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2012年12月15日

こんなにスゴイ自然治癒力☆+゜~「気」を科学する!体温上昇と脳波同調~

前回の記事(リンク)では、「気」は波動であるという仮説を提示しました。
 
幼少期の失語症により右脳優位で生きてきた野口晴哉氏の事例や、外界情報(波動)を松果体でキャッチし擬態を行う昆虫の事例等を参照しながら、波動と松果体,右脳との関係を考察してきました。
 
そして、松果体で捉えられる(普通の人では意識できない)いろいろな周波数帯の波動の情報を、大昔の人々や未開部族、或いは幼少期の子供や、一定その能力に特化、或いは訓練した人は、感じ取れることができ、その波動情報を「気」と呼んでいるのではないかと結論付けました。
 
今回は、さらに「気」を科学的に検証した実験をまとめた本がありましたので紹介してみたいと思います。
 
「気」を使うことができるとされる「気功師」と受け手との間にはいったいどんな現象が起きているのでしょうか?
 
なかなか興味深い実験結果ですのでぜひご覧下さい。
 
以下、『「気」を科学する』 町好雄 1993年 東京電気大学出版局 より抜粋・引用します。(※投稿者にて、掲載写真を説明している言葉を一部カット、補足しています)
 
著者は、工学博士で、東京電機大学工学部電子工学科名誉教授の町好雄氏。伝統医療である「気功」の科学的計測を行った結果から得られた考察を、本にまとめています。
 
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「気」を科学する① ~「気」を受けると全身の体温が上昇する!より
 

■手も触れず熱が伝わる
気功師が「気」を発すると、身体の内部でどういうことが起こっているのかはわかりません。しかし、体表面の温度が上昇することをサーモ像が捉えてくれました。
 
ところで、外気功というのは気功師が発する気に、その気を受ける受け手が反応することで、病気の診断や治療を行うものです。では、気の受け手の反応もサーモ・グラフィーで捉えることができるでしょうか?早速、実験してみました。
 

 
■手から手へ 写真2写真2は、図6のように、右に気功師が、そして左に初対面の女性が、手と手の間隔を20センチほど離して座っています。気功師が私の合図で気を出し始めると、手の掌の中央部分の温度が上昇をはじめ赤っぽくなり、時間が経つにつれ、手の掌全体の温度が上昇してくるのがよく分かります。
 

 
また、首から顔に掛けても白い部分が増加して温度が上がっていることが分かります。一方、受け手のほうも手の掌の中央辺りから赤くなり、親指の付け根、薬指、指先のほうまで温度が上昇していきます。
 
経過時間は僅か10分足らず、気功師の手の掌の変化は、間をおかず「受け手」の手の掌に変化を及ぼしています。手も触れずに気功師の熱が受け手に伝わっていく様子を、サーモ・グラフィーが見事に捉えました。
 
これは、手と手の感覚が20センチぐらいですが、2メートル程度離れて実験しても同様の結果が得られています。
 
■手から腕にも・・・写真3
写真3は、気を直接受ける手の掌だけでなく、腕のほうにも何か変化が現れるかを調べてみた写真です。
 

 
‥気功師の腕に、はっきり温度上昇を示す箇所のあることに注目して下さい。また、気の受け手も、手の掌だけでなく腕も最初に比べて、温度が上昇しています。
 

 
この写真から、気は直接送ったり、受けたりする手だけでなく腕のほうにまで、影響を与えていくことが読み取れます。
 
■気を出していない手、気を受けていない手 写真4
写真2と3で、気功師が気を出しているほうの手や腕、その気を受けている受け手の手や腕に、温度上昇のあることが分かりました。では、反対側の手はどうなっているでしょうか?
 

 
(気功を始める前)受け手の手は両方とも低い温度を示しています。気功師が左手で気を送り、受け手は右手で気を受けます。受け手は、気を受けている右手から温度上昇が始まります。
 
(次に)気功師の気を送っていない右手も温度が上昇し、受け手の直接気を受けていない左手も温度が上昇しています。気功師の気を出していない右手も温度が上昇して、サーモ像は白くなっており、受け手の首から顔中央部の広い範囲の温度上昇が見られます。
 

 
このように、気を直接送ったり、受けたりしていない反対側の手にも温度変化が現れることは、温度変化が全身に及んでいるということを示しています。気の “送” “受” が全身に影響を及ぼすと言うことは、そこに<strong>脳の働きが介在しているのではないかと考えられます。

 

