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2007年08月27日

小学校に入るまでの子供連れで働くということにはどんな障害がある?!

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子供が生まれても働きたいお母さんは沢山います。 🙂 しかし、職場に連れて行くのにはどうもためらいがある 🙄 。というのも、会社で子供が騒いだらどうしよう?!等と思ってしまうから。 🙄
そういえば、1987年から1988年にかけて「アグネス論争」 等というモノがあった。当時は女性の社会進出華やかなりし頃、女性のキャリア志向もあり「子連れ出勤」 をめぐって様々な立場からの意見が闘わされた。
「アグネス論争」とは?

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「アグネス論争」は、1986年に長男を出産したアグネス・チャン氏が翌年1987年に子どもを連れてテレビ・講演などの仕事を再開したことに始まります。そうしたアグネス・チャン氏のやり方に対して、中野翠氏・林真理子氏らが「職業人としての自覚に欠ける」と批判したことから、それに対する賛否両論が様々な立場の人から寄せられました。(中略)

1.「アグネス批判」派…中野翠・林真理子
2.「アグネス擁護」派…上野千鶴子・冥王まさ子・落合恵美子
3.「子連れ出勤より保育所を」派…竹内好美・若桑みどり・江原由美子(以上敬称略)

アグネスは「母であること」を利用している?
中野翠氏と林真理子氏がアグネス・チャン氏を批判したのは、主に「“子どもがいる”という自分の都合を仕事の場に持ち込み、周りに迷惑をかけ、気を使わせていることに鈍感である」という点においてです。ただ、それだけなら正直「彼女の仕事相手がいいというのならいいのでは?」という気もするのですが、実は中野氏・林氏がアグネス・チャン氏とともに批判したのは「アグネスを必要以上に持ち上げた(と見えた)」マスメディアの側でした。

アグネス・チャン氏は1992年にアメリカ・スタンフォード大学にて教育学の博士課程を修了していますが、この論争当時は「元アイドルがいつの間にか大学の非常勤講師までやっている」と見られていた部分があります。アイドルであったこと、そして子どもを産んだ母親であるという「女性としての特権」を利用して活動をしているというふうに一部ではとらえられており、そしてそういうアグネス・チャン氏に対してマスメディアや大学が甘いのはおかしいんじゃないか、というのが中野・林氏が指摘したかった部分なのです。

これについては、当時の「子どもを持たずに働く女性」への風当たりの強さを考慮する必要があるでしょう。1987年当時は、まだ男女雇用機会均等法が成立したばかり。女性が仕事を持ち、そして続けるためには「女性であること」「母親になること」などのうち、幾分かはあきらめなければならないという空気が今以上に強く感じられていたのではないでしょうか。そうした中、「元アイドルとしての女性らしさを備え、子どもを産み育て、そして仕事も続けたい」というアグネス・チャン氏の立場が、「子どもを持たずに働く女性」にとっては「甘ったれた」ものと受け止められたのだと思われます。

実際に働く母のニーズは「企業内託児所より、地域の保育所を」
そうしたアグネス・チャン氏の「擁護」を買って出たのは、上野千鶴子氏です。上野氏は、「働く父親も働く母親も、あたかも子どもがないかのように職業人の顔でやりすごす。その背後で、子育てがタダではすまないことを、アグネスさんの「子連れ出勤」は目に見えるものにしてくれた。」と述べ、この問題を「働く母親一般の問題」として提起しようとしました。

その一方で、実際に「働く母親」である人たちからは、「子連れ出勤」は現実としてはリアリティがないものとして冷静な意見が出されました。竹内好美氏は「母親の職場に子供がいるという状況は、実は、父親が子育てを完全に拒否していることにほかならない。」として、アグネス・チャン氏の「子連れ出勤」というやり方が、女性を「働く良妻賢母」にしてしまうのではないか、という危惧を示しています。

同じような立場に立つ若桑みどり氏も「子ども自身のために、規則正しい生活と安定した環境が必要」として「親の都合で衛生状態もよくない場所へ子どもを連れて歩くのは、親の身勝手というものだ。」と述べています。母親が子どもを通勤ラッシュの電車に乗せて職場内託児所に連れていくよりは、自宅近くの保育園に預けたほうが子どもにとってもいい。それにそのほうが、父親も行やろうと思えば保育園の送迎を行うこともできる、ということですね。
「子連れ出勤」は、子育てを母親だけに押し付けるもの?
上に述べた竹内好美氏の「働く良妻賢母」の部分をさらに突っ込んだのが、江原由美子氏です。アグネス・チャン氏の「子連れ出勤」が「付き人」をつけることで可能になっていることに触れて、(アグネスの行為は)「母親は子供の側にいつもいるべき」という主張につながる、としています。付き人を付けられるような女性以外は働くべきでない、という主張にもつながりかねないというわけです。

