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2006年09月26日

テレビの悪影響は、いつから?

テレビの一般家庭への普及率は、1965年時点で90%台を記録、以降白黒からカラーへの世代交代を経ながらも、ほぼ100%に近い値で推移している。娯楽箱としての定着率は、驚くほど高い事が解る。(白黒テレビからカラーテレビへ

また、一日辺りの平均視聴時間の推移を見ても、テレビ視聴時間は新聞・ネットに大差を付けて3時間以上平均にて推移している。(1日当たり平均メディア利用時間

平均視聴時間.bmp

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さらに怖いのが、組織・制度への信頼度調査における、テレビへの信頼度の高さ。政府・国会・政党の3つを足しても及ばないほど、テレビの信頼度は高い(05年度で67.4%)。(組織・制度への信頼度

信頼度.bmp

これらのデーターから読み取れる第一の観点は、現代の大人達は既にテレビ漬けの中で育ってきた世代である、という事。

前稿、iwai氏の提起にあるが、

< テレビが子どもの脳に与える影響から資料を集めつつあるのだが、、、実は、大人もそれ以上にテレビ漬けで重症にかかっているのでは???
一般に、年齢層が上がるほどテレビの視聴時間は増える。またあるデータによれば、50代以上の日本人は一日平均5時間以上もテレビを見ているらしいのだが、大人こそ「テレビ脳」に侵されてまともな思考力を失っている疑いもある。
テレビ脳問題:資料

という読みはほぼ正しく、
テレビと映像メディアが脳の発達に与える影響
の中で興味深い考察が記されている。

< 過去10年間にわたり、テレビ、ビデオ、コンピュータ・ゲーム、テレビ・ゲームといった映像メディア(Visual electronic media, 以下VEM)が子供の行動に影響を与えるということが数々の研究で実証されている。

< VEMは家の中において、あまりにもあたりまえの存在になっているので、メディアへの頼り過ぎと子供の行動の問題を減らすためには、親を教育するだけで解決できることがほとんどである。

< 親がその治療を受け入れないという特殊な場合があるが、それは親自身がテレビから離れられないという問題を暗示している。アメリカではテレビ世代が3世代になった。親が自分の子供時代に無制限にメディアにさらされすぎていたと考えれば納得がいく。もしかすると、彼ら自身が自分の子供達からの要求に耳を傾けられないのかもしれない。

幼児期における脳の発達は、後の人格形成上、あるいは対象性の獲得、共認機能・観念機能の進化など、あらゆる側面において最も重要な時期であるのだが、テレビの普及率・依存度などを上記データーと照らし合わせて見た場合、既に現代の大人達の大半が、幼児期からテレビ漬けの中で育ってきた可能性が高い事は明らかであり、その大人達の脳が既に「テレビ脳」状態にあるとすれば、子供達への警笛以前に、大人達のテレビ離れこそ、急がねばならない課題であるというのは納得できる。

つけっ放しテレビが子供を蝕む!?
も参照して頂きたい。

まず、現代直面している問題は、テレビの一方通行性と合わせ、子育てを担う大人達が子供達との双方向のコミュニケーションをまともに計れない、という二重の問題性として、今の子供たちへの危機が降りかかっていると考えなければならない。
テレビという娯楽箱は、長い時間を掛けて「自己中」を量産して来た。その結果として、子供達に日常的に話しかける、聞く、といった極当り前の人間関係を形成できない大人達が増えていることが、現代の子供達を蝕む直接的な原因となっているのだろう。

**************************** written by kawai

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投稿者 iwaiy : 2006年09月26日 List   

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