいせつ事件考】』 の詳細分析は、続きに記載してありますので、参照下さい。
昨今、マスコミをにぎわせている、教師のわいせつ行為や疲弊、うつなどの精神疾患増加、校内暴力、不登校やひきこもり、体罰や学級崩壊、学力低下などの学校を取り巻く問題が発生しているのは、なんでしょうか?
一つの仮説を立ててみました。
私たちは、どんな仕事をするにも、仕事を頼んでくれた人や期待を寄せてくれる人の要望に応えられることで、日々、充足を感じています。仕事だけでなく、私たちの日常の全ての言動は、みんなの期待に応えるためにという意識を少なからずもっているでしょう。教師という仕事も同じで、しかも、教育という将来を担う子供を育てる仕事は、私たちの仕事よりも、期待がもっとも高い仕事で、普通であれば、がんばろうとしすぎてしまう部分があるのでしょう。期待が高いゆえに、その圧力も高く、答えのない密室空間での教師たちは、空焚き状態になっていると思われます。
では、教師たちを取り巻く圧力とは一体なんであろうか?巨視的に列挙してみました。
1)答えのない社会からの収束不全という圧力
・教育といえば、昔は、いい大学に入りいい企業に就職し、いい生活をするという私権社会に勝ち残るためのすべを教えることが主眼となっていましたが、昨今、その原理が総崩れとなり、教育に携わる教師の生徒への教育方針が見えない状況に陥っていることは否めません。
2)マスコミのバッシングという圧力
・昨今、なんでもいいからでっち上げ、捏造するマスコミの教師の不祥事は格好の報道ネタになり、不祥事を起こす教師は許さん!という社会共認を形成させ教師を追い込む圧力があります。
3)政府、教育委員会、文部科学省、教育再生会議なるものや、規制圧力とがんじがらめの教育学習指導要領からの圧力
・多くの改革が叫ばれる中、お上からの方針を忠実に実践しようとしても、一向に現場が改善されないことからくるお上圧力。
4)生徒やPTAからの理不尽な要求と圧力、その醜聞などの口コミ流布など
・給食費無払いなどに代表される、子育てパパ、教育ママ、子供たちを囲い込む親=PTAからの理不尽な圧力や要求に時間がとられ、対応に苦慮している実態。さらに、そんな親に育てられた病的ともいえる精神・性格欠陥児の増加とそれへの個別対応など、下からの突き上げ圧力が、年々増加。生徒も、わがままし放題。
5)学校内の教師同士の協働性のないことでの個人課題への押し付け圧力、不透明な学校運営からの圧力
・教材は自ら作るしかなく、自宅に持ち帰っても行い、平均12~14時間の土日の休みもない仕事。教師間の協働作業の不可能な実態から、孤立する教師。仕事をする教師と仕事をしない教師の明確な落差・断層なのからの不満、疲弊。
6)個性、平等、平和、自由、愛、人権などの近代思想の呪縛から離れられない圧力
・生徒の仲間意識の強さ、自我抑制、社会・親たちの不正は許さないという圧力と相反する個性教育や近代観念に裏づけされた教育
7)給料は、労働時間に対しては、低く、評価なし、課題なし、期待なしという教師という仕事の不全圧力
・やることは多いが、教師としての成果評価、期待が見えないという不全。自分の授業に自信があっても、PTAや生徒などの周りから駄目だし。何を教えたらいいのか?分からないとう不安
8)当てにならない要求主義の労働組合『日教組』他への不全と圧力・かつては、労働環境などの改善を提起して獲得してきた労働組合の衰弱とそれへの参加意識の低下。要求だけの労組なんか誰も期待できず、ただ、教師個人へとばらばらになってゆく学校組織の孤立無縁化。
。
9)何よりも学校、クラスを統合する、まとめるという先が見えない未明課題からの圧力
・力の序列原理という力技で学校やクラスを統合しようとする方法論に破綻とその先の統合方法が見えない不安と軋轢。
10)もともと、教育とは、集団の中で集団をまとめる為に必要不可欠なもの。それは、性を含めた心を体と頭が一体で、集団の営みそのものであり、仮想集団という学校における統合限界からくる不全。
