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2022年06月03日

【肌感覚を磨こう】皮膚は、全体重の1/6を占める判断器官?!

人の五感のうち視 ・聴・味・嗅覚は顔に集中した感覚器官 です。
最後の一つ、触覚は全身に分布している唯一の感覚器官。皮膚は身体で最も大きな器官で、なんと全体重のほぼ1/6 を占めています!
この最も大きな機能全てが、外へのアンテナをはった判断器官なのです☆

赤ちゃんは五感を持って生まれますが、生まれた時は視力が0.1以下などどの感覚もぼんやりしており、生まれた後に外からの刺激を受けて発達していくのを前提としています。
その中でも胎児期からほぼ完成した状態で生まれるのが「触覚」です。

触覚は、胎児期段階から脳の発達に大きな影響を当てていて、五感の中で一番最初に感覚としてあらわれます。
妊娠7~8週ごろには口元の感覚から始まり、妊娠9週ごろには手足の感覚、さらに妊娠10週ごろには指しゃぶり。ちなみに指しゃぶりは触るという感覚と触られるという感覚が同時に感じられる重要な行為なのです。

また、妊娠初期の段階では、触れるものから離れる様子を見せていた赤ちゃんが、妊娠13週ごろには自分から接触をはかる仕草を見せるようになり、顔を触ったり子宮の壁をなでたりするように変化していきます。
それも、そうやって足や手を動かして周りに触れることで、脳に刺激が伝わり、神経回路を発達さえることができるからなのです。

お腹の中で生命原理をたどって生まれてくる

脳も皮膚も元々は同じ部分から細胞分裂をしているので、この時期の皮膚は体の表面を覆っている脳。
だからこの皮膚感覚こそが赤ちゃんの脳を発達させるもととなり、母親がゆっくりと散歩をすれば羊水がゆらゆらとゆれ、羊水に浮かぶ赤ちゃんにとって心地よい感触となるなど脳を発達させているのです。

さて、皮膚の凄さを感じてきてもらえましたでしょうか。
それでは突然ですが、ここで問題です。
人間の皮膚感覚で最も敏感なところはどこでしょうか?
逆に、最も鈍感なところはどこでしょうか?

正解は、、、
最も敏感なところは「舌の先」!
2つの点の間がわずか1ミリでも、2点であることを感じられます。
次に敏感なのは「指の先」!指先は1.5ミリ~2ミリで感じられます。

最も鈍感な部位は「お尻」「背中」。
試しに、2ヵ所(2点が5cm以内になるように)同時に体のどこかをつついてみてください。大きな一点に感じてしまうのです。

だから、職人は皮膚感覚に頼るときは、下の先、下唇、指の先端を使って対象を捉えるのですね!

皮膚感覚が磨かれているのは、職人だけではありません。
私も子育て中の母ですが、毎日子供の体温を測っていたら、頭に手を置くだけで「36.◯℃」まで子供の体温がわかるようになりました♪
これは特殊な事例ではなく、母親あるある!
しかもお母さんたちはただ温度だけでなく、これから体調が悪くなる熱なのか、寝起きの一時的な暑さなのかなど微細な健康状態も感じれるのです。

どうでしょう。
皮膚感覚の凄さを感じていただけましたか?

これからの記事でも無自覚だった皮膚感覚の凄さに迫っていきます^ ^

参考投稿
https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/global/advice/article01.html

特集 触覚の世界 触覚は視覚や聴覚に影響し「情動」を刺激する

投稿者 mineyama : 2022年06月03日 List   

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