■肩こりを治す気 写真5
(治療前に)受け手の手にも何か変化が現れるかもしれないと思い、左手も同時に測定できるようにカメラの前に出してもらいました。
 

 
(治療が始まると)気功師の指が赤く温度が上昇し、受けては方の温度が上昇していきますが、首筋が特に上昇しているのが分かります。気を受けていない左手も中央に赤い点が現れ、(治療前)に比べて上昇しています。
 
気功師の指先が白く、これは更に温度が上がったことを示しています。受け手の手の温度も更に上昇しています。
 

 
(最後に)受け手の左手の温度上昇は、手の掌全体に及び、首筋も白い領域が数箇所現れ、白く表示された部分の面積がずっと広がっています。
 
(この結果から)気を受けた部分だけでなく、全身に温度上昇が及んでくる様子がよく分かると思います。(ここまで)見て来たように、
 
○気功師が「気」を発すると、気功師の体表面温度が上昇をはじめ、数分~10分ほどで3~5度上昇する。
○気功師に現れる体表面温度の上昇は、気を受ける「受け手」にも、間をおかず同じ温度上昇となって現れる。
○体表面の温度上昇は、気を送ったり、受けたりする部分にとどまらず、全身に及んでゆく。
 
ということが分かりました。

 
「気」を発すると、まず気功師の体温が上昇し、「気」を送られた相手の体温も上昇したのを計測できたことは「気」の正体を解明する上で興味深い結果です。

しかし、なぜそんなことが可能なのでしょうか?
次の実験を見てみましょう。

「気」を科学する③~脳波が「同調する」・相手の出すシグナルを脳でキャッチする~

人の脳は、その電気活動から、脳波が記録されます。持続的に出現する脳波活動には数種類あります。

δ:デルタ波 0~4Hz
深い眠りの状態
θ:シータ波 4~7Hz
「低意識」状態で右脳が全開した状態
傾眠時(うつらうつら) うたたね状態 ほぼ無意識
α:アルファ波 7~13Hz
リラックス 落ち着いた人の意識
リラックスしていながら能力を最大限発揮できる右脳全開状態
β:ベータ波 13~40Hz 
 左脳が全開の「高意識」状態 普通人の意識の活動領域
(脳波いろいろリンク参照)

紹介するのは、気功師が「気」を作用させるとき、その気功師と相手の脳波がどのように変化するのか、というのを検証した実験です。
 
■初対面の人の脳波が同調する 写真18・19
 まず、気功師が気を発するときの脳の活動状況と、その気を受けた受け手の脳波に、どのような変化が現れるかを、同時に時間経過を追いながら測定しました。この測定を行うとき大事なことは、気功師と受け手が全くの初対面であるということです。もし、何らかの意志も疎通があると、純粋に気による反応と言い切れなくなる懸念があるからです。
 

 …気功師と受け手が1メートルほど離れて向かい合って椅子に座り、両者とも目を閉じて行いました。気の送り方は、動きを伴わない静巧の状態で、気功師の手は膝の上に置いたままです。
 
 実験開始(〇秒)から一分四二秒八〇を示す少し手前までが、気を送る前の状態で、気功師も受け手もベータ波がピンクや黄色に現れ、脳が活発に働いていることを示しています。
 
普通、私達が起きて活動しているときの脳波は、このようになっています。ところが、私の合図で気功師が気を集中し始めると…、気功師の脳波のベータ波のところが、急にスパッと青色に変化するのが見てとれます。普通の人では、よほど訓練しない限り、目を閉じてもベータ波は、それ程急激に減少しません。つまり、ベータ波がほとんどなくなってしまうのです。写真18
 

 
一方、受け手の方を見ると、気功師ほど見事にはいきませんが、気功師とほとんど同時に、やはりベータ波のところが青色に変化しています。受け手のベータ波も消えてしまったのです。気を集中し始めて二分経過後、気の集中を停止してもらったところ…、気功師も受け手もまたベータのところに、ピンク、黄色の信号が現れ、ベータ波が出現したことを示しています。
 
 気功師が気を集中するとその脳波が変化し、それと全く同じ変化が受け手にも現れたのです!!これは、ベータ波に関して言えば気功師と受け手の脳波は、まさしく「同調する」といえます。
 
 アルファ波についてみると、気功師のアルファ波は、若干弱くなっていますが、受け手はアルファ波も減少していることが観察されます。しかし、どちらもベータ波がほとんどなくなっているので、相対的に脳の中には、アルファ波が強く存在することになります。
 
これは、従来の医療用脳波計で実験したとき、気功師、受け手とも頭の中全体にアルファ波が広がっていたことと一致しています。気功では、気功師も気の受け手もアルファ波が重要であることが分かりました。

