- 感謝の心を育むには - http://web.kansya.jp.net/blog -

大人も子どもも一緒。やりたい!気持ちいい!その感覚がどこまでも力を発揮させる。

子どもたちには、本当にいきいき、伸び伸びと成長していって欲しい。

一方、そう願って見守っているのに、声を掛けるとそっぽを向いてしまったり、全然言っている事と違う事をやっていたりと、あまのじゃく真っ盛りの反応を返されると、「え~~!」と心配になってしまいますよね。

でも、大丈夫。
いまはそうかもしれませんが、やりたい!これが気持ちいい!という気持ちが芽生えれば、どこまでも力を発揮していく可能性を子どもたちはみな持っているんです。

これまでもそんな事例たちを紹介してきました。
教える必要は無い。やりたい!という感情が湧けば上がってくる [1]
子どものやる気アップは、大人と同じ。常に「どうする?」を考えること! [2]
自分の気持ちに素直に、好きに向かうことが、新時代の天才を育てる [3]
本物に触れると…心や体が自然と動き出す [4]

そして、今回はとても身近な事例を紹介していきます。
これは、あるお母さんの息子さんの話。宿題もやりたくない(のでやらない)、遊びたい盛りだった息子が、最近なんか急に変わったと。

・夜は早めに寝て、親もまだまだ眠る朝の時間に早く起きて遊んだり、さらには宿題の進捗状況を自ら把握して、遊びと勉強の時間を組み替えたりするようになったり。
・宿題やテストも嫌なものだったのが、点数が取れる友達に秘訣を聞いて、点数が取れるようになったら、またヒアリングを繰り返して、自分なりに勉強の進め方(点数をとる方法)を探索して楽しんでたり。
・実力テストは「いまのぼくの実力を試すんテストなんだ」と、うきうきしていたり。

小学4年生でこんな風に自ら上手くいく方法、ワクワクする方法、ベストな時間帯、段取りを探索していると聞いて、正直大人顔負け!と驚きでした。
(しっかり、親に何も言われない時間に遊びを入れているところも凄いしっかりしてる(笑))

このように学校の課題であれ、スポーツであれ、習い事であれ、何か面白い!ワクワクする!というものを自ら見つけて、私たち大人が思っている以上の力を発揮しているのです。

実は、これは子どもたちだけに限った話でもないんですね。

社会人になっても「やりたい!」という気持ちや欠乏が強ければ、どこまでものめり込んで新たな道を切り拓いたり、深めたりすることは出来るんです。

好きなものに素直に向かう子供(大人もですが)の気持ちにブレーキをかけるとすれば、過剰に心配してしまう親の干渉なのかもしれません。
「大丈夫かな?」「怒られない、嫌われないかな?」そんな気持ちが好奇心を上回れば、欠乏や気持ちを押さえてしまいます。

子どもたちも私たち大人と同じように、未知や新しい刺激や変化に対して探索する回路はきちんと持っています。

だからこそ教える、導くだけが大人の役割ではなく、見守りつつも、共に考え、お父さんであれば追求する仲間、お母さんであれば受け止めてくれる安心存在として、イキイキと新たな世界に向かっていく子どもらを送りだしていきたいですね。

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