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2009年12月31日

’09年を振り返って(るいネット秀作より)

 平成21年も残すところあと僅かです。振り返ってみると、今年も激動の時代でした。

 ’08年から続く世界的経済危機を受けて、特権階級(官僚、政治家、マスコミ等.)の暴走によって、社会(政治、経済)は混迷の度を増しました。これらの社会的危機感は、次代の可能性探索の潮流を生み出したと思います。

 それにより、8月の衆議院総選挙で、民主党が圧勝を生み出しました。選挙による政権交代が初めて実現しました。その民主党政権下での行政刷新会議が事業仕分けを公開の場で行い、概算要求に盛り込まれた事業の必要か否かを判定し、人々の注目を集めました。

 一方で、新型インフルエンザ流行は、従来の健康ブームとは違う健康、医療への意識の高まりを生みつつあります。その他、草食男子という言葉(協調性が高く、家庭的で優しいが、恋愛やセックスには積極的でない、主に40歳前後までの若い世代の男性を指す)が流行しました。

 では、これらの状況を踏まえつつ、’09年、るいネットでは、どのような投稿がされてきたのか?生活版(性・家庭)で秀作となった投稿をピックアップして今年の1年を振り返ってみます。
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08年年末なんで屋劇場「金融危機と意識潮流の変化」ノート2:性の衰弱と市場の縮小

金融危機と意識潮流=’09年以降の経済情勢、どうなる?=

「性」を巡る意識潮流の変化に、「性再生」の可能性を感じる

男女別学 -脳の差という視点で考える-

仕事をする上で重要な、「男であること」「女であること」。

生物の起源と進化に学ぶ-5-安定と変異の両立

老人ホームと保育園が同居する施設 (『江東園』)①

『快癒力』篠原佳年著(3) ~エネルギーをどこに使うのかが大切~

フランスのカップル社会とは?

書籍紹介『奇跡の脳』③~右脳マインドの働きとは?~

書籍紹介『奇跡の脳』④~左脳マインドの働きとは?~

『実現論』が人生を変えてくれた!【なんで屋ウィークリー04/27】

新たな共同社会の実現体-「木の花ファミリー」

特権階級の横暴を許すな!1~児童ポルノ禁止法改正の恐ろしさ~

【充足可能性の実現】を採取部族に学ぶ

日本人の基点「勤勉」は、充足発の女原理

充足基調と闘争基調

なんでや劇場レポート(3) 私権追求に代わる集団の目標は周りの充足、そして男女の共認の輪が認識収束の母胎

人は集団の中で育つ

収束不全発の適応可能性の探索、その深くて強い引力

子どもにとって、「遊び」は最大の学習課題

幼少期の遊びは、胎児期に次ぐ“生命進化”の追体験

人類の”性”の本質を探る<人類にとって性とは? まとめ>

11/29なんでや劇場レポート(1)性欲が出てこないのはなんで?⇒秩序崩壊の不安と焦り

男女系お題と社会系お題は今や一体不可分

 今年最初と最後の秀作が、性の衰弱を扱ったなんで屋劇場レポートでした。この2つの投稿で、性の衰弱の根底で人々を突き動かしているのは何かが明確になったと思います?これらの投稿を振り返りながら、人々の意識潮流をおさらいしてみます。

『08年年末なんで屋劇場「金融危機と意識潮流の変化」ノート2:性の衰弱と市場の縮小』

2. 商品市場の背後に性市場あり・・・従って、この経済恐慌の最基底部にあるものは性の衰弱であり、性の再生がない限り、物的市場は縮小を続けるしかない。

今回の市場縮小の引き金を引いたのが「物価上昇」だったとはいえ、その底流は、70年貧困の消滅に遡る時代の大きなパラダイム転換にある。そして、世界最終バブルが崩壊した以上、金融資本の取りうる方策は、国債頼みの国家抱きつき心中か、物価高騰しかないが、「国債頼み→国家紙幣へ」も「物価高騰→市場縮小加速」も金融資本家にとってはジョーカー=自爆装置にしかならないことはもはや明白である。(中略)

性の再生可能性は「自我の性から本源の性への転換」しかないが、今現在は「自我の性のリセット中」という段階であり、しかも、私婚制度が残存する以上、この転換は容易ではない。従って、この経済恐慌は、決して一過性のものではなく、性意識の転換という最基底のパラダイム転換が起こるまで、物的市場は縮小を続けるしかない。

 性の衰弱が市場の縮小を引き起こしている。では、その性の衰弱は何故引き起こされるのか?この間、疑問だった内容に答えを出したのが・・・以下の投稿です。

11/29なんでや劇場レポート(1)性欲が出てこないのはなんで?⇒秩序崩壊の不安と焦り

 最強の引力を持つ性欲さえ脇に押しやるほど強い引力を持った、何か得体の知れない不安と焦りがある。この、全てに優先する、得体の知れない気懸かりなもの(不安・焦り⇒先行き探索に向かわせるもの)の正体は何か?

 これと近い歴史事実はないかと遡って考えてみても、極限時代にも、採集時代にも、私権時代にも、性が衰弱することはなかった。性の衰弱とは、生物が雌雄に分化して以降経験したことのない異常事態である。

●極限時代、採集時代、私権時代を貫く共通項があるはず。それは何か?

⇒「明日もその先も、今日と同じ」ということが共通項ではないか。
・極限時代は、凄まじい外圧に晒される状態は今日も明日も同じ。
・採集時代は、平和で豊かなのは今日も明日も同じ。
・私権時代も、今日も明日も私権時代。
・それに対して、現代は、明日、何が起きるかわからない(という不安)

飢餓や戦争や革命の時代は「明日もその先も、今日と同じ」とは言い難いが、性が衰弱したことはないという反論があがるだろう。
⇒しかし、飢餓や戦争や革命によって秩序原理は変わるが、何が起きても秩序は間違いなく存在している。秩序が存在(安定)しているからこそ、それはパターン化できるので「この先どうなるか?」が読める。

人類は極限時代にも生きてきたし、共同体が侵略され大多数が奴隷化した時代にも生きてきた。
戦争に負けても生きてきたし、その間、性は衰弱しなかった。
何が起きても秩序は存在していた。
古い秩序が崩壊or消滅しようとする時は、一方で新しい秩序が登場してきた。

現在は、秩序が崩壊or消滅しようとしているにもかかわらず、新しい秩序は登場してこない。
この社会秩序が崩壊してゆく感覚、しかも新しい秩序が見えない(分からない)不安と焦りが、性欲さえ「それどころではない」と脇に押しやるほどの強い力を持った得体の知れない不安と焦りの正体である。

 人々の不安と焦りの正体=『秩序の崩壊と不安とあせり』がはっきりしました。これによって、人々の目標=課題が明確になったといえます。・・・男女の役割=女が先行き探索と新秩序の形成を男に期待し、男がそれに邁進する関係。来年は、新秩序の形成にむけて、今年以上に、頑張っていきましょう!!! :tikara: (それでは皆さん良いお年を!)

投稿者 hoop200 : 2009年12月31日 List   

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