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2009年04月27日

男は安定、女は闘争?

『性の再生、どーする?』

唐突ですが、どうやら私達の住むこの日本では、いよいよこの問題も深刻化してきたように思われます。

例えば、このアンケート結果をご覧下さい。
「婚活に関する調査」

今、話題の「草食系」と「肉食系」、20代~30代の未婚男女1000名に対し、

全体の
74.9%が『草食系』
25.1%が『肉食系』

男女別の内訳を見ても、
男子は75.6%が『草食系』
女子は74.2%が『草食系』

と回答。

しかし、結婚したい相手は
男性『草食女子』女性『肉食男子』
・「私、結婚できないかもしれない」9割
・憧れるのは「一途婚」

といった様に、お互いの状況には大きなすれ違いが起こっている模様。
その結果、恋愛ピークでもある20~30代であっても、約半数(49.8%)の人が3年以上恋愛のブランク
という調査結果も出ています。

さてこの状況、あなたはどう読みますか?

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未婚・晩婚化、さらには少子化は年々進むばかりですが、その前提となる若い男女の意識潮流は、今や完全なすれ違いが顕著となり、このままではやばい!といった状況から『婚活』なるキーワードが飛び出してきた、という事のようです。

しかし、『婚活』といっても実際に具体的行動に出る人も少数派で、34.8%の人が婚活パーティーには抵抗がある、など積極的な行動には中々踏み切れないのが実態。

これは20~30代の意識潮流ですが、10代の中にも今までに無い潮流が見られる、という話を先日小耳に挟みました。それが、タイトルに挙げた「男は安定、女は闘争?」という現象。

具体的な現象として、例えば受験における志望校選びの際に、男子は無難に現状の成績で受かりそうな所を選び、女子は背伸びして一歩上を目指そうと頑張る傾向にあるそうです。

これらの状況を見ると、やはり「大丈夫か? 🙄 」と心配にもなりますが、一方でこれらの中に可能性を見ることも出来ます :nihi: 。

それが、『私権の終焉』という切り口。

即ち、「草食」「肉食」といった区分は、全てが私権を前提とした男女規範に過ぎません。

一昔前の言葉に置き換えると、「女を物にする」とか「3高(高身長・高収入・高学歴)」といった男の選択基準など。あるいは相手を物にする=私物化=>私婚へと繋がる一連の流れの根底には、私権獲得という道が敷かれていたのです。はっきり言って、相手の事など全く考えておらず、あくまでも自己充足 :blush: への道であった、といっても良いかもしれません。これが、醜い恋愛の本質 😈 、なんですね。だからこそ、悩みも絶えないしトラブルも日常茶飯事となるのです。

ところが、現在の若い男女は、既にこの「私権」には可能性収束していません。むしろ、最近話題の『シェアリング』などに活路を見出し、様々な物・時間・情報などを共有する事に活路を見出しているようにも見えます。恋愛の本質である性闘争、あるいは私物化とは、全く逆のベクトルが生まれ始めているんです。

kuma2.jpg

では、10代の「男は安定、女は闘争?」という傾向についてはどう読めば良いのか?

これは難しい分析になりますが、ざっくり見ると、私権放棄の男と、(頼り無さそうな男を尻目に?)将来不安から自立心・向上心を発動させ始めた女、と考えられるのではないでしょうか?

しかし、あくまでも男達が放棄しているのは「性闘争」の部分

むしろ、女達とどう向かい合っていけば良いのか?という観点で見れば、旧世代の男よりもよっぽど真剣に考えているようにも想います。

これも、『私権の終焉』に裏付けられる現象の一つであり、むしろ「自己中な男女関係(旧来の恋愛関係)」には可能性を感じられなくなった世代の探索基調と見ることが出来ると想います。

これらを軸に、『性の再生どーする?』を考えていくこと。

ネットを軸に男女相互の意見・意識・情報をシェアして行く事で、本格的に「私権に代わる男女関係」を構築していく事が、いよいよ可能な時代に入ったと見て良いでしょう。

投稿者 kawait : 2009年04月27日 List   

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コメント

私権の終焉≒「3高(高身長・高収入・高学歴)」の終焉。
その後に登場した評価軸≒「三低」を思い出しましたねー。

1.低姿勢(レディーファースト)
2.低リスク(リスクの低い安定した職業・公務員など)
3.低依存(束縛しない、お互いの生活を尊重)

まさに、一歩内に引きこもった闘えないオトコ。
しかし、オンナに安心感や安定感をもたらすイイオトコ。だから、長続きする。
何か物足りないけど、それは私権終焉の過渡期だと言うことで。。。

社会状況の悪化を受け、私権に代わって、何よりも安心・安定したいオンナたちの評価が、新たなオトコたちを作り上げていくから、その評価形成のあり様って重要ですねー^^

投稿者 ( ̄▽+ ̄) : 2009年5月1日 16:37

3高も、3低も、いずれも心から充足の得られる答えには程遠い感じがしますね。

今後、新たな評価軸を作っていく上では、まず自分ありきでは無く、相手発の想いから期待を具体化していく過程が必要だろうな、と考えています。

投稿者 かわい : 2009年5月2日 18:55

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