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2006年12月19日

自己中排除規範か?教師の免罪符か?踏絵か?全体主義の常套手段か?『オレンジリボン・キャンペーン(いじめ撲滅)中学生が発案』が意味するもの

『オレンジリボン・キャンペーン(いじめ撲滅)中学生が発案』

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画像の確認 :D :o :P :wink: :love:

<a href="http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2006120902280.html
” target=”_blank”>「いじめなくすオレンジリボン・キャンペーン 千葉の中学」(毎日新聞 asahi.com gooニュース)という記事が掲載されました。

 自己中排除規範か?教師の免罪符か?踏絵か?全体主義の常套手段か?
様々な意見が、よくも悪くもブログや掲示板で掲載されていて、話題を呼んでいるようです。巷に、様々な色のバンド、リボンによる意思表示やキャンペーンがはやっていますが、このいじめ撲滅のオレンジリボンは下記のようです。


>千葉県市川市の妙典中学校(太田和誠校長、747人)の生徒が、リボンで、いじめ撲滅の意思を示す「オレンジリボンキャンペーン」を始めた。


千葉県市川市の南行徳中学校(菅澤龍之助校長、667人)で11日、いじめ撲滅を目指してオレンジ色のリボンを胸につける「オレンジリボンキャンペーン」が始まった。いじめをなくす意識を高めようと生徒たちがアイデアを出した。

との記事です。これで、いじめの根本原因の解決には至らないとは思いますが、いろいろと調査した結果、一見、表層的な運動のように思えてしまう現象の中に、『いじめを実感している当事者の生徒からの発案』という意識変化を見て取れると思います。

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【いじめなくすオレンジリボン・キャンペーン 千葉の中学】

 千葉県市川市の妙典中学校(太田和誠校長、747人)の生徒が、リボンで、いじめ撲滅の意思を示す「オレンジリボンキャンペーン」を始めた。全国で相次いだいじめ自殺に胸を痛め、生徒会が「学校から『いじめ自殺』を出したくない」と企画した。周囲に相談しやすい雰囲気を作ったり、いじめに気づいた生徒が止めに入りやすくしたりするのが目的だ。

 生徒会長で2年生の板垣敬太さん(14)が11月13日の全校集会で、「いじめを防ぐ『仲間』である印に、リボンをつけて欲しい」と呼びかけた。この日から廊下の5カ所に、トレーに入れたリボンが置かれた。

 リボンは「誰でも簡単に作れるように」と安全ピンに一巻きするだけの簡単なもの。色は「暖かく、優しい感じがする」オレンジだ。すでに全校の約6割が胸につけた。

 リボンづくりには、これまで約50人が名乗りを上げた。最初に用意した800個は約2週間で品切れになった。

 きっかけは、いじめ自殺を予告する手紙が文部科学省に届いたことを報じる11月7日のニュースだった。板垣さんは「出した人の周囲に、相談できる人がいないんだろうな。うちに同じような人がいたら、みんなリボンをつけることで相談しやすい雰囲気が作れる」と思い立った。

 生徒同士でいじめを止めるのは簡単ではない。生徒会で会計監査を担当する2年の駒村志保さん(14)も「いじめは先生が見ていないところで起きる。リボンでいじめを防ぎたい」と語る。

 リボンをつけて毎日登下校している2年の斉藤孝憲さん(13)は「みんなが同じ気持ちでいることが分かる。いじめを止めに入りやすくなった」と話した。

【いじめ:「オレンジリボン」で撲滅へ 千葉の中学生が発案】

千葉県市川市の南行徳中学校(菅澤龍之助校長、667人)で11日、いじめ撲滅を目指してオレンジ色のリボンを胸につける「オレンジリボンキャンペーン」が始まった。いじめをなくす意識を高めようと生徒たちがアイデアを出した。

 同校ではこの日、生徒会が放課後にリボンを配った。生徒たちは「いじめに反対し、いじめをなくすことに積極的に参加、協力することを誓約致します」と書かれた誓約書にサインしてリボンを受け取った。