さて、このような雁字搦めの圧力下において、何を活力源として、教師は仕事をしているのでしょうか?それは、食う為でしょうか?お金をもうける為でしょうか?そういう人もいるでしょう。しかし、まじめな熱血、熱心な教師ほど、わいせつ行為に及ぶ共通項が見られるようです。
続きを読む前にクリックお願いします。
教師の活力源は、やはり、
★☆★☆★『成長する子供たち』★☆★☆★
なのだと思います。仕事をまともにしようとすればするほど、教師は生徒に同化しようとします。当然、生徒も、先生にほめられたり、評価されたりすれば、それは、うれしい。だから、生徒と教師は、つながることが多いのでしょう。
学校を一つの職場としたら、先生と生徒の恋愛関係は、職場恋愛と同じく、ともに、何かをやり遂げた充足感は、お互い、必ずあるはずで、その中でつながってしまうこともわからないではないです。しかし、先生の考え方は古く、生徒は、人の仲間としての仲間共認充足としてしか捉えていないのに、独占の性関係を求めてしまう。特殊なロリコンのような、小学校の子供たちに対するわいせつ行為を行う教師は、ほとんど狂っているとしか思えませんので、別格としますが、このような、圧力下で、解脱に埋没し、その最たる 【性】という行為に及んでしまう構造も見て取れないわけではありません。思春期を迎えた女たちの中で、男性教師が、そこにいる構造は、お山の大将となってしまう構造をはらんでいるのではないか?とも思えます。
しかし、神戸新聞は、こういっています。
「学校の常識は、世間の非常識」
と・・・・
学校は密室空間かつ、世間と隔絶して場であることは確かなようです。さらば、どうする?
【自らの組織を自ら作り出す】という根本の共認原理を導入すべきで、生産と消費・生殖も含めた集団のありようから、学校という組織を見直す必要を私は感じています。
神戸新聞より、抜粋です・・・・・
【嘘だと言って【教師のわいせつ事件考】INDEX】
◆1.【発生率15倍】突出する中学教師
・市立中学教諭の相次ぐ逮捕は、伊丹市の教育関係者に衝撃を与えた。内容はいずれも破廉恥事件。しかも二教諭とも、周囲の信頼を集める人物だった。
・「教委の指導主事にだれか推薦を、と言われれば間違いなく彼を推していた」と校長。それだけの信任を得ていた社会科教諭は市の教育研究所の研究員を務めたことがあり、教材開発や指導方法など、社会科では同市の指導者的存在。「分かりやすい授業」で知られ、担当していないクラスの生徒たちも、この教諭の授業のノートを借りて勉強するほどだった。
・「野球部がいのちの元気者」でもあった。早朝練習のため、毎日午前七時すぎには学校にいた。自宅は神戸市西部。車で一時間余りはかかる。それでも放課後の部活動はもちろん、土日曜も返上して練習や試合に明け暮れていた。
・「伊丹の中学野球部を初めて県大会に導いた男」とも呼ばれる。親身になっての指導に「先生がいたから今の自分がある」と話す卒業生も少なくない。父母たちも「礼儀正しく、情熱的で頼りがいのある先生」と感じていた。
・模範的だったその教諭が今、神戸地裁の被告席に立つ。「嘘(うそ)だ」と、逮捕当時、生徒たちは叫んだ。何が起きたのか。次回は、それを報告したい。
◆2.【奇妙な符号】夏休み、部活の前後
・しかし、今年逮捕されたのは、熱心で優秀な教師たちだった。そして奇妙な符合がある。伊丹市の二人は部活動の実績を誇り、ともに部活動にからむ行動の中で軌道を踏み外している。その背景に迫る前に、もう一人、姫路市の教師のケースをたどっておこう。
◆3.【被告席で】人を殴りたかった」
・教諭も熱心な先生として知られていた。教科書に頼らず、人形など手作りの教材をふんだんに使い、生徒の人気者だった。兵教組の兵庫教育文化研究所の外国語研究員として活躍し、校内では生徒会担当を務めた。そして水泳部顧問。中学校体育連盟の中播地区理事でもあった。朝五時には起きて早朝練習に駆け付け、土日曜もなかったという。