写真19(投稿者追記:先程とは違う中国人気功師と日本人女性でも試してみました。)この気功師は、気功をしていない普通の状態でも、ほとんどベータ波が現れません。このような脳波は、一般の人にはほとんど見られませんが、気功師では、このような脳波のタイプの人がときどき見られます。
 

 
気を受ける前、受け手の脳は活発に活動していることを示しています。一分二〇秒付近で気功師が気を発すると(このとき気功師は開眼状態)、受け手(受け手も開眼状態)のベータ波は、スーッと消えてしまい、気功師が気を停止すると再びベータ波が現れます。やはり、…脳波の同調現象が捉えられました。
 
このような、気功師と受け手の脳波の同調現象は、一〇人以上の気功師と受け手の間で観察しています。ただ、ベータ波の細かいところには、個人差があるように見受けられます。脳波が同調するということは、気功師が出したシグナルを受け手の脳がキャッチしたという確かな証拠といえます。
 気功師の送ったシグナルは、たしかに受け手の脳に伝わっていました。

 
離れた相手と脳波が同調する!という実験結果にみなさん驚いたのではないでしょうか。なぜこんなことが可能なのでしょうか?不思議ですね。
 
この実験結果から推察するに、気功師の送るシグナルが、相手の脳、そして身体の生命活動に何らかの形で働きかけているのだろうと考えられます。一般的に、私達は意識によって体温を自由に上げ下げすることはできませんが、気功師の脳波と同調する中で通常はできない自律神経系への働きかけも無意識レベルでは可能な状態になっているのかもしれません。
 
もっと簡単にいえば、 気功師と同調≒同化することで、自己治癒能力が最大限に引き出されている状態なのだと思います。

よくよく考えれば私達の身近な事例でも、なんとなくこの人とは「気」が合うなあとか、この人の近くにいると落ち着くなんてことはよくある話です。もしかすると普段気がついていないだけで脳波が同調しているなんてことも普通に行っていることなのかもしれません。

では最後に気功師が、どのように「気」を送っているのか?その可能性を示す実験結果と、「気」のメカニズムを推察した図を紹介して終わりたいと思います。

「気」を科学する②~「気」は脳でいったん処理され自律神経を作動させる~

気功師から発せられる気の様々な測定を通じて、どちらも1ヘルツ前後周波数帯の遠赤外線と音波が確認されました。そして、それはシグナルとして相手の脳に送られ、自律神経に作用しているのではないか?ということのようです。
 
◆遠赤外線に関する実験 グラフ5
②の「気スタート」で手の掌を出すと、それまで一定であった出力レベルは振幅は小さいながら振動を始め、次第に遠赤外線シグナルが確立されていくのが分かります。

(中略)
これ等の測定を通して、気の正体を解明する決め手の一つとして、
「非常に高い周波数をもつ遠赤外線という電磁波に乗って放射される1ヘルツ前後の低周波のシグナル」
 
を考えることができることが判明しました。そして、このシグナルは、気功師の経穴からは発せられ、受け手の経穴を通じて伝わるものと考えられます。 
(中略) 
ここで、大変興味深く感じるのは、遠赤外線の測定に於いても、音波の測定に於いても、1ヘルツ前後のシグナルが捉えられたということです。
(中略)
 
このシグナルを受け取った受け手にも、全身的な体表面温度変化が起きていますが、気功師から送られてくるエネルギーは微々たるもので、気を受けた人がその微々たるエネルギーで直接体表面温度が上昇したり体を動かされるとは考えにくく、シグナルがいったん脳に伝わり、脳の中で情報処理されて自律神経に作用し、本人の意思に関係なく体表面温度変化するのではないかと考えられます。


 

投稿者 d0020627 : 2012年12月15日 List   

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コメント

こんにちは!初めて伺います^^

気っておもしろいですね。
素敵なブログでとても勉強になります。

また遊びに伺いますね^^/

投稿者 大木凛悟 : 2012年12月17日 20:43

大木凛悟様、コメントありがとうございます♪

自然治癒力の向上の追究をしていく内に、「気」に着目しました。原型はアボリジニ等の原住民の驚くべき自然治癒力からです。

中国の気功もほとんど同じだったので、驚きでした。

この「気」を科学的に解明していこう!。。そして、現在の薬漬けの医療から脱却し、自然治癒力を高めていこう!との想いで、いろんな方々が追究してくれています。

今後とも、よろしくお願いいたします。

投稿者 ブログ管理人 : 2012年12月21日 19:25

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