人類婚姻制度 史的総括 その2 |
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2010年04月15日
こんな子育てがしたい♪ 『話す』は、『応える』!!
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「こんな子育てがしたい♪」シリーズの第5回目です。
前回はミラーニューロンと共認機能をご紹介し、次は、ミラーニューロンが、なぜ言語野にあるのか?であると述べました。
まずは、以下の記事をご紹介します。
言葉を話すことの原点は相手に対する「評価」、もしくは「応望」
ミラーニューロンのお話を興味深く読ませていただきました。
おそらくミラーニューロンは相手の行動=視覚情報を受けて、自分の同一の体験記憶(運動記憶)を思い出させる、という働きをしているようです。それが相手の中に自分を映し出すという共認機能の原点であるという点に同意します。
>心の奥底=潜在思念の次元では相手と自分は同一だと認識していることを、ミラーニューロンの機能は示しています。(42811冨田さん)このニューロンが発見されるまでは、脳の各部位にそれぞれの機能が局在しているという学説が主流であったなようです。ミラーニューロン=相手同一視の機能それ自体が、脳内の一つの統合機能(感覚情報と運動機能の)であるということも注目されると思います。
さらにこのミラーニューロンが運動性言語野の中、すなわち話すという行為をつかさどる大脳内の部位に存在する、ということの意味について考えてみました。
画像はこちらからこれが意味するのは、まず「話す」と言うことが、まず相手の行動や仕草を前提としていると言うこと。かつそれが自己の体験記憶を思い出させると言う機能を付随させていると言うことは、
①「話す」と言うことの原点が、自己の体験と照らし合わせての相手の行動に対する評価が原点である、と言うことを暗示しているのではないか?
②もしくは相手の行動や仕草を見て、自己の体験記憶を辿って相手に対して反応する。つまり相手の期待に(相手の行動や仕草の意味するものを自己の体験記憶と照らし合わせて、推測し)応答する、と言うことを原点としていたからではないか。つまり言語=話すことの原点は相手に対する評価もしくは応望(応答)が原点であった、と言うことを意味するのではないかと思います。
なお、この記事は2002年のものです。当然その後ミラーニューロンに関する研究も進んでいるようです。
最近の研究;他者と自己の区別をしない神経細胞=ミラーニューロン
ミラーニューロンは、他者の行動を理解するためだけでなく、自分が彼らの行動に対してどう反応すべきかを判断するためにも行動を分析しており、しかも2つの分析を同時に行なっているのではないかと推察している。
まさに、相手の行動を理解すると同時に、自らが応合することも同時に考えているようです。
むしろ、応合しようとした結果、脳内の運動性言語野が形成されたと考えられるのではないでしょうか?因みに運動性言語野に損傷があると失語症になります。サルにもあるミラーニューロンの働き=応合を更に高度化したものが言語(人間の言語野の働き)と言えるのでは無いでしょうか?
なぜミラーニューロンが言語野にあるのか? それは、ミラーニューロン(応合の神経細胞)によって言語野が形成されたと言えると思います。
なお、こうしたことを頭に置いておくと、子育てにも又異なる見方が可能になります。そうした一例をご紹介します。
共認機能と感覚機能(視覚・聴覚)の関係構造
明治以来の学校教育の致命的欠陥が明らかにされた。教育は原始時代から一貫して、長老が体験を語って聞かせるという形で行われてきた。つまり、聴覚に基づく共認機能の育成が教育の根本だったが、明治以降の学校教育ではそれが捨象され、専ら観念の詰め込みが推し進められてきた。
話すことも含めた応合(=共認)こそが人間の原点であることに対して、明治時代以降は説話→文字(黙読)→図象(映像)による教育を推し進め、子供たちの応合する力や、相手や現象を注視する能力を失わせてきたのかもしれません。言い換えると豊かな応合性は、皆と話すことや声を合わせること、などによって形成されていくのかもしれません。そう考えると、赤ちゃんが話すまでの期間は、母親や周囲のの行動を注視し、これに応えたいと思い続けて、応合の神経細胞の活動を必死に活性化させている準備期間なのかもしれません。
赤ちゃんに話しかけてあげることは大事だと昔からよく言われますが、その根拠は話すことの原点が応合=共認にあるからだと言えそうです。
参考にこちらもどうぞ!!
期待に応える相手がいる。だから、言葉は話すことが出来る!!
※次回からはより具体的に自然の摂理による子育てについてご紹介したいと思います。
投稿者 saito : 2010年04月15日 TweetList
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