・裁判で弁護人は起訴事実を認めた上で、ふだんは温厚な教諭が犯行に至った理由として、こうした多忙によるストレスをあげた。
・「土、日曜を含め仕事時間は一日平均十四時間四十八分。四月以降の休日は(犯行までに)わずか二日ほど」「これほど多忙な状況に置かれて、どんな場面に遭遇しても、自分を百パーセント律することができる人がどれくらいいるでしょうか」
・だが、なぜ少女を―。
・検察側の質問に教諭は「むしゃくしゃしていた。ガラスを割りたい、人を殴りたい、壁を殴りたい…そんな気持ちがあった」と犯行時の心境を述べた。しかし、少女を襲った動機は、教諭本人にもうまく説明できなかった。
・「被告人は野球部のほか生徒指導担当、行事担当、集団指導担当も務めたが、種々の職務に起因する時間の制約のため十分に生徒と接することができないとの思いを募らせ、疲労を感じ…(中略)…教諭の立場を離れ、若い女性と接したいと考えた」
・しかしこうした多忙・ストレス説に、専門家の多くは否定的だ。
・体罰や児童へのセクハラ、無断欠勤などで処分を受けた教師を対象に、再発防止研修に取り組む東京都教職員研修センターの担当者は明言する。「『疲れていた』『ストレスがたまっていた』を理由にする人はいません」。
・学校共済組合近畿中央病院(伊丹市)の高石穣・心療内科部長も「(ストレスが性犯罪の)誘引の一つになることがあったとしても原因とはいえない」と断言する。
・にもかかわらず法廷では、教師の犯罪に関し、多忙・ストレス原因説が度々登場する。確かに今年逮捕された教師たちは、いずれも「多忙」だったと周囲も認める。
・それほど中学教師という仕事は忙しいのか。問題は、どこにあるのか。
◆4.【SOS】深まる孤立●偏る仕事
・「事件を起こした教師の気持ちも分かるわ。昔は、はなから軽べつしてたけど…」
・深夜、帰宅した女性教諭のつぶやきに家族はギョッとした。
・帰りは毎晩十時すぎ。それから学級通信づくりや教材研究、プリントの添削を始める。土日曜も部活動などで出勤する。加えて、問題行動を起こした生徒への対応、保護者との行き違い…。若い背が疲れきっていた。
・「SOSだ」と家族は感じた。“学校漬け”の日々。それでも追いつかない仕事。もう十分過ぎるほど頑張っている。励ましの言葉のかけようもない。家族は言う。「毎日、過労死しないか心配でたまらない。でもこんなこと、学校にも教育委員会にも話せない…」
「昼も夜も、家でも、学校のことを考えなくては教師がつとまらないような状況がある。四六時中、糸が張り詰めている。なぜ彼が事件を起こしたのか今も分からないが、そんな状況が全く無縁だとも言い切れない」
・なぜ多忙なのか。姫路市の中学校長は、新学習指導要領による職場の変化と混乱をあげた。
・「五日制になって一日当たりの仕事量は増加。それで土曜に休めるかといえば部活動などで休めない。総合学習や選択学習は準備に時間がかかる。教師同士の打ち合わせや外部との交渉ごとも増えたが、どれも自分のペースでは進まない」多忙化については、多くの教師がその理由をあげた。
・「新しい教育政策が出るたびに研修や提出書類が増える」「教員が高齢化する中で、教師のボランティアで成り立っている部活動の負担が大きくなっている」「親や子どもたちの価値観の多様化、個性重視への対応で悩ましい。こっちは一人、相手は四十人」―。
・多忙化が、教師仲間の連帯力を弱めているとの指摘もあった。伊丹市の中学校長は言う。「夜まで互いにパソコンに向かい言葉を交わす余裕もない。そんな職場環境が、同僚の犯罪を防げなかった背景にあるのかもしれない」。だが、多忙とストレスが犯行の原因だとは、校長も考えない。
・「もしそうなら、日本が犯罪者だらけになっている」
・職員室での孤独、高齢化。特定の教師にのしかかる仕事。目を向け、改善すべき事柄は多い。きょうもどこかで「SOS」を発する教師がいる。だが、事件を犯す教師との間には、やはり大きな溝がある。
