| メイン |

2011年08月16日

社会を変える『トモダチづくり』5~社会不全⇒認識欠乏の蓄積~

前回のエントリーを受けて今回は、「増大する社会不全はゴマカシ切れるのか」について考えてみたいと思います。

まず、これまでの時代はどうだったかというと。。。

①私権時代以前
 この時代は、自然外圧(地震、台風、干ばつ、外敵、他部族etc)が強い時代。この圧倒的な外圧によって生じる不全を解消してくれるのは、歌や踊りやスキンシップでした。
 
 
②私権時代
 この時代は、力の原理による序列社会です。そのため、権力による抑圧が主な不全となります。これを解消してくれたのは、涙と笑いでした。

%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%93.jpg

では、現在の不全はどうやって解消できるのでしょうか?
るいネットの投稿を参照して、考えてみましょう。
 

その前に、応援よろしくお願いします。

 にほんブログ村 子育てブログへ

『新しい潮流3 社会不全⇒認識欠乏の蓄積』

しかし、社会不全は、解脱や誤魔化しの言葉で捨象する事はできない。
●自然圧力や同類闘争圧力etcによる本能不全は、スキンシップの親和充足でそこそこ解脱(解消)できる。
●権力による抑圧etcによる私権不全=共認不全は、親和充足(その極が涙と笑いである)と代償観念(規範観念や価値観念etcの感応観念)で、かなり解脱(解消)できる。
●社会不全や統合不全は観念不全であり、答え(=構造観念)によってしか、解脱(解消)できない。
注:私権不全=共認不全からの解脱は、貧困苦の時代は涙と笑いだったが、貧困の消滅した’70年代以降は笑いだけに収束した。
注:人間関係の軋轢は共認不全だが、そこから逃避した関係閉塞は統合不全なので、もはや笑いでは解脱(解消)できない。
注:統合不全の関係閉塞型は不全に強く囚われており、答え欠乏が強いが、答えがない(従って課題捨象もできない)という悪循環に陥る。

社会不全は答え(=新しい認識)によってしか解消されない。つまり、社会不全を従来の解脱様式で捨象することは出来ない。(例えばテレビは私権不全から社会不全への大転換によって、完全にズレた物となり果てた。)また、「等身大の幸せ」etcの言葉=頭でいくら捨象しても、解脱充足先がない以上、不全は解消しない。その上、不全の増大につれて充足基調の充足度も、どんどん低下してゆく。

従って、社会不全→外向欠乏の上昇によって、答え欠乏=認識欠乏が顕在化してくるのは時間の問題である。しかし、間違ってはならない。人々は潜在思念の源に強い社会不全を孕んでいるからこそ、充足を(つまりは、答えを)求める。実際、人々は愚痴や批判ではなく(そんな言葉は聞きたくもない)、何か答えになりそうな可能性の感じられる新しい認識を求めているのである。

さて、今回のエントリーで明らかにしたかったのは、「増大する社会不全はゴマカシ切れるのか」でした。

【答え】
社会不全は、解脱や誤魔化しの言葉では捨象することはできない!

社会不全は観念の不全なので、答えが与えられないとその不全は解消されないんですね。だったら忘れてしまえばいいんだ、という人がいるかもしれません。ところが、社会不全は忘れることはできないんです。なぜなら、社会との関わりの中で生きている限り社会不全からは逃れられないんです!その結果、社会不全はどんどん増大していく!だからゴマカシ切れないのです!
 
 
これまでのエントリーで明らかになったように、現在のトモダチづくりは社会不全が発端となっています。だから、この不全を解消するためには”答え”が必要となります。その”答え”を若者はどのように求めていくのか、次回から見ていきたいと思います。
 

投稿者 shushu : 2011年08月16日 List   

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2011/08/1216.html/trackback

コメントしてください