新たな時代の教育制度の提言に向けてシリーズ-3~戦後日本の教育~日本人に自虐史観を植付け、精神性を蝕んだ「新教育指針」-3~ |
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2011年02月26日
【男の居場所は何処にある?】~人類の雌雄分化と人類の弱点~
前回は、生物の進化過程を押さえました。
雌雄に分化した方がDNA変異がより多様化するので、
環境の変化に対する適応可能性が大きくなり、それ故に急速な進化が可能だった。
ということがわかりました。
では人類の場合はどうでしょうか?
今回は人類の雌雄分化を追求します。
(画像はコチラからお借りしました)
人類、といっても近現代だけを見ているだけでは本質が見えてきません。今回は、500万年を生き延びた始原人類まで遡って、どのように外圧に適応してきたのかを押さえます。
「ト.人類の雌雄分化と人類の弱点」~るいネットより一部引用
人類はつい一万年前まで、まともに地上を歩くことが出来ず洞窟に隠れ棲むしかない様な、凄まじい外圧に晒されていた。従って、人類のメスはサル以上に極度に依存収束を強め、首雄収束⇒応望収束回路を発達させていった。しかも人類のメスは(首雄でも防ぎ切れない)飢えや怯えに晒され、サル以来はじめて自らの不全感を直撃されたメスは専ら解脱収束を強め、強力な解脱収束⇒性機能収束回路(エンドルフィンとドーパミンの快感回路)を形成していった。だから、人類の女は徹頭徹尾、応望存在であり、自らの役割欠損を専ら性機能に収束させてゆく性的存在である。もちろん、それら全ては首雄の期待に応えて役割充足を得る為であり、従って男たちはそんな女たちを、純粋にかつ積極的に肯定視してきた。それどころか、樹上機能を失い、絶望的な状況下に置かれたカタワのサル=人類が、その極限時代五〇〇万年間を生き延びることが出来たのは、性と踊りをはじめとする強力な解脱充足回路を形成し得たからであり、もしそれがなければ、人類は生きる希望を失って早々に絶滅していたであろう。この様なサル→人類を貫くメスの応望存在化⇒性的存在化が、生物進化を貫く雌雄差別化のベクトルに合致した、その一つの極限的な実現形態であることは言うまでもない。
飢えや怯えに晒されていたのはオスもメスも同じだったはず。
人類の女が、性機能収束回路を形成して徹頭徹尾応望存在・性的存在となったのに対し、男は何をしていたのでしょうか。
もちろん男も飢えや怯えに晒されて極限的な状態。しかし男は女のように依存収束に向かうことはできません。何故なら、お互い依存し合っているだけでは集団みんなが死んでしまうからです。
集団を守るために、男はひたすら「外敵闘争」に向かっていました。洞窟の外は全ての動物が外敵だった状況で、満足に食糧が手に入らない状況を日々繰り返し、自然や外敵を注視する中で少しずつ自然の摂理を学び、やがて道具や武器を発明するに至ったのです。しかも弓矢の発明は1~2万年前と言われています。
男は闘争存在として、女は性的存在として役割分化したからこそ、過酷な外圧状況の中で集団が適応できたのです。
凄まじい外圧に晒され、共認機能(更に観念機能)を唯一の命綱として生き延びた人類は、共認を破壊する性闘争や自我を五〇〇万年に亙って全面封鎖してきた。実際、この極限状況では、人類は期待・応望の解脱充足を生きる力の源にしており、その充足を妨げ、生きる力の源を破壊する様な性闘争や自我が徹底的に封鎖されてゆくのは必然である。あるいは、絶対的な課題共認・規範共認によって(つまり、絶対的な共認圧力=集団統合力によって)、性闘争や自我が発現する余地など、全くなかったとも言える。しかし、人類は外圧を克服してゆくにつれて、極めて厄介な自己矛盾に陥ってゆく。
動物はメスをめぐってオス同士が闘い、勝った強いオスにメスが集中しますが、人類が他の動物と違うのは、過酷な外圧に対応するために、性闘争を全面封鎖したことです。
このような状況の中で、人類の最大の活力源は、仲間との「期待・応望の解脱充足」でした。
ところが、この解脱充足回路、人類の弱点にもなっているのです。
とりわけ、極限時代五〇〇万年に亙って解脱充足を生きる活力源として生き延びてきた人類は、解脱充足なしには一時も生きておれない解脱動物となって終った。
~中略
もちろん、強力な外圧に晒されている時には、サル・人類はこの解脱共認を母胎にして、その上に闘争系の共認を形成し、そこ(課題共認や役割共認)へ収束する。だが、外圧が低下すると、忽ち闘争(集団)収束力が低下して、時間さえあれば解脱充足を貪る様になる。つまり、元々は凄まじい外圧→不全感から解脱する為に形成された解脱回路は、外圧が低下すると、むしろその充足だけを貪る為の堕落回路となる。問題は、そこにある。人類は、外圧が低下すると解脱収束し、堕落してゆく。しかも、外圧が高く闘争・課題共認への収束力が強ければ僅かな解脱でも充分に充足できるのに、闘争・課題共認への収束力が低下すると、どれだけ解脱を貪ってもなお充足できなくなる。だから、解脱回路は共認の母胎であると同時に、麻薬でもあり、人類の最大の弱点ともなる。
仕事をしているお父さんに当てはめてみると。。。
会社の中で、いつもお客さんや仲間からの期待(外圧)に向かっている場合、闘争・課題圧力が高くなり、そこに応えていくことで共認充足が得られるため、いつも充実している。仕事が忙しくてなかなか子供の相手はできないけど、たまに会うだけで充分に充足できる。
一方、会社のことより自分のことが大事というような場合、会社の仕事は「やらされている」意識で向かうためミスも多く、会社ではなかなか充足感が得られない。仕事が残っていても5時きっかりに帰宅して子供の相手。奥さんの苦労も軽減できるし、そこに役割充足を見い出してる。
もしかして、後段がイクメンの姿なのでは?
やっぱり人類集団が「外圧に適応する」という視点に立てば、男が家庭(子育て)に収束することが進化につながるとは思えません。むしろ退化してしまうでしょう。
子育てを「密室家庭の枠」で捉えず、女性と子供が安心して子育てができる新しい場をつくり出していく。
これが今、男に期待されていることなのではないでしょうか。
投稿者 hiroaki : 2011年02月26日 TweetList
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コメント
投稿者 ぴこママ
ごぶさたしております。1万年堂出版のぴこママです(o^∇^o)
なるほど、考えさせられます……。パパの仕事と家庭との兼ね合い…難しいですよね!
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