◆5.【過信と傲慢】有能顧問の落とし穴
・今年、強制わいせつで逮捕された教師たちは、いずれも部活動に熱心だった。
・部活動の教育効果は「身体・競技力の向上」にとどまらない。「人間形成」や、即効的には「生徒指導上の効果」も見込まれる。ところが、教育上重要とされながら、教師のボランティアに多くを依存する実態がある。休日出勤手当も「四時間以上なら一日千二百円」(西播磨の中学校)程度。それさえ「交通費や生徒への飲み物代などで消える」。何より休日がなく、「家族を犠牲にしているのがつらい」と話す教師も多い。それでも、生徒たちの喜ぶ姿を見たくて、献身的に指導を続ける教師に部活動は支えられている。
・そんな教師が、時にわいせつ行為を犯すのはなぜか。
・「優秀な成績を収め、選手育成にも定評があったことで、本来持っていた傲慢(ごうまん)さが部活指導で一層強く出た」「顧問は、自分の指示通りに動く生徒から言葉や手紙をもらって浮かれ…」
・「優秀で熱心、指導力もある。でも、どこか過信やうぬぼれはなかったか。生徒や部をこれだけ伸ばしたのだから、これぐらい自分がやっても大丈夫という錯覚が、なかったろうか」
・多忙やストレスも、背景の一つには違いあるまい。しかし、むしろ周囲は感じていた。過信と傲慢さが生む自分への甘さこそが引き金だと。
◆6.【隔離状態】学校の常識 世間の…
・「教師に大いなる誤解がある」。神戸海星女子大の井上敏明教授(67)は、多発するスクール・セクハラについてこう語る。
・県内の中学校。不登校の女子生徒宅に、三十代の男性教師が足しげく通った。生徒も次第に教師への信頼を深めていった。
・「起きろ!」。ある日、生徒の部屋に上がり込んだ教師は、そう言って布団をはいだ。それ以外に何があったのか、生徒は今も語らない。しかし、不登校は以前よりひどくなった。相談を受けた井上教授が、教師に少女の話をした。
・「生徒の言うことだけを信じるのか」。反論する教師に井上教授は告げた。「何があったのか私は知らない。しかし、心理的事実が彼女を苦しめている」
・別の学校では、教師のセクハラで生徒が授業をボイコットする騒ぎがあった。教師は「前から同じようなことをしていたのに…。なぜ急に」と戸惑い、以前から生徒が我慢していたことに気付こうとしなかった。
・「自分は信頼されている。自分なら許される。その決定的な誤解が一部の教師にはある」と井上教授は分析する。
なぜ、誤解してしまうのか。
・伊丹市の中学校長は事件を起こす教師について「毎日、学校と家の往復だけで、教師以外の大人との接触がほとんどない。経験の乏しさから自己中心的になる」と言う。
・「教師は前の事件を本当に知らなかったかもしれない。職員室が、社会から隔離されていると感じるときがある」と、神戸市内の四十代の教諭は自嘲気味に話す。
・校長も、中堅教諭も同じ言葉を口にした。「学校の常識は世間の非常識」。あってはならないが、そんな一面は否定できない。二人はそう話した。
◆7.【傷跡】輝き失う教え子の目
・逮捕直後、事件を知った生徒はざわめき立ち、保護者の間でまことしやかな流言がささやかれた。「被害者の子が悪いのよ」と。だが、そうした声は、学校には入っていなかった。
・動揺、中傷、不信。保護者の一部に強まる渦を学校に伝えたのは、PTAの役員だった。助言を受けた校長は生徒・保護者説明会の開催を急ぎ、結果的に、事後の対応をより円滑にすることができた。同校は事件を機に、緊急連絡網の見直しなど、保護者との連携を強めている。
・子どもたちが受けた傷は、ほとんど表面化しなかった。教諭に逮捕者を出した四つの中学校は「生徒は冷静」「事件への反応は予想以上に少なかった」と口をそろえる。ある中学は事件後、スクールカウンセラー二人を学校に常駐させた。しかし誰一人、相談には訪れなかった。