この論争には直接参加していませんが、『「アグネス論争」を読む』の「発言編」に収められている田中美津氏の文章でも、「「育児は女の天職」論への批判抜きにアグネス擁護に走ることはなんかキケンなカンジです。」という部分があります。

この1987‐1988年という時代は、「3歳児神話」がまだまだ一般的に信じられていた頃。アグネス・チャン氏の「子連れで仕事をしたい」という主張は、「やはり母親は子どもと一緒にいるのが幸せなのね」「母親は子どもと一緒にいられることを最優先すべき」につながってしまう。それは、保育園に子どもを預けて仕事を続けている母親たちにとっては受け入れがたいことでもあったのです。
論争から20年近くを経て
2005年の今、子育てと仕事をめぐる状況はどのように変わったのでしょうか。また、変わっていないのでしょうか。1988年当時、落合恵美子氏は「働く母親たちは、ずっと歯をくいしばって、職場で母の顔を見せないようにしてきた。(中略)しかし、誤解を恐れずに言えば、わたしは歯をくしばるのはもう嫌だ。仕事も子どもも、のびのびと満喫したい。」と述べていましたが、このことは達成されたでしょうか?

「アグネス論争」以後、「子連れ出勤」に関する話題はあまり見聞きしません。多くの働く母親にとっては、やはり「保育園に入れられるかどうか」という点のみが重要課題であり、行政も「子育てと仕事の両立支援=保育園拡充」という政策を進めてきました。
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アグネス論争から20年立った現在、働く母親達は自宅の近くの保育園に子供立ちを預け、 :tikara: 仕事が終われば大慌てで子供を引き取りにいって何とか子育てしています :tikara: 。結局、密室家庭の無圧力空間の中での子育ての弊害を知りながら、職場に連れてくる事ははばかれているのが現状です。 :confused:

ですが、本当は、上記の「常に母親と子供が一緒にいる事が良い」という価値観ではなく、子供を職場に連れてくるということのメリットとして、現実の圧力の場に子供がいる事で(子供達が)学ぶ事が多いのではないかと思います。 😉

職場で働くなかで、職場が必ずしも静かじゃなければ、考えられないか?! といえばそういうことはありません。むしろ、色んな人の打ち合わせの声を聞きながらその中でも集中しているときのほうが仕事がはかどるように思うのです。

かと言って、子供が来た時にお客様扱いして、子供の好き勝手にさせておくということではありません。現実の状況に応じてて、今は静かにしておこう、質問しにいってもいいかな?!とか、空気が読める状況を感じ取れるようになる、という教育が職場にもあるように思うのです。

投稿者 shijimi : 2007年08月27日 List   

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コメント

>わたしは歯をくしばるのはもう嫌だ。仕事も子どもも、のびのびと満喫したい。」と述べていましたが、このことは達成されたでしょうか?

5歳の娘の子育てをしながら、仕事をしています。
私も、この人と同じく感じたことがあります。
仕事が忙しい時、あと少しで成果となるのに、今帰らなければ幼稚園のお迎えの時間に間に合わない。 バタバタとあせって仕事をしたり、間に合うかハラハラしたり...。
どうして、仕事も子育ても一緒にできないのかなぁ、と感じてしまいます。

幸い救われることは、仕事と子育て二つの役割を持っているということを、職場の上司や仲間達が理解して、協力してくれていることです。

投稿者 りうママ : 2007年8月28日 05:12

りらママさん
コメントありがとうございます★

やっぱり周りのかたの協力がないと仕事の両立出来ないのですね~、でも、そういう協力ってみんなにりらママさん充実ぶりが伝わっているから出来ているんでしょうね!素敵☆

投稿者 shijimi : 2007年8月29日 14:42

りらママさんじゃなくってりうママさんだと思うんですけど・・・

でもりらママさんもなんか( ・∀・)イイ!

投稿者 匿名 : 2007年8月30日 15:02

りうママさんゴメンなさ~い(´д`;)
勘違いしてましたぁ~★

とくめいさんフォローありがとう★

きをつけますぅ

投稿者 shijimi : 2007年9月1日 19:28

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