強くたくましい子どもにする!壁とそれを乗り越える経験を! |
メイン
2019年07月18日
子供の仕事は遊びである31 ~外遊びは屋内とは違う効果がある2
外遊びの続きです。
前回の記事で書いたのは、「外遊び」で差別化できるかも…ということと、1)外遊びには五感を刺激するインプットがある、2)外遊びは体力の向上につながる、ということだ。
人間関係を学ぶことができる
子供は、外遊びで人間関係を学ぶことができる。
小学校の4年生までに十分に友達と遊びまわった子供は、あまり問題を起しません。友達と遊ぶと言うことは、ただ単に遊んでいるのでなく、遊びの中からにんげの付き合い方を学んでいると思えるのです
出典:小学校低学年は 外遊び沢山した方が良いのはなぜ?小学校の4年生までに、十分に友達と遊びまわった子供は、あまり問題を起こさないそうだ。
外遊びに限ることではないが、他の子供と遊ぶことで、人間関係のノウハウを身につけていく…ということはあるだろう。さまざまなタイプの子供と接することで、経験値が高くなるのだ。
相手を思いやる気持ちや、自分の感情をコントロールする方法などを学ぶことができるのかもしれない。また、人間関係において問題が生じたとき、どのように対峙&対処すればいいのか…ということも学べるかもしれない。※外遊びは学びのいいチャンスになる、ということだ。
遊び相手を選んだ方がいい?
親はよく子供に対し、「誰とでも仲良くしなさい」と言う。
自分はそうしていないにもかかわらずだ(苦笑…)。なぜ自分がそうしないかというと、(ひとつには)「自分に対し悪い影響を与える人」がいることを知っているからだ。
たとえば、いつも否定的なことばかり言う人、口を開けば、愚痴やネガティブな話ばかりの人と付き合っても、いいことはない。※そのタイプの人とは、距離を置くはずだ。
自分から人を嫌わないように…
子供にしても同様だ。
「誰とでも仲良くしなさい」はある種の理想(幻想かも)であって、現実的なことではない。
特に子供は、他人の影響を受けやすいので、好ましくない習慣を持つ子供と深く付き合ってしまうと、悪い影響を受ける可能性が高い。
なので、「誰とでも仲良くしなさい」は、「自分から他人を嫌わないようにしなさい」、「自分から敵を作らないようにしなさい」に置き換えた方がいい。外遊びを通じて、こういうセンス(自分から他人を嫌わないようにする)を身につけることができれば、将来必ず役に立つだろう。
外遊びは「脳」にもいい
外遊びは「脳」にもいい影響を与える。
外遊びが得意な子ほど、頭の中の前頭葉が刺激されてるんだって。前頭葉って、感情や意思などを作り出しているところで、外遊びが前頭葉を刺激して、こどもの脳は発達するんだ。脳が発達してこないと、何事にも集中できないこどもになっちゃうんだってさ。
外遊びをすると、脳の前頭葉が刺激され、それが脳の発達につながる。大人でも、ジョギングなどの運動をした後には、記憶力が高まるそうだ。たしかに、適度な運動をした後には、頭がスッキリするということがある。その状態で記憶作業をすると、頭に入ったことが定着しやすいのだろう。
危険回避能力が身につく
また、人の行動の中には、「止める」という行動がある。
行動を抑制する働きを「NO-GOシステム」という。
例えば横断歩道、赤信号で止まるといのは、このシステムが働いているからで、だいたい1歳位から覚えられようです。
出典:脳科学者がすすめる頭のいい子に育てる6つの方法専門的には、「NO-GOシステム」と呼ぶらしい。
走り続けていて、急に止まる、危険だと判断して手を止める、そういった行動は、脳の活動をぐんと上げるんだそうですよ。だるまさんがころんだ、なんて遊びは、この能力を高める良い例かもしれません
出典:勉強ばかりは不効率、子供の脳を育てるために効果的な遊びや運動外遊びで、このシステムの働きを強化できる可能性がある。
たとえば、木登りやジャングルジムなどの遊びで、「これ以上登ると危険だ」と判断してやめることは、「NO-GOシステム」の強化につながるかもしれない。
また、引用文の中にあるように、「だるまさんがころんだ」遊びなどでも、「NO-GOシステム」を強化できるのかもしれない。危険を回避する能力を早々に身につけることは、自分の身を守る意味でも必要なことだ。※そのプロセスで、脳の活動量も増えるそうだ。
裸足(はだし)がいい
可能であれば、外遊びに「裸足」を取り入れたい。
砂場で遊んだり、芝生の上をはいはい歩きしたり、裸足で歩いたりといった体験は、脳の均衡ある発達には大変いいことです
出典:外遊びの自然とのふれ合いが脳を活性化させる裸足での活動は、脳の発達に良いとされている。
足の親指が第二の脳と呼ばれ、脳と繋がっているからだそうです。乳幼児期は脳の発達と身体の発達は密接に繋がっています。足の親指を刺激することで脳が刺激されて脳も身体も健やかに発達していくそうです。なので、屋外でも屋内でも裸足で遊ぶ事がとても大事だそうです
出典:裸足が脳の発達にも影響!〜乳幼児期に大切にしたい事②足の親指は、脳と繋がっており、「第二の脳」と呼ばれるそうだ。
なので、裸足で遊ぶことにより足の親指を刺激すると、脳も刺激することになる。その結果、体の発達と脳の発達のバランスがとれ、子供が健やかに育つそうだ。
※室内で遊ぶときも、裸足の方がいいだろう。
幼少期は、習いごとなどで知識を詰め込むよりも、知識の入れ物であり、すべてのベースになる脳を鍛えることの方が大事だと思う。※そのために、外遊びが必要なのだ。
まとめ
今回は、子供の外遊びの効果と外遊びが大切な理由について書いた。
今回の記事で述べたのは、1)人間関係を学ぶことができる、2)外遊びは「脳」にもいい、の2つだ。
外遊びは、体力の向上にもつながるし、脳の発達にもいい影響を与える可能性があるのだ。まさに一石二鳥で、子供には外遊びを積極的にさせた方がいい…ということがわかるだろう。
体力がつくのも確かですが、納得させられるのは脳への影響ですね。自分たちの子供のころを思い出してみましょう、外で、それもなるべく自然が豊かなところで遊んだ時、脳が目いっぱい解放されて働いていませんでしたか?何より楽しかったですよね。間違いないと思います。
投稿者 hoiku : 2019年07月18日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.kansya.jp.net/blog/2019/07/6942.html/trackback