・懸念はある。ある中学は今、生徒の問題行動に直面し始めている。授業妨害、窃盗、飲酒、バイク、喫煙。日々接していた教師が逮捕された学年で、そんな行動が目立つようになった。
・「明るかった生徒が暗い感じになり、大人に不信を持っているかのような視線を投げかけることがある」とは、別の中学の教師。傷の深さはまだ見えない。しかし事件が、生徒たちの胸に「大人への不信」を植え付けたことは間違いない。
◆8.【切った手首】好きな先生だったのに
・「私も被害者です。だれにも言えず、泣き寝入りし、人間不信にもなりました。手首を切っても死にきれず、自己嫌悪に陥るだけでした。親も友人も知りません。できるならあの先生を裁いてやりたい」
・連載を読み、兵庫県内の十代の女性がメールを送ってきた。詳しく話を、と連絡をとったところ、「同じように苦しんでいる人が少しでも救われるのなら」と取材に応じた。彼女の体験を紹介したい。
◆9.【もどかしく】 あの男は今も教壇に
・教師に襲われた、十代の女性の話を続ける。
・話の間、彼女は目を赤くはらしたままだった。「先生に特別視されるのが、生徒はうれしいんです」。彼女は被害に遭う前の自分の心境をそう話す。それを教師は、逆手にとった。
・「人を信用できないというのはつらいけど、こういうこともあるから、ある程度は用心してほしい。死にたいと考えている人もいると思う。私は勇気がなくって、手首も切り傷ぐらい。でも、今は死ななくてよかったと思う。幸せにはなれる」。彼女は最後に、そう言った。
投稿者 2310 : 2007年06月15日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2007/06/251.html/trackback
トラックバック(1)
人間関係アドバイス
人間関係悩み相談はもういらない
人間関係アドバイス~人間関係で悩む人から上手くいく人への法則一体、彼・彼女達は何をしたのでしょう...
...[続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年6月23日
コメント
投稿者 スエヒロ
スエヒロさん、コメントありがとうございます。
長い文章、お読みくださって本当にありがとうございます。
>社会から切り離された学校という密室空間の中で生徒も教師ももがき苦しんでいるように思います。
私もそう思います。政界やマスコミでは、学校や教師が悪いだの、生徒が悪いだのという論調が、蔓延しています。そういうマスコミも答えがなく、結局、社会は誰からも答えが与えられずに、ふらふらと迷走しています。
その中で、もがいている教師と生徒。
息苦しい中にも、がんばっている関係者。
私には、よく分かります。
なんとかしなければ・・・・
それは、そうした現実を捉えて、答えを出してゆく、私たちの意識にかかっているのだろうと思います。
投稿者 こん
子供達と教師の関係って外から見ていてもわからないものですね。
子供達も教師も本当はお互いに必要としながらも、実際どうすれはいいのか。苦悩している子供達と教師の姿が浮かんできました。
投稿者 TENNSI
TENNSIさん、コメントありがとうございます。
教師にかかわる圧力が年々、高度化、未明かしてきて、教師のなり手がないという実態があるようです。
仲間と話していると「教師なんかやるもんでない!」などと否定論が結構出てきます。
これは、学校の問題だけでなく、国家の問題として、私たちの頭の奥の平和とか自由とか平等とか愛とか人権などの古臭い観念の問題であると捉えています。
結局、自己中の親が激増中なのは、こうした観念のよる要求がまかりとおっているからです。その根本は個人主義です。
私たちもそろそろ自戒しましょう。この無意味な観念が私たち自身を苦しめることになっていることを・・・
投稿者 2310
読み進めていくうちに胸が締め付けられました。
社会から切り離された学校という密室空間の中で生徒も教師ももがき苦しんでいるように思います。