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これからの集団のあり方は?~「本気で課題を実現したい」という想いや熱量を高め合う集団づくり~

本音で生きていますか?本音で話し合える関係はできていますか?

今回は職場での関係。特にチームで仕事をする場面での男同士。
どんな関係をつくっていけば良い成果に向かって邁進できるチーム(集団)がつくれるのか?を考えてみます。

私自身、日々男同士のチームで仕事をすることが多いのですが、上手くいくとき、上手くいかない時の差はすごくはっきりとしてます。
上手くいくときは、チームの全員が仕事の目的や意味、お客さんの期待や欠乏、それに応える為にはどんな動きが必要かを各自が追求し、可能性に向かって波長が増幅されていくとき。
逆に上手くいかない時は、各自が理解している状況の濃度差も大きく、皆が自分の役割内の仕事にしか思考が向かず、まとまらない状況に対して、自分はこんなに頑張っているのに・・とチームの活力を分散させる波長が増幅してくとき。

ですから、チームで課題を進めるとき、一番大事にしているのは課題の背後にある多くの人々の状況と期待感をしっかりと共有すること。だから若いスタッフや一時的に応援に入ってくれるメンバーだから指示通りに課題を進めてください。とはならない。逆にそういったメンバーが参加してくれる時こそ課題の目的と意味を共有し、すっきりしない点についてはどんどん疑問を出してもらうことがポイント。(例えばクライアントはどんな状況に置かれてる?どんな期待や欠乏がある?どんな提案が一番喜んでもらえそう?などの探索。それを実現するためにどんな課題が必要?どんな作戦が必要?担うチームメンバーの心情は?などなどの追求。)

これは、言い換えれば各メンバーが「本気で課題を実現したい」という欠乏を生起させ、本音でぶつかり合える関係と環境をつくるということ。(皆で実現するために不整合な点や未明な点に踏み込んだり引き出したりしていくことであり、不平や不満を吐露することが本音ではない。)

特に男同士。若かろうがベテランだろうが闘争存在。実現=勝つために追求することが本分なのは一緒。
しかもチームで闘うとなれば能力や役割は生じても、幹となる「本気で課題を実現したい」という想いや熱量が共有できなければ、チームは一つにまとまらない。(逆にそこさせあれば勝機はある)

つまりこれからは、皆で状況を共有し、課題や役割を共有し、その中でも皆が自在に動ける関係と環境をつくることで、仲間や社会からの期待を活力源とした集団づくりが求められているのではないでしょうか?(一昔前の、身分や地位などの私権統合 [1]の中で個人の私権獲得(手柄の取り合い)を最大の活力源にしていた集団のあり方は旧い。)

本ブログでは今までにも「男の子の子育て」などを追求してきましたが、その内容を振り返ってみると、子育て期間だけではなく、大人が集団の中で成長してくための重要なヒントがあります。

◆圧倒的に磨かれた身体能力、体格、精神的な安定度のお兄さんたちに受け入れてもらい、本気で遊び、心の奥からすごい!と心動かされ、どうしたらこんな風になれる?真似したい!こんな風になりたい!
「あんなお兄ちゃんみたいになりたい!」~意欲や活力がぐんっと上がる!異世代外遊びの可能性~ [2]

◆木登り(身体の強化)や、外遊び(仲間をまとめる)、秘密基地づくり(巣づくり)など。男の子は遊びの中で、闘争期待に応える力を養ってきた。
男の子育て、女の子育て ~男と女で子育ては全く違う!違って当たり前~ [3]

◆男の子は、祖父や父親、外のおとなの男の人たちとのやり取りを通じて、男たちが見る世界を掴んでいきます。
男の中で男の子は世界を広げていく!お母さんがすることはただ一つ…✨ [4]

◆男の子は、どんどん外に飛び出していくのが自然な姿「男は、度胸」。闘争欠乏が引き出されて逞しくなる
かわいい息子が、逞しくなる~「男の性を高める子育て」 [5]

◆男脳の特性。なんでも先回りして答えを用意してあげたり、ダメと頭ごなしに否定したり、没頭しているのに口を挟んだり。というのは彼らからすれば大事な成長の機会を邪魔されていると感じてしまう。
思春期は体も心も脳も大きく変化。息子の意識の深層とは・・・ [6]

いかがでしょう。男は大人になっても幼少期に培った遊びのように仲間と本音でぶつかり合うことが活力源と充足源。
頭にこびりついた古い考えを捨てれば、これからの新しい集団づくりを楽しんで追求できそうです。

 

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