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安定期をどう過ごす? 6歳から12歳(児童期)は、対象を広げたい期!

6歳~12歳の児童期は、最初の“安定期”。
安定期は、内面的成長の視点で見ると「対象を広げたい時期」です。

小学校6年間として見ると、低学年と高学年では様子が大きく変わります。
高学年の女子は初潮もあるなど、大きな体の変化も迎えます。

体と心はどんな風に関係するのか、安定期はどんな時期なのか、
もう少し掴みたいと思います。

一般的には「小4の壁」と言われる時期があります。
10歳前後になると、自分のことを客観的にとらえられるようになる反面、
自己に対する肯定的な意識を持ち辛くなったり劣等感を持ちやすくなる時期です。

(まなびち「小4の壁って何?」 より)

“10歳までに” すべき4つのこと。なぜ「遊べていない人間」はダメなのか? [1]

これまでの万能感が低下してくると、
劣等感や言い訳が出てきたり、急に卑屈な態度を取ったり。。
この頃の子育てあるあるですね。

 

このような時期を、これまで追求してきた
“人間が生き残るために作り上げてきた成長段階”として捉えてみるとどうでしょう。

探る中で興味深い記事を見つけました。

 

小学校高学年「思春期」児童の男女別トリセツ [2]


9歳から12歳は脳のゴールデンエイジ
9歳の誕生日から12歳の誕生日までの3年間は、脳のゴールデンエイジです。

この時期は、特に寝ている間の脳神経回路が爆発的に発達します。

子供たちは想念としての世界観をどんどん広げていきます

 

さらに興味深いのは、男女別の傾向です。

【男子脳の特徴】
・男子には目標が必要
・ほめる時は大人の都合でほめない
・男子は戦いたくて仕方がない時期~競い合う活動が必要
・察する能力は女子の6分の1

…男子にとってはロールモデル(役割の手本)を定めたり、

戦う相手認めてくれる他者など、自分と他者との違いを明確に感じながら、

更にその対象へ向かう関わりを増やす時期です。

 

【女子脳の特徴】
・10歳を過ぎたら一人前の女性~大人の女性に話す言葉を遣う
・エストロゲンが活発に分泌し~集中力が欠如し、イライラする
・女子の生殖本能は優遇と共感を求める
・言葉で労をねぎらうほめ方は信頼感につながる
・すべての男性を拒絶する時期

…女子は身長が伸びる最盛期であり、脳内物質エストロゲンの分泌が活性化するなど、

著しく体が変化する時期。

エストロゲンの分泌により集中力散漫でイライラ

哺乳類メスの生殖本能上一番強い脳の信号「自分が大切にされたい」欠乏も抱えています。

これらを周りとの関係性の中でどう折り合いをつけるか手探りしている時期なのです。

こうしてみると、児童期は対象を広げたい時期であり、

まわりの環境によってどんどん伸びていく時期だということが分かります。

だから、子育ての視点で言えば、どんな人材や場に触れさせるかが大切です。

これまでの追求で言えば、

「イキイキとした若者や高校生など、能力が高い対象や人として尊敬できる人材」

「自然体験や本物プロフェッショナル」など、欠乏が高い時期を逃がさず、機会を作っていきたいですね。

 

「対象を広げたい」欠乏をどれだけ満たせるかで、次の変容期に備えるエネルギーも変わってきそうです。

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