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2023年01月11日
【若者の意識潮流】地元志向が高まっているのはなんで?
明けましておめでとうこございます。
年末年始に実家に帰ったメンバーが多く、皆からできてきた意見は
「地元志向が高まっている」「まわりの友達は公務員ばかり」というもの。
若者に詳しく理由を聞いてみると
「わざわざ東京に行く理由がない」「うらやましいと思わない」「住みにくそう」「こわい」など。
かつても都会に出ることに不安があったと思いますが、それ以上に都会への憧れや期待が大きかった。さらに都会でしか享受できない娯楽や便利な生活があり、田舎との相対格差(雇用・所得・情報・娯楽・出会い)が大きかったのが期待の中心でしょう。
私は幼少期に東北の田舎で過ごしましたが、民放は2局しかなく、お昼休みはウキウキウォッチの「笑っていいとも」は夕方に放送されていました。テレビから流れる都会の様子は別世界であり、きらびやかなもので、「東京ラブストーリー」のような恋愛が都会にあるものと思い込んだものです。
いまでは、インターネットやスマホにより情報格差はなくなりました。また、インターネットショッピングにより都会でしか買えないものもなくなりました。田舎にできた大型ショッピングモールに行けば買い物には不自由せず、映画鑑賞などの文化的な面でも不便を感じません。日々の生活で相対的に困らなくなっています。UターンやIターンなど地元に戻る人も増えているのもそこが要因でしょう。
さらに、コロナ禍が追い打ちをかけました。都会に出て大学に行けず家でオンライン授業、、、何しに行ったのかと。さらに密な都市部は感染リスクが高いうえに行動制限も出やすい。テレワークも普及して都会で働くメリットが感じられなくなっているのです。
大きな本源回帰の潮流(本来の人間らしく生きたい欠乏)や、誰もが子ども達の健全な心身を育むには自然に触れる必要性を潜在的に感じていることも大きな要因でしょう。よって、地元志向の潮流はますます強くなっていくのは間違いないと思います。
‘50~‘60年代に市場拡大に伴い農村から都市への人口の大移動がありました。これまでの多くが農村であり生産と家庭が一体でしたが、都市に出たサラリーマン家庭は生産と家庭が分離され、家庭は無圧力となり、親の過保護、子どもの精神崩壊や自我肥大、活力不全など多くの現代的な問題を生じることになりました。
生産と家庭の場を近づけること、子供が育つ家庭を集団や生産のなかに取り戻すことが重要になりますが、地元志向や農村への人口移動の傾向は可能性だと感じます。
岩手県の安比高原に全寮制のハロウ・インターナショナル・スクールが開校しましたが、農村でのグリーンツーリズムや農泊(農村漁村滞在型旅行)などもその萌芽が感じられます。農業や漁業、林業などがベースにあり、プラス教育や観光などが地域の雇用を生んでいくモデルができつつあると感じています。
ゆくゆくは、親は都会で働きつつ子どもは田舎で集団生活をしながら生きる力や集団性や充足を身に着けていく、そんな農村共同体の実現も見えてきくるように思いました。楽しみですね。
今回はここまで。ではでは。
投稿者 sai-nao : 2023年01月11日 TweetList
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