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2018年11月08日
待機児童問題は保育士不足6~シニア層の活用3・グランドシッターという制度
保育におけるシニア層の活用は、どのように進んでいるのでしょうか?
「グランドシッター」という制度があるそうなのです。
10時間4万4000円の講座を受けて「グランドシッター」認定
「シニア世代に注目 講座受けて現場へ」と題されたこの特集では、定年退職をしたシニア世代を、保育士として積極的に採用する動きを紹介していた。東京都杉並区にある、保育園。ここでは現在、62歳の相澤さんという男性が活躍している。
2年前、40年間勤めた会社を定年退職し、保育園で働くことになった男性だが、保育士の資格は有していない。しかし、横浜市で開催されている、「グランドシッター養成講座」で
保育の基礎的な知識とスキルを学んだという。主催しているのは、日本ワークライフバランスサポート協会という団体だ。
なるほど、若い保育士のなり手が不足している一方で、高齢化社会であえる現代では、シニア世代が増え続けている。シニア世代に活躍の機会を増やそうと考えるのは、おかしなことではないのかも知れない。
グランドシッター養成講座の受講料は4万4000円。合計10時間の実践的な講座を受講したシニア世代を、グランドシッターとして認定しているという。
10時間というのはちょっと短いような気もしないでもないが、シニア世代ということで過去に子育てに参画した人も少なくないはず。案外たったそれだけの時間で、最低限必要なスキルが身に着く人もいるだろうか。
グランドシッターって、どんな資格なんでしょうか?
womore さんより
グランドシッターってなに?
グランドシッターとは、保育の現場にて保育士のサポートを行う人およびその資格のことです。具体的にはどんなことをするの?
絵本を読んだりだっこをしたりといった子どもたちの相手をはじめとして、朝夕のお迎え、お散歩の付き添い、食事の見守り、お誕生日会の設営などの業務を行います。また、保護者との友好的な関係づくりも大切な仕事のひとつです。年長者の豊かな経験をいかして、子どもたちが安心してすごせる保育環境づくりをサポートしていきます。
あくまで保育士の補佐的な立場ではありますが、保育の対象である子どもはもちろん、保育施設の運営を一手に引き受ける多忙な保育士の大きな助けにもなるとして、テレビや雑誌などで注目を集めている資格です。保育の仕事に就いたことがない人でもグランドシッターになれるの?
グランドシッターになるにあたって必須となる資格や経歴はありません。子育ての経験や社会経験があれば、比較的スムーズにグランドシッターとしての技術を身につけることができます。保育施設での勤務経験などがあればなお好ましいです。
資格の認定元「一般社団法人日本ワークライフバランスサポート協会」とは?
民間資格グランドシッターの認定元は、2015年に設立された「一般社団法人日本ワークライフバランスサポート協会」です。女性の社会進出や次世代育成支援に力を入れている団体で、グランドシッターをはじめとする保育人材の養成や、グランドシッターの資格取得者を対象とした就職サポートを行っています。
民間資格「グランドシッター」を取得するメリット
グランドシッターの主な活躍の場は、保育園や幼稚園といった「保育施設」ですが、グランドシッターの資格がなくても、保育園のボランティアや介助員として活躍しているシニア世代も多くいますよね。では、あえて資格を取得するメリットとしては、どのようなものがあるのでしょうか。保育施設で働く前に知識を身につけられる
大きなメリットとしては、事前に保育のノウハウを学べる点があげられます。
よく知られているとおり、保育は次世代の子どもたちとかかわる責任の重い仕事です。また、保育施設で働く保育士はとても多忙なので、新しいスタッフにしっかりと保育のコツや流れを教える時間もなかなかとれません。つまりグランドシッターをはじめとする保育の補佐役には、最小限の指導で適切なサポートが行える知識や経験が求められやすいといえます。
グランドシッターの資格講座では、講師陣による座学や保育園でのインターン体験などを通して、保育の現場に必要な知識を学ぶことができます。事前に疑問点をつぶしておくことで、実際にグランドシッターとして活動するときに落ち着いてサポートを行えるようになりますよ。認定グランドシッターとして仕事のあっせんを受けられる
一般社団法人日本ワークライフバランスサポート協会は、保育補助員や介助士、用務員などを雇用したい保育施設にグランドシッターを紹介するサービスを行っています。
協会で資格を取ることにより、雇用のチャンスが広がりやすい点が有資格者のメリットです。シニア世代同士のつながりも生まれる
グランドシッターになるための認定試験は、一般社団法人日本ワークライフバランスサポート協会が主催する通学講座内にて行われます。講座では、自分と同じようにグランドシッターを目指す人と交流が図れるほか、実際に保育の現場に携わった講師陣に、シニア世代ならではの働き方について相談することも可能です。
なるほど、社会のニーズに合わせて受講しやすい資格を創設したようですね。賢い。
投稿者 hoiku : 2018年11月08日 TweetList
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