「子育てパパ」は90年代後半以降に増加~国民生活白書より |
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2007年01月17日
人種でなく貧富の差で…米学校が生徒を振り分ける!?
産経新聞web版iza!β版で表題の記事が掲載されていたので紹介します。 😀
(以下引用)
人種ではなく貧富の差で児童・生徒を振り分けようとする学校が出始めた。人種による配分は違法との判例がある。だが、家庭の経済力による配分なら問題なく、富裕層、中間所得層の子どもを集めれば、おのずと成績は上がるというわけだ。
😮 ポチっと押してから続きを読んでね
米教育省によると、2005年の4年生の算数の全国共通テストで好成績だった学校の貧困率は低かった。ノースカロライナ州ウェーク郡のデービッド・ホルツコム教育改革副委員長は「成績に伝染性があるとは思わないが、よくできる子どもの隣の子はどうすればよい成績が取れるようになるかを学び取る」という。
同郡ではかつては人種によって12万7000人の児童・生徒を配分してきた。2000年以降は政府から給食補助を受けている子どもを貧困として貧富の差で割り当てる方法に変えた。
サンフランシスコやケンブリッジ(マサチューセッツ州)など人種で配分していた他の地域も貧富の差に変え、バーリントン(バーモント州)などでも、貧富の差による児童・生徒の割り振りが検討されている。
こうした動きに白人社会は「中間所得層なのに低所得層のクラスに子どもを入れられる可能性がある」と警戒、黒人社会は「有色人種で貧困な家庭の子どもは教育の主流から外される」と反対している。
ニューヨークのシンクタンクであるセンチュリー財団のリチャード・カーレンバーグ主任研究員は「政府の補助や所得税による差別に違法性はない。だが、都市部では実質的に人種による区分と同じことになる」と指摘している。(ワシントン レドヤード・キング)
(以上引用終り)
これが、自由平等を追い求めてきた社会の実態です。実はアメリカは世界一の格差社会で“不平等社会”なのです。(アメリカに言わせれば、これも自由平等の成果だといいますが・・)日本もその後を追っています。
しかも、日本の義務教育が信頼を失い、私学小学校・中学校受験への熱が高まっている現在、“お金持ち”が良質な?教育を受けられるという流れができつつあり、あながち遠い国の出来事と傍観できない状況だと思います。
子ども社会にも格差社会が浸透してくると、どうなるか?スラム化などのアメリカの実情を日本に当て嵌めて考えて見るとちょっと恐ろしい 😥 未来像が見えてしまいます。
投稿者 sashow : 2007年01月17日 TweetList
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コメント
投稿者 クリリン
クリリンさん、コメントありがとうございます!
教育が市場社会で商品となると、当然お金を持っている人がターゲットとなる・・・
そもそも、教育って、それでいいのか?という根本的な疑問が湧いてきます。
投稿者 sashow
持ってるやつは旨い物を食う。横に食えなくて死にそうなやつがいても。
これが「自由」の実態。
ちっとも自由でも平等でもない。これが実態。sashowさん大正解!!!
恐ろしいのは、社会的に教育システムがこの様な自己中システムになること。
子供達はやがて大人になり社会に出てくる。
自己中社会が完成してしまう。