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2008年07月01日

生物史から学ぶお産と子育て7~本能=自然の摂理に沿った胎内保育⇒お産をしている?

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>父親の役割は、安心して子育てができる縄張りの確保!そしてそのための闘争!というのが大きな役割ということになります。

母親は産み、育てることが大きな役割
厳しい寒冷化の中で、哺乳類の雌が獲得した「胎内保育」についてもう少し詳しく書いてあるブログを見つけました

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Biological Journal『胎内保育機能の獲得』より引用させて頂きました

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爬虫類から逃れて、寒冷地帯へと逃げ込んだ両生類は、その後どの様に哺乳類へと進化を遂げていったのでしょう?
寒冷地帯に逃げ込んだのはいいんだけれど、そこでは様々な壁(逆境)がありました。その中の一つが卵はどうするの?ってことです。
両生類は、熱帯地帯においては卵生(母体の体外に卵を産むこと)でも卵は孵るのですが、これが寒冷地だと卵はうまく孵りません。

どうするっ!!!!
↓↓
そこで、寒冷地に逃げた両生類は、寒くても卵をかえせる『卵胎生』→胎内保育へと生殖機能を進化させました。簡単に言うと、母体の中で卵を産み育てる機能を獲得して、寒冷化に適応していったのです。
これって、外圧(この場合は寒冷化)に適応するために、肉体改造を行ったってことだよね。生物ってホントすごい!!

ここでちょっとおさらい!!

生殖機能の違いは、漢字を見れば何となくわかると思いますが、もすこし詳しく分類してみます。

『卵生』・・・受精卵が親の体外で発育して新個体となること。卵内の卵黄を養分として、卵膜中で発生が進み、ある段階に達すると孵化(ふか)する。単孔類(ハリモグラ・カモノハシ)を除く哺乳類以外の大部分の動物にみられる。

『卵胎生』・・・卵生の動物のうち新個体が卵でなく幼生の形で産まれること。卵が母体との組織的な連絡なしに母体中で発育・孵化(ふか)する点で、哺乳類の胎生とは区別される。マムシ・タニシ・グッピーなど。

『胎生』・・・子が母胎内で胎盤によって栄養や酸素の補給を受けながらある程度まで育ち、個体として生まれること。単孔類を除く哺乳類に主に見られる。

体の中である程度まで子供を育てる生殖機能「卵胎生→胎内保育(胎生)」の獲得は、その後の哺乳類への進化に欠かせない機能となります。

※ちなみに、約1億2千年前、初期哺乳類の段階で、さらに厳しくなる寒冷化の対応の一つとして、胎児の出生確率をより高める胎盤(母体と胎児を繋ぐ器官)を獲得します。胎児は、母親の栄養や酸素の補給を受けたり物質交換を行いながら、母体の中である程度まで育ち、個体として生まれてきます。

ここまでの段階で、現在生存する哺乳類の基礎的機能をほぼ整えることになります。 この生殖機能を、「胎生」と呼びます。
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寒冷化 という厳しい外圧 に、胎内保育(胎生)という肉体改造 :tikara: を行なって適応してきた哺乳類。その生きる か死ぬか の環境の中で生命を宿り 、胎内で育て 、出産して 😀 、育ててきた んですよね??
すごい!!!!
現代を生きる私達にも、この何度も何度も塗り替えられた機能と本能が備わっていると考えると、少し疑問が湧いてきます。

そういえば、
「本能=自然の摂理に沿った胎内保育⇒お産をしている?」

生命を宿り、胎内で育て、産むという行為は、本能機能に大きく立脚していますが(産後保育は共認機能に立脚している。)、
私達現代人は、むしろ、本能に委ねることの方が不安に感じているのではないのでしょうか。
多くの女性がより大きな病院での出産を希望しているのは、よりリスクの低い方法を選択したいという、体や環境に対する不安な現実の表れではないでしょうか?

胎内保育⇒出産の常識や知識、認識は、便利・快適が当たり前の生活の上に成り立っていているし、生死に関わる部分であるため、個人の思い込みや現代の価値観が根強く残っています。
だから、実は、いろいろと疑問 があるのです。

●妊娠中は安静にしてくださいってホント?
●妊娠中、なぜか必要以上に太っちゃうのってなんで?
●お産は恐ろしく大変なもの?だから、医療の手助けが必要?
●逆子でも、前回が帝王切開でも、高齢でも、特に問題がなくても、帝王切開の方が安全…ってホント?
●無痛分娩・吸引分娩・鉗子分娩・会陰切開が必要になったのはなんで?
●子供が死産したり、出産に失敗して、病院や担当医を責めるってなんで?
●奇形児や障害を持った子供が生まれることを怖がったり、生まれたことを受け入れられなかったり、するってなんで?
●産後うつってなんで?

…などなど、真正面から扱われることの少ないなんで?があります。
こんなこともちょっと考えてみたい!って思いました。
引き続き、追求していきたいと思います

投稿者 nakamenta : 2008年07月01日 List   

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コメント

>真正面から扱われることの少ないなんで?
気になりますねー♪

なんか人によって、
ごくごく自然に、大らかに受け入れ、当たり前のように出産子育てする人もいれば、
不安が大きく、凝り固まっていて、出産や子育てがとても不自然・医療的に感じる人もいます。

そりゃあ、前者の方がいけど、
この違いって、なんだろ~・・??

投稿者 みなみ('-'*) : 2008年7月1日 20:05

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