 キャンペーンは、菅澤校長が「いじめをなくす手だてを考えよう」と呼び掛けたのがきっかけ。生徒会で話し合い、北朝鮮による拉致被害者支援のブルーリボンにヒントを得て考えついた。色は「暖かく紺色の制服に映える」とオレンジにした。

 生徒会長の2年、町直也さん(14)は「(誓約書との交換制にしたのは)自覚を持って付けてほしいから」と説明する。この日だけで、150人に行き渡ったという。1年の梅原早姫さん(12)は「いじめられている人に安心してほしい」と話していた。

 生徒たちの熱気を見守る一方で、教師の中には、リボンを付けることに抵抗を感じる生徒に影響を与えないかと心配する声もある。菅澤校長は「むしろリボンを付けない子に目を向けないといけない」と話していた。

 同市立妙典中学校も先月から同様の試みを始めている。

■教員の呼びかけとはいえ、生徒自身のいじめ当事者からの発案は、いじめられる、いじめる自己中仲間に対する排除共認形成の芽生えでもあると思います。その実態は、下記のようです。

いじめをなくすオレンジキャンペーン

事業の特色 事業の成果 今後の取り組み

【実施主体】 教育委員会・学校(中学校)
千葉県:市川市立南行徳中学校
【実施協力機関】 市区町村:市川市

【事業実施期間】 平成15年3月5日~平成15年3月19日

【事業の特色】
○生徒の意識調査実施
・日常の学校生活を見直す契機として、また生徒の視線から教育活動を見直すため、アンケート形式で生徒の意識調査を実施。
・結果は職員生徒双方に明らかにし、学校生活改善に役立てているが、その中に、「いじめのない学校にしたい」という願いがあることに生徒会が着目した。

○生徒会の自主的活動によるいじめ撲滅キャンペーン
・全校集会で生徒会長より、全校生徒にいじめのない学校づくりへの協力要請を行った。
・生徒会予算で買った布を役員らが裁断して、オレンジ色の小さなリボンを作成。いじめを「しない」「させない」「黙らない」「許さない」という4つの約束を守ろうという生徒は、このリボンを着用する事とした。
・教師もこうした生徒の主体的活動に賛同、いじめを「させない」「許さない」「見逃さない」との意思表示に生徒と同じリボンを着用した。

【事業の成果】
1,生徒の意識の変容
・結果的にほとんどの生徒がリボンを着用し、いじめに対する問題意識の共有化が図られ、「皆で防止しよう」との共通意識が強まった。

2,生徒・教職員・保護者の意識の共有化
・趣旨に賛同してリボンを着用する保護者も多く、生徒・保護者・教職員の間で、この問題にともに取り組もうという意識の共有化が図られた。

3,学校への信頼感の促進
・一連の取り組みを保護者が評価し、学校への信頼感が高まった。

【今後の取り組み】
これまでの実践の継続・充実
1,アンケートによる生徒の意識調査で、いじめ等の問題行動の早期発見を始め、教育活動全般を生徒の視線から見直す。
2,教育相談週間を充実させる。
3,放課後、部活動を含めた諸活動だけでなく、教室に残っている生徒も含めて生徒と教師の交流を深めるための「生徒に密着する週間」を充実させる。
4,オレンジキャンペーンについても継続の方向で考えたいが、あくまで生徒の自主的活動であるので生徒とともに検討していきたい。


■■いじめってなんで起きるの?
学校でも企業でも家庭でも地域でも、集団内でのいじめは、どこでも起きる。もともとは、集団の課題・役割・規範・評価共認の内容に反した自己中、自我肥大に対する集団破壊の恐れのある行為に対する排除共認だと思います。共認を乱すものを放置しておけば、集団秩序を崩壊させてしまうおそれがあるからです。

■■■このオレンジリボン運動が、いじめを課題化してゆくことになると思う。もっと進めば、いじめの構造を解明し、それが、社会の問題であること、社会・全体課題であり、現存する集団を解体→再構築して秩序を作り出すことになることに行き着くと思います。そこは、中学生の自ら発案では未明課題で、大人たちの新しい期待と答えへの認識転換が、必要となるでしょう。この運動を表層的に終わらせるかどうかは、私たちにかかっているといっていいと思います。

投稿者 2310 : 2006年12月19日 List   

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