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2006年09月29日

「総合的な学習の時間」は全然総合的じゃない!

いわゆる「詰め込み教育」に対する改善策として「ゆとり教育」が提唱され、その流れの中で平成12年(2000年)より「自ら学び自ら考える力などの全人的な生きる力の育成」をめざし、学習指導要領が適用される全ての学校で「総合的な学習の時間」が創設された。

文部科学省のデータからみる日本の教育に、その具体的な学習内容データがあった。
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データは、「横断的・総合的な課題」「児童・生徒の興味・関心に基づく課題」「地域や学校の特色に応じた課題」「その他」に分けられており、このグラフは、公立小中学校における「横断的・総合的な課題」の内訳を表す。

「国際理解」「環境」「福祉・健康」「情報」・・・これを見て気付いたのは、これらの項目ってNPOが掲げる諸テーマと同じなんじゃないかってこと。・・・全然横断的でも総合的でもない!

国際問題にせよ、環境問題にせよ、福祉問題・・・にせよ、各分野の専門家(学者)が統合課題を独占し、結果、問題の立て方自体が各々の専門分野に分断されタコツボ化してしまっている。「環境」なら環境のことだけしか考えられない・・・こんなことで社会の、あるいは世界の様々な問題現象に対する突破口が見えてこないのは明らか。いや、むしろ、敢えて見えなくさせていると言った方が良いだろうか?

このことが問題解決に向かわない主原因であり、本当に解決したいならば、少なくとも専門の枠を超え、まさに“横断的・総合的”に課題を捉え、かつ場合によっては人類史や生物史に遡った認識体系が必要となる。(http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=32738参照)

好奇心が旺盛で吸収力の高い小中学校時代から、このような分断された“問題意識”なるものを植えつけられることで、全体的、総合的視点を失ってしまう・・・これはかなり危険であると思う。

(こうた)

投稿者 staff : 2006年09月29日 List   

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