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これからの集団のありかたは?~心で感じた良いも悪いもすべては「本音」。本音で向き合うともっと開かれる~

 

本来、人と人との関係は、波動(波長)を重ね合わせれば、互いに安心感や活力が生まれ、エネルギーが増幅しあえるもの。
心を通わせ合うと、気持ちいいものです。
そして集団は、「本音で人と向き合う中でつくっていくもの」
これからの集団のあり方は?~本音で生きる関係をつくる~ [1]

私たち人類は、(種としては)一匹でも生き抜いてきた哺乳類時代から、集団を形成し、お互いに連携し合う事で数々の逆境を乗り越えてきました。
だから、私たちの身体にはもとから「集団(=仲間)と生きていくための諸機能」が備わっているのです。

いまは「本音で人と向き合うこと」が難しい、その空気を自然と押さえてしまう世の中にはなっていますが、
みんなその中でも必ず「本音で生きていきたい」「みんなを充たしたい、充たされたい」という想いを持っています。

(例えばこんなSNSサービスが生まれていたり・・・リンク [2]

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本当の「本音」で向き合い、自分の本音を相手に受け入れてもらい、相手の本音を自分が受けとめた時、
どれだけ安心できることか、活力が湧いてくることか、解放されることか。

今回は、とても身近な「相手と本音で向き合った」お話を紹介します。

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ある部署で一緒に働く、後輩のTくん(男の子)と、部署内でもみんなを引っ張る先輩Kさん(女性)のお話。

この二人の仲がとにかく悪い!!(笑)

常にギクシャクしていて、部署外にもその雰囲気が伝わるほど。周りは「相手と向き合え」と何度もアドバイスしてきましたが、これまではなかなか二人とも行動できていませんでした。

色々な方面から期待を受けるその部署は、いよいよ年度の切り替わりで更に課題が増え、そんな空気のままでは仕事も上手く回らなくなってきます。

Tくんは、やっぱりこのままだと本当に上手くいかないからと他の部署をまとめる男の先輩、女の先輩に相談。
KさんもTくんが動いている中で素直になれずにキツイ言葉を返してしまったこと、どうしたらいいのかと、それも別の場で同じ男の先輩、女の先輩に相談していました。

当人たちで話すと、いわゆる愚痴(やらないんだったら俺がやったほうが早い、偉そうで嫌だ)やそんな雰囲気を出してしまうけど、実はそれと同じぐらい感謝の想い(実はこういうことに気付いてくれている所に頼っている、感謝している、やってくれている)も持っていたんです。

それを聞いた先輩が、それをお互い“自ら伝える“ように場を設けたら、

「相手は自分のことが本当に嫌いで、沢山ダメだと感じている所を言われる」とお互いが思っていたらしく、身構えていたのですが、本音(感謝の気持ちの部分)も伝えると実は全然そんなことなくて、お互いそんなに見てくれていたし認めてくれていたんだというのが見え、二人ともびっくり!
(そして、相当安心したと思います✨)

最後はお互いの頼れる所と不十分な所をどう補い合い、課題を進めていくかと議論でき、と~っても!前向きな場になったんです。

その後は、それぞれ失敗は有れど、あの悪い空気感はどこに言った・・・!?とびっくりするほど、部署内に会話が飛び交っています。

Tくんは「この(相手と本音で話して向き合えた)スッキリ感を知ったら、何でも行けちゃう気がする!」とエネルギーを溢れさせ、Kさんは言葉にせずとも周りが「全然違う!」と気付くほど纏うオーラが明るくなったんです。

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本音で向き合っていないと、言葉や身振り手振りの一つ一つを通じて「相手は自分の事が本当に嫌い」とまで思えてしまう。
でも、心が感じた「本音」を正直に出すことで、こんなに気持ちも思考も解放される、安心する。

「本音」というと先に愚痴や文句が出てきてしまう、、、それを伝えるって本当にいいんかな?と思えますが、実はそれと同じくらい感謝や尊敬の気持ちも持っているんです。

心で感じた良いも悪いもすべて大切にして、相手と「本音で向き合う」。

それで、もっと皆と充たし充たされる仲間関係を作っていきたいですね。

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