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2019年05月02日

要注意! 「自立できない子」に育ててしまう、ママの“無意識な行動”&予防法

圧力のない場所では、子供はまともに育たないのだなあと、つくづく実感させられます。

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http://ure.pia.co.jp/articles/-/68670?page=2 より引用します。

自立できない子供が増加していると言われていますが、その原因のひとつ

に母親の“無意識な行動”が関係しているそうです。どのような行動か、

ご紹介していきます。

 

◆余る時間を全て子どもに費やすという事実

昔は掃除、洗濯、炊事など「家事」と呼ばれる仕事は、多くの女性が大量

の時間を使ってこなしていた重労働でした。

 

しかし最近では、家電製品などの発達により、家事にかける時間が昔とは

比べものにならないほど時間短縮されるようになりましたが、時間短縮さ

れ、余る時間を今のお母さんたちはどこに費やすのか。

 

それは、「子どもの生活すべて」です。

 

子どもを取り巻く衣食住すべてにつき、手回しよく面倒がみられ、危険が

ないよう配慮する。

 

その結果、子どもにとって母がいないとダメな環境を無意識に作り上げ、

母も自身の存在意義をそこで保とうとします。

 

生活に不自由がなく便利が当たり前、そして失敗がないよう先回りした配

慮環境が、子どもの自立を阻害しているということです。

 

◆情報過多の子育て情報にも問題が

近年の育児本や雑誌、インターネットなどの情報を見ていると、「叱らな

い子育て」や「褒めて伸ばす子育て」そして「母子密着子育て」が推奨さ

れているように感じます。

 

確かに母子密着の生活の中で、叱らず褒めて成長する子どももいると思い

ますが、田中喜美子さんは、母に守られた環境の中、叱らず褒めまくる環

境が、逆に我慢ができず、生きる力のない子どもを育ててしまうと言いま

す。

 

「叱らない子育て」と言えば教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんが有

名ですが、教育評論家があの柔らかい笑顔と口調で「お母さん、お子さん

を叱らないでもっと褒めてあげてください」と言えば、勘違いもするでし

ょう。

 

その勘違いとは、本来叱らない子育てとは「頭ごなしに怒ったり、人格否

定したりせず、叱る前にちゃんと子どもの考えや気持ちを聞き入れ、その

上でダメだと思うことは言い聞かせる」ですが、人に迷惑を掛けたり、傷

つけたり、危険なことをしても「叱らない」という勘違いです。

 

ダメなことをやっても叱られない環境の中で生活する子どもは、やりたい

放題の我慢知らずが当たり前となり、協調性を持たず育ってしまうため、

生きる力のない人間になってしまいます。

 

子どもの考えや気持ちに耳を傾けず、感情的に叱ってしまうことはいけま

せんが、やってはいけないことをちゃんと教えることは親の役目です。

 

子育て教育にとって、それは今も昔も変わりません。

 

情報過多の現代では、意識的に情報を得ようとしなくても、テレビや雑誌

などから無意識のうちに情報が入ってくる環境です。

 

ですが、その情報を断片的にとらえ勘違いし、行動してしまっているかも

しれないことを再認識すると良いですね。

 

◆まとめ

全ての家庭において当てはまるとは限りませんが、「母の育ってきた豊か

な環境」「家事に時間を要しなくなり、余る時間を全て子どもに向けられ

るようになったこと」「日本の子育て教育の問題」の3つが、無意識のうち

に子どもの自立を阻害していると田中喜美子さんは言います。

 

母の育ってきた環境や、今の家事環境を変えることはできませんが、今ま

で無意識だったところを少し意識することで、自立した子どもを育てる環

境づくりに気が向けられるのではないでしょうか。

 

今後の日本において、自立できない人間が大量に育つという悪い連鎖が続

くことのないよう、お子さんのため、国のためにも、今回の内容がお役に

立てれば幸いです。

投稿者 hoiku : 2019年05月02日 List   

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