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少子化の何が問題か? ⇒集団、社会の適応力衰弱が問題である

**************************** written by iwai

今日も少子化問題の追求の続きを。

少子高齢化問題・・・子どもが減る→人口が減ると何が問題なのでしょうか?

・少しくらい減ったって、別にかまわないんじゃない? 
・むしろ、今の日本は、人間が多すぎる!
(環境問題も酷くなるし、電車も混むしetc・・・)
という人もいます。

しかし、果たしてそんな楽観的でいいのか?
私は、少子高齢化はやはり『問題』だと思います。根拠は以下の2点。

1.産業・経済活力の低下⇒財政破綻の危機
・将来の働き手が少なくなると、各産業の生産力は衰弱します。
(GDPは縮小し、国際競争にも負けていきます)
・そうなると、税収も減少し、財政は破綻します。
・年金なんかは、少子高齢化の進行により、確実に破綻が早まります。

政府が少子化対策にやっきになっているのは、このためです。
これに対して、フリーター・ニートや女性や高齢者がちゃんと働けば、産業・経済への影響はさほどない、という反論もありますが、少子化が進む限り、経済活力衰弱→財政悪化は避けられないと思います。

とまあここまでは、いろいろなところで言われていること。
むしろ、少子化で本当に問題なのは、以下の点です。

2.新しい意識潮流が顕在化しない(類的生産力の低下)⇒社会活力、時代適応力の衰弱
・新しい世代が登場しなければ、古い意識にとらわれた時代遅れの世代が集団、社会を牛耳ることになる。
・新しい潮流(=新しい可能性)が顕在化しにくいということは、集団、社会の停滞=活力衰弱、すなわち時代適応力の低下に他ならない。
・例えば、企業という集団で考えてみればわかりやすい。中高年ばっかりで若手がいない組織に将来はあるか? 次代を切り開いていく力はあるか? いずれ時代に取り残されていく可能性が高い。
・社会、国という次元で考えても同じで、老人政治家が老人有権者にこびへつらっているようでは、社会は変わりようがない。

iwai

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