学校ってどうなってるの?27~お寺と寺子屋・8割を占める江戸時代の農民の教育~ |
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2007年10月24日
母親の意識
子供の出生に関して親が願う事は唯一つ、 :tikara: 健康に生まれてきて欲しい。五体満足であればそれだけで充分!!という話を出産前のお母さんからは聞きます。実際それは、偽らざる親の期待。
しかし、健康に生まれて以降、お母さんの期待や評価意識は健康だけに留まらない、それは、今と昔でどう変わって来たのか。
60年代の母親の流行(=意識)潮流を考えてみると、農村から都会へ都市労働者が増え、(母親に)育児の事を聞けないことから『育児書ブーム』が起こります。さらに
この頃、サラリーマンの夫が外でフルに働き、妻が家事に専従するという仕組み=専業主婦の仕組みが完成へと向かった時代。また、高度成長期においては、まだまだ学歴意識が働いていた時代で、お母さんの評価=子供の評価という、評価軸が強かったからこそ、子供に意識が向っていたよう 😯 です。
現代においても、お受験等が低年齢化し、子供の教育にたいする意識は、低くないといえますが、自分をさておき子供のためにを考えてきたお母さんの意識とはだいぶ違うようです。 🙄
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●母親の意識の変遷(株)マッキャンエリクソン、「Real Mothers リアルマザーズ」編集部
では、母親たちの意識はどのように変わってきたのでしょうか?
従来、母親たち向けの雑誌と言えば、戦前からある「主婦の友」をはじめとして、家事や料理、子育てを中心とした、いわゆる「ハウスキーピング系」雑誌だけでした。それらの雑誌には子ども服やエプロンなどの型紙がついていて、それを使って裁縫したり、また、付録の家計簿をきちんとつけたりして、「内助の功」を果たすことに母親たちの意識がありました。
ところが、女性の社会進出の機会が増え、1986年に男女雇用機会均等法が施行されると、女性の意識は次第に家庭の外にも向かうようになります。そして、家庭の場以外での自分の役割についての悩みに直面することも増えていきました。
そうした中、バブル期に華やかなOL生活を謳歌し、「JJ」を読んで育った若い母親たちに向け、1995年に「VERY」が創刊されます。「VERY」は、古い「母親像」に基づく情報には満足していなかった女性たちに密着して徹底的に調べ、彼女たちが欲していた美容やファッションの最新情報を取り扱い、「おしゃれなママ」のライフスタイルを提案することで人気を博します。以来、若い母親に向けた「ライフスタイル系」の雑誌が相次いで創刊されていきます。そうした雑誌を読み、母親たちは家庭の中にとどまらず、「素敵な一人の女性」としての「自分」への意識を高めていったのです。そうした彼女たちにとって、家族はもはや自らを犠牲にして支えるものではありません。ありたい「自分」を実現してくれるための「仲間」であり、一緒に素敵なライフスタイルを作り上げていくものとなっているのです。
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今現代において、 綺麗なお母さん が増えているのは、子供の評価だけにお母さんの評価軸が規定されないということが、大きいように感じます。それは1987年に男女雇用機会均等法が施行されてから、働く女性が増えてきたことで、 が得られる場が増えたということも大きいのかもしれません。
しかし、子供を養育・教育する為の機関として家庭が担っていたことが行われなくなっている現状、代わりに学校や塾が教育機関として期待され、よりよい学校という意識で学校を選択する必要が出てきたりして、家庭が何の役割を担うのか分からなくなって来ているのが現状のようです。子供を導くのが親とするならば、友達親子では、親が役割を果たしているとはいえません。
母親の意識の元となる、評価軸、家庭の評価軸を見直す時期に来ているのだと感じます。
投稿者 shijimi : 2007年10月24日 TweetList
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