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【コラム】「字が汚い」どうしたらいい?字が汚いにもいろんな段階があるのです。

「うちの子、字が汚いんです(><)」という相談をよくいただきます。

よく聞くのは、お手紙交換をよくする女の子のほうが字がキレイということ!

それは文字を相手に伝えるために書くからと言われていますが、「字が汚い」にもいろんな段階があるのです。

 

1 文字以前に、おしゃべり(意思の疎通)はできますか?
2 そもそも、字がキレイにかけない?
3 キレイにかける時もあるけど、宿題の字が汚い?

 

1 おしゃべりして、意思の疎通が出来ているのならば、言葉の基盤は◎
伝えたい!その気持ちを育てそう。

そもそも言葉は、本質を掴み、その掴んだ感覚を周りとすり合わせるために生まれました。
もっと詳しく知りたい方はこちらをクリック [1]

だからまず、おしゃべりして、意思の疎通が出来ているのならば、言葉の基盤は◎です!!
子どもたちとおしゃべりする上で大切にしてほしいのは、最後まで聞くこと。話を否定しないこと。
要領を得ない、ダラダラ話が続く・・・などあるかもしれませんが、まずは伝えたい!と思っているその思いを受け取りましょう♪
そうやって伝えたい想いを育て、言葉にする練習を何度もする中で表現力が磨かれます。

 

2 文字はバランスが命♪体を思い通りに動かすトレーニングが必要です。
文字は手先の事だけと思いがちですが、姿勢、鉛筆の持ち方など体全体のバランスも影響してきます!

参考投稿
・きれいな字を書く人は体の使い方がうまかった! あなたは「まっすぐな線」引けますか?  [2]

お子さんは、リズムに合わせて動くなど、自分の体を思い通りに動かすことはできますか?まずは文字の前に体を動かすから始めてみた方が上手くいくかもしれません!
【肌感覚に学ぶ】幼少期だからこそ育みたい。「からだ・こころ・あたま」をつなぐ感覚統合。 [3] 

 

3 キレイにかけるときもあるけど、宿題の字が汚い?!
きっと一番多いのはこれ!キレイに書ける時もあるけれど・・・
宿題の漢字練習の時の文字が汚すぎる!お直しが多すぎる!イライラという場面ではないでしょうか。

例えば、「漢字の宿題をする」にしてもいろんな期待が入っています。
漢字を覚えてほしい、正しい姿勢で書いてほしい、集中して書いてほしい、キレイに書いてほしい。

そのすべてが統合して始めたバランスの良い字がかけるというのはありますが、一気にあれもこれもはしんどくなってしまう子もいます。

親がやりがちなのが、出来たところではなく、目につきやすい出来なった事ばかり注意してしまうこと。それではやる気にならないのも当たり前です。

どこから磨いていくのかは状況によって様々ですが、よくなったところ、子ども自身が頑張ろうとしている変化を感じ、その変化ポイントを言葉にして伝えていきましょう!!

そして、そもそも実は字がきたない人ほど頭がいい [4]という切り口や 海外では文字は個性だからキレイも嫌いもないなんて事例もあるのです。

 

宿題はちゃんとやるもの、字はキレイに書くもの。などなど、いつでもどこでも完璧を求めすぎると子ども自身も疲れてしまいます。
逆に心配を恐れるあまり挑戦しない子になってしまう可能性も!!!

たかが“字をキレイ”と思うかもしれませんが、これだけたくさんの切り口が詰まっていました!
お子さんはどのタイプでしたか?

お子さんをよく見て、声をかけてみて、変化を感じてみてください☆

 

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