少子化の本当の原因は? ⇒個人主義とセックスレス |
メイン
2006年09月14日
少子化の何が問題か? ⇒集団、社会の適応力衰弱が問題である
**************************** written by iwai
今日も少子化問題の追求の続きを。
少子高齢化問題・・・子どもが減る→人口が減ると何が問題なのでしょうか?
・少しくらい減ったって、別にかまわないんじゃない?
・むしろ、今の日本は、人間が多すぎる!
(環境問題も酷くなるし、電車も混むしetc・・・)
という人もいます。
しかし、果たしてそんな楽観的でいいのか?
私は、少子高齢化はやはり『問題』だと思います。根拠は以下の2点。
1.産業・経済活力の低下⇒財政破綻の危機
・将来の働き手が少なくなると、各産業の生産力は衰弱します。
(GDPは縮小し、国際競争にも負けていきます)
・そうなると、税収も減少し、財政は破綻します。
・年金なんかは、少子高齢化の進行により、確実に破綻が早まります。
政府が少子化対策にやっきになっているのは、このためです。
これに対して、フリーター・ニートや女性や高齢者がちゃんと働けば、産業・経済への影響はさほどない、という反論もありますが、少子化が進む限り、経済活力衰弱→財政悪化は避けられないと思います。
とまあここまでは、いろいろなところで言われていること。
むしろ、少子化で本当に問題なのは、以下の点です。
2.新しい意識潮流が顕在化しない(類的生産力の低下)⇒社会活力、時代適応力の衰弱
・新しい世代が登場しなければ、古い意識にとらわれた時代遅れの世代が集団、社会を牛耳ることになる。
・新しい潮流(=新しい可能性)が顕在化しにくいということは、集団、社会の停滞=活力衰弱、すなわち時代適応力の低下に他ならない。
・例えば、企業という集団で考えてみればわかりやすい。中高年ばっかりで若手がいない組織に将来はあるか? 次代を切り開いていく力はあるか? いずれ時代に取り残されていく可能性が高い。
・社会、国という次元で考えても同じで、老人政治家が老人有権者にこびへつらっているようでは、社会は変わりようがない。
iwai
ランキングに参加しています。
少子化はやはり問題だ!と思った方、クリックよろしくお願いします。
投稿者 staff : 2006年09月14日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2006/09/22.